【吃逆】って何のこと?
吃逆という漢字を知っていますか?口へんに乞がついた【吃】と、逆さまの【逆】が一つの漢字になった言葉です。
ヒントは、【吃】の意味が「どもる」。
「どもる」と「逆さま」に加えて、さらに【吃】は口へんですね。
さて、もう分かりましたでしょうか??
正解は…
【しゃっくり】
でした!
【吃逆:しゃっくり】
《「しゃくり」の音変化》
横隔膜の痙攣により、急に空気が吸い込まれ声門が開いて音を発する現象。ほぼ一定の間隔で繰り返し起こるが、自然に治る場合が多い。
〈小学館 デジタル大辞泉〉より【吃る:ども・る】
ものを言うとき、言い出しの音が容易に発音できなかったり、ある音が何度も繰り返されたりする。
〈小学館 デジタル大辞泉〉より
【吃逆】は「きつぎゃく」とも読みますが、現在は【しゃっくり】という読み方で浸透しているようです。
「しゃっくり」には【吃逆】のほか、【噦り(さくり)】という表記も。常用漢字ではない【噦り】ですが、さくり→しゃくり→しゃっくりと音変化し、今では「しゃっくり」に落ち着いて使われているのだとか。
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