「よしょけん」?注意をする時などに使うあの言葉
漢字を見たままいろいろな読み方をしてみると分かりそうな【余所見】ですが、この漢字の読み方を知っていますか?
今向いている方向とは違う方向を見たときに、「今、余所見したでしょ!」なんて言われた経験は皆さんもあるのではないでしょうか。
子どもがいる方は、「余所見しないで!」と注意したこともあるかもしれません。
分かりましたでしょうか?
正解は…
【よそみ】
でした!
【余所見:よそ‐み】
1.よそを見ること。わきみ。よそめ。
2.見て見ないふりをすること。
3.「余所目1」に同じ。
【余所目】という言葉もあるそうで、意味がこちら。
【余所目:よそ‐め】
1.よそから見たところ。はたの見る目。よそみ。
2.よそのことのように見ること。傍観すること。
3.「余所見1」に同じ。
4.見ても見ないふりをすること。
【余所耳】という言葉もある!
【余所見】や【余所目】の意味が分かりましたが、実は他にも【余所耳】という言葉があります。一緒に確認してみましょう!
【余所耳:よそ‐みみ】
よそながら聞くこと。それとなく聞くこと。
「夫婦仲のよいのは…よそ目―にもわるくないもの」
【余所】ってつまりどういうこと?
余所見や余所目、余所耳の意味に使われている【余所=よそ】を会話で使う人も多いかと思いますが、具体的にどういった意味があるのでしょうか。「よそ」って何?と思った人のために【余所】の意味も紹介します!
【余所:よそ】
1.ほかの所。別の場所。また、関係のない離れた所。他所。
「―から来た人」「―を向く」「どこか―の店にいこう」
2.自分の家以外の所。また、自分の所属している団体以外の所。
「―の会社の人」「今夜は―に泊まる」
3.自分には直接関係のないこと。関心のないこと。また、そのもの。
「騒ぎを―にけろりとしている」
(引用全て〈小学館 デジタル大辞泉〉より)
改めて意味を確認してみると、確かに「よそから来た人」や「よその会社の人」と言われるとしっくりくる気がしますね!
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