【目次】
・鼻黒ずみには2タイプある
・黒ずみができやすい肌の状態とは
・正しいケアで目指す毛穴レス美肌
・鼻黒ずみでやってしまいがちなNGケア
・鼻黒ずみをケアするおすすめアイテム
鼻黒ずみには2タイプある
鼻黒ずみには2種類のタイプがあります。それぞれ効果的なケアの方法が異なるので、まずは自分の鼻黒ずみがどちらのタイプなのかをチェックしてみましょう。
角栓の詰まり
顔に付着した皮脂・角質・メイクなどは、通常クレンジングや洗顔によって洗い流されます。しかし一部が残って毛穴にたまると、古い角質と混ざって「角栓」ができてしまうのです。
角栓は毛穴にフタをしてしまうため、クレンジングや洗顔をしても毛穴の中まで届かなくなり、皮脂や汚れが肌に長時間とどまりやすくなります。長く皮ふに残った角栓が酸化したものが、黒ずみの正体です。
毛穴の中に黒い角栓が見えるなら、鼻黒ずみの原因は角栓だと考えましょう。
メラニン色素の沈着
鼻黒ずみのもう一つの原因は、メラニン色素の沈着によるものです。メラニン色素が沈着するとできるのが「シミ」です。
毛穴の周りが黒ずむ原因は、主に外からの刺激です。肌に物理的な刺激が加わったり紫外線を浴びたりすると炎症が起こり、それが刺激となってメラニンが過剰に生成されます。過剰なメラニン色素が毛穴の周囲に沈着することで、毛穴自体が黒ずんでいるように見えます。
黒ずみができやすい肌の状態とは
鼻黒ずみを引き起こす角栓や色素沈着などの肌トラブルは、何が原因なのでしょうか? 黒ずみができやすい肌の状態には、いくつか代表的な特徴があります。
皮脂が多すぎる、乾燥している
特に角栓の詰まりが原因で起きる鼻黒ずみの場合、過剰な皮脂の分泌が原因になっている場合があります。皮脂の過剰分泌にはいくつかの要因があります。
ストレスによるホルモンバランスの変化や、甘い物や揚げ物など糖質・脂質が多い食生活が代表的です。しかし乾燥も皮脂の分泌を増やしてしまうことは、あまり知られていません。皮ふが乾燥すると、水分の蒸発を防ぐために皮脂が過剰に分泌されてしまうのです。
肌の細胞が生まれ変わる「ターンオーバー」が乱れることも、角栓ができやすい原因の一つです。肌が乾燥すると正常な周期でターンオーバーができなくなり、古い角質が肌にとどまり角栓になってしまいます。
メイク汚れが残っている
ほとんどのメイクには油分が含まれています。メイク汚れが残っていると皮脂やはがれた角層細胞と混ざり、角栓となって毛穴を詰まらせます。
疲れて帰宅した後メイクをしたまま寝てしまったり、毎日のクレンジングが不十分でメイクを取りきれていなかったりすると、鼻黒ずみができやすい肌の状態に。鼻黒ずみ対策には、高価な美容液を使うよりも、まずはクレンジングや洗顔を徹底することが大切です。
紫外線などの刺激にさらされている
紫外線やお手入れ時の物理的な刺激が、毛穴周りに色素が沈着する主な原因です。
地表に届く紫外線は、波長の長さによって「紫外線A波(UVA)」と「紫外線B波(UVB)」に分かれます。このうち短時間で肌を黒くするのはUVBです。UVBを大量に浴びると肌が炎症を起こし、メラニンが生成されてシミや色素沈着の原因となります。
鼻は顔の中で最も高く紫外線を浴びやすいため、日焼け止めを塗るなど正しいUVケアをしないと毛穴ジミが発生しやすくなります。
クレンジングや洗顔のときに加わる物理的な刺激も、肌の炎症を引き起こします。強くこするといった刺激から毛穴を守ろうとして、メラニン色素が作られてしまうのです。
正しいケアで目指す毛穴レス美肌
鼻黒ずみを予防するには、正しいケアを心掛ける必要があります。角栓を作らず健康な肌を保つためのポイントを、三つ紹介します。
ホットタオルで角栓を柔らかく
角栓の約70%は皮ふの角層細胞などのタンパク質でできているとされ、意外と固いのが特徴です。クレンジングで落としやすくするために、熱を加えて柔らかくしましょう。
角栓を柔らかくするのに役立つのが、ホットタオルを使って肌を温める方法です。金糸や銀糸などが使われていないフェイスタオルを水でぬらして絞り、500Wの電子レンジで1分を目安に温めます。少し時間をおいてから取り出し、温度を確認したのちにタオルを30秒から1分程度顔に当てると、毛穴も角栓も緩み、取り除きやすい状態となります。
毎日の習慣にして、まずは毛穴が目立たなくなるまで続けます。効果を実感しはじめたら、毛穴が気になったときに行う程度でOKです。
▶︎【ホットタオル】の基本の作り方とスキンケア方法(まとめ)
クレンジングで汚れをきれいに落とす
クレンジング剤にはさまざまなタイプがあります。角栓除去を目的とするなら、洗浄力が高いオイルタイプかクリームタイプがおすすめです。クレンジング剤に含まれる油分が角栓の油分を巻き込んでくれるので、油分の配合料が多めのものを選びましょう。
クレンジング剤を使うときは、まずは手のひらで温め、優しく顔になじませていきます。あまり時間をかけると肌の水分まで奪われてしまうため、1分以内を目安に洗い流しましょう。
鼻回りを洗うときには中指と薬指を使い、円を描くようにクレンジング剤をなじませていくと汚れが浮きやすくなります。力を入れすぎず、ソフトタッチを意識すると肌への負担を軽減できます。
洗顔後はしっかり保湿
クレンジング剤を使ってしっかりと洗顔をすると、肌はどうしても乾燥しやすくなります。そのままの状態にしておくと皮脂の分泌が過剰になってしまうので、洗顔後はしっかりと保湿ケアをすることが大切です。
洗顔した直後には化粧水をたっぷり付けます。角栓ができやすいタイプの人には、皮脂の分泌を抑える効果が期待できるビタミンCやBが配合されたもの、毛穴ケアに特化したドクターズコスメなどがおすすめです。
化粧水を使った後は、乳液やクリームを薄くのばして水分や成分の蒸発を防ぎます。ベタつきが嫌な人は、オイルフリーの保湿剤を使うのがおすすめです。
鼻黒ずみでやってしまいがちなNGケア
鼻黒ずみに対して、自己流の誤ったケアをしている人も少なくありません。NGケアを続けていると、ますます黒ずみが悪化してしまうこともあります。自分が間違ったお手入れをしてしまっていないか、チェックしましょう。
ゴシゴシ洗顔
詰まった角栓を取り除こうとゴシゴシ洗うのは、肌に必要な皮脂まで落としてしまうためNGです。油分が足りなくなると、補おうとして逆に皮脂の分泌が過剰になってしまいます。
さらに物理的な刺激によって肌の角質層が乱れると、メラニン色素が過剰に生成されて毛穴ジミの原因になります。洗顔料を使うときは手のひらでしっかりと泡立て、泡で洗顔していきましょう。
顔の内側に泡を付け、外側に向かって泡を転がすように洗うのがポイントです。優しく円を描くように、顔全体に泡を広げていきます。やりすぎると肌が乾燥してしまうので、すすぎまでの時間は20~30秒を目安にしましょう。
角栓を無理やり押し出す
角栓は肌の表面から見えるため、気になって指で押し出そうとする人もいるでしょう。しかし無理に押し出そうとすると、逆に鼻黒ずみが悪化する原因になりかねません。
肌に圧力を加えると、毛穴に大きな負担がかかり炎症を起こします。ダメージを受けた肌は自己防衛のため、角質を厚くして守ろうとします。「角質肥厚」と呼ばれる状態で、キメの乱れやターンオーバー周期の乱れなどにつながるのです。
また無理やり押し出すことで毛穴が開いてしまい、皮脂がたまりやすい状態になりやすいでしょう。毛穴にたまった皮脂は角栓の原因となり、黒ずみを悪化させる悪循環に陥ります。
毛穴パックの使いすぎ
鼻の毛穴ケアに特化したパックの目的は、角栓除去です。しかし毛穴パックは角栓を毛穴から引っ張り出すほど強力なため、はがす際に肌を傷つけてしまいます。必要な皮脂膜まで除去して、肌のバリア機能を弱めてしまう可能性も。
毛穴が開くことで以前より皮脂が詰まりやすくなり、別のスキントラブルの原因にもなるため、毛穴パックの使い過ぎもNGケアです。もしパックを使う場合には、貼ってはがすタイプではなく洗い流すタイプのものを使いましょう。肌に過剰な負担をかけるのを防げます。
鼻黒ずみをケアするおすすめアイテム
黒ずみのないきれいな鼻を目指すには、アイテム選びも重要です。クレンジング剤と洗顔グッズの中でも、鼻のケアにおすすめの2アイテムを紹介します。
一度でしっかりメイクオフ shu uemura フレッシュ クリア サクラ クレンジング オイル
細かい分子のオイルを配合し、肌への負担を抑えて作られたクレンジングオイルです。毛穴の奥まで入り込み、高い洗浄力で汚れを取り除きます。
日本の八重桜から抽出した「サクラの花びらエキス」と「サクラの酒エキス」の整肌成分が、肌のターンオーバーをサポートするのも特徴です。99%が天然由来の成分というのもポイント。フレーバーティーのようなサクラの香りが、スキンケアの時間を華やかにしてくれるでしょう。
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柔らかいブラシで優しく洗顔 SHISEIDO スキンケア クレンジング マッサージブラシ
肌のマッサージと洗顔料の泡立ての両方に役立つ洗顔ブラシです。ぬらしたブラシで洗顔料をよく泡立て、顔全体を洗います。軽くらせんを描くように動かすと、弾力のあるシリコンスティックが肌を柔らかなタッチでマッサージします。
使った後に本体を立てたまま収納できる専用キャップも魅力です。肌に負担をかけない洗顔で、毛穴の目立たない美肌を目指しましょう。
商品名:SHISEIDO スキンケア クレンジング マッサージブラシ
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