【捏ねる】ヒントは手へん!
「捏造(ねつぞう)」という漢字に使われている【捏】の訓読みを知っていますか?
【捏ねる】の意味は「捏造」とは違っていて、自分で何かを作る時にする動作。
料理をする時や、子どもがあるアイテムで遊ぶときに捏ねたり、学生なら美術の授業で誰もが一度は経験したことのある動作です。
分かりましたでしょうか??
正解は…
【こねる】
でした!
【捏ねる:こ・ねる】
1.粉状の物に水などを加えて練る。また、ねばりけのある固まりなどを練って、ある形にする。また、そのような動作をする。
「小麦粉を―・ねる」「粘土を―・ねて土器を作る」「投手が新しいボールを―・ねる」
2.筋の通らない理屈などを繰り返ししつこく言う。また、無理なことをあれこれ言って困らせる。
「だだを―・ねる」「屁理屈を―・ねる」
【捏ねる】という言葉はいろいろある!
普段からわりと使われる言葉の一つですが、【捏ねる】には他にもいろいろな意味を持つ言葉があります。その中から3つ紹介します!
その1:捏ね上げる
【捏ね上げる:こね‐あ・げる】
1.よくこねて作る。
「パンの生地を―・げる」
2 物事をいじりまわしてでっちあげる。
その2:捏ね取り
【捏ね取り:こね‐どり】
餅つきの際、臼のかたわらにいて、餅をこね返すこと。また、それをする人。臼取り。後取り。手合わせ。
その3:捏ね回す
【捏ね回す:こね‐まわ・す】
1.何度もこねてかき回す。
「粉に水を加えて―・す」
2 何度もあれこれしつこく考えたり言ったりする。
「ごたごたと理屈を―・す」
(引用すべて〈小学館 デジタル大辞泉〉より)
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