【蔑ろ】「さげすむ」以外の読み方とは
「蔑む」と書くと「さげすむ」ですが、【蔑ろ】の読み方を知っていますか?
意味は〝あってもないもののように軽んじること〟で、例えば「約束を蔑ろにする」など。
「蔑む」は〝見くだす〟という意味なので、少し違いますが似ている部分があります。
最初の文字は「な」。
分かりましたでしょうか??
正解は…
【ないがしろ】
でした!
【蔑ろ:ない‐が‐しろ】
1.あってもないもののように軽んじること。また、そのさま。
2.しまりのないさま。だらしのないさま。【蔑む:さげす・む】
《動詞「下げ墨む」から派生した語》
他人を、自分より能力・人格の劣るもの、価値の低いものとみなす。見下げる。見くだす。
「―・むような目つきで人を見る」
~【蔑】の漢字を改めて確認してみましょう~
【蔑】には「さげすむ」や「ないがしろ」という読み方があることが再確認できたところで、改めて【蔑】の漢字をおさらい!
【蔑:べつ】
〈音読み〉ベツ
〈訓読み〉さげすむ ないがしろ
ばかにする。無視する。
【蔑】を使っている漢字は?
【蔑】という漢字を見ると最初に思いつきやすいのは「軽蔑」でしょうか?漢字を2つ紹介します!
その1:【軽蔑】
【軽蔑:けい‐べつ】
いやしいもの、劣ったものなどとみなして、ばかにすること。さげすむこと。
「―に値する振る舞い」「いかにも―した笑い方」
その2:【蔑視】
【蔑視:べっ‐し】
相手をあなどって見くだすこと。
「―に耐えられない」
(引用すべて〈小学館 デジタル大辞泉〉より)
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