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「燃え尽き症候群」とは
「燃え尽き症候群」
バーンアウト・シンドローム。燃えつき症候群。つらい仕事に起因するストレスのために心身のエネルギーが尽き果ててしまった状態。心的疲労感・空虚感・自己嫌悪・作業能力の低下などが主症状。米国の精神分析医H=フロイデンバーガーによる造語。(小学館刊・大辞泉)
「皆さんが日常会話的に〝燃え尽き症候群〟という言葉を使うとき、『精も根も尽きた状態』のことを表すのではないでしょうか。しかし、心理学的には、より一生懸命に取り組んでいたものが、突然する必要がなくなったり、期待していた結果が得られず精神的にも肉体的にも疲労が溜まり、意欲を失ってしまっている状態のことを表します」と話すのは、心理カウンセラー・吉野麻衣子さん。
一生懸命に取り組むからこそ、「燃え尽き症候群」が起こりやすいという事を指すようです。
ではDomani世代の皆さんはどのようなシーンで、燃え尽き感を体験したのでしょうか。
【質問】あなたは燃え尽き症候群のような経験はありますか
燃え尽き症候群を経験したことが「ある」と回答した人は26.7%、「いいえ」と回答した人は73.3%となりました。約4人に1人が燃え尽きてしまった経験があることに!
「はい」…26.7%
「いいえ」…73.3%
※アンケートは30~45歳の日本全国の有職既婚女性を対象にDomani編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数110名(未回答含む)
燃え尽き症候群のようになってしまった原因Best3!
3位:仕事や育児
「月一くらいで仕事や育児に疲れてしまい、何もやる気が起きなくなってしまう日がある」 (40代・兵庫県・子ども1人)
「仕事や子育てに気を張っていたのに、大きな仕事や子どもの行事が終わったとき燃え尽き感が激しい」 (40代・神奈川県・子ども3人)
2位:子育て
「子育て。特に夜泣きの時期は、自分がいつ寝て、いつ起きているのかもわからないくらいだった」 (30代・愛媛県・子ども2人)
「子どもの受験が終わった直後。この何年間の肩の荷が下りて、燃えかすのようになった」 (40代・青森県・子ども2人)
「子どもの受験で、まさかの第一志望不合格という結果になったとき。今までの頑張りはなんだったのかと、何日間か無になった」 (40代・兵庫県・子ども1人)
1位:仕事
「仕事が忙しすぎて、その後退職しましたが、突然時間にゆとりが出来たら何もする気が起きなくなってしまった」 (30代・愛知県・子ども2人)
「大きな仕事を抱えて2カ月ぐらい満足に家に帰れないときがあった。だんだん心が病んできて『入院してゆっくりしたいな…』と燃え尽き始めました。 今振り返ると本当に危険なので睡眠・食事・自分時間は確保するようにしています」 (40代・宮城県・子ども2人)
「怒涛の仕事量をこなし、困難を解決したあと、家に帰ると何もする気がなくなる」 (40代・大分県・子ども3人)
「頑張って終わらせた仕事が間違えてたとき。白目を向いてしまいそうになる」 (30代・宮崎県・子ども2人)
もう心身ともにいっぱいいっぱいのエピソードでしたが、それをどうやって乗り越えていったのかも聞いてみました。
【体験談】燃え尽き症候群を乗り越えたCase7を公開!
休む
有給を使って会社を休んだり、睡眠をいつも以上に摂る、家でゆっくり過ごすなど、心身ともに休息を摂る人がたくさんいました。使い切ったエネルギーをチャージするイメージでしょうか。