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【目次】
そもそも授乳クッションとは?
出産後、間もなく授乳が始まります。授乳は赤ちゃんを抱っこしながら行うため、お母さんの体に負担がかかりがちです。「授乳クッション」を上手に活用することで、体への負担を軽減できます。授乳クッションには、どんな特徴や効果があるのか見ていきましょう。
授乳や育児に役立つアイテム
授乳クッションは、授乳するお母さんと赤ちゃんをサポートするためのアイテムです。
お母さんが赤ちゃんを抱っこしながら行う授乳は、腰をかがめたり赤ちゃんを支えたりする必要があるため、体に負荷がかかります。授乳クッションをお母さんの胴回りにセットすれば、赤ちゃんをクッションに寝かせながら授乳が可能です。お母さんは片手で支えるだけになり、姿勢が安定する上に、腕の負担も軽減します。
授乳のためのアイテムとなると、使用期間が限られているように感じて、購入すべきか迷う人も多いでしょう。
しかし、赤ちゃんが生まれてからしばらくの間は、かなりの回数で授乳する必要があります。新生児の時点で3kgほどの体重があり、体が小さくてやわらかいため、慣れない抱っこをするだけでも一苦労です。
また、赤ちゃんの体重はどんどん増えていくので、腕にかかる重みは日に日に増していきます。デリケートな頭を支え、授乳しやすい角度に固定しながら、1日に10回以上の授乳を想定すると、かなりの負担になるでしょう。
あらかじめ授乳クッションを用意しておけば、お母さんの体への負担が減り、赤ちゃんも楽な姿勢を保てます。お母さんにとっても赤ちゃんにとっても役立つ、重要なアイテムなのです。
授乳クッションの形は3タイプ
授乳をサポートするクッションには、大きく分けて3タイプがあります。
「U字型」「三日月型」「Cカーブ型」それぞれの特徴を知り、自分に合ったタイプを見つけましょう。
安定感抜群!定番の「U字型」
最も定番でオーソドックスな形状が「U字型」の授乳クッションです。
お母さんの腰回りにセットして使うため、体にぴったりとフィットし、安定感がよいことが特徴です。使いたいときにすぐに装着でき、しっかり固定できます。人気商品が多く、参考になるレビューがたくさんあるので、自分に合ったものが見つかりやすいでしょう。
また、しっかりとした厚みがあるものなら、赤ちゃんのお座り練習にも役立ちます。生まれたばかりの赤ちゃんでも授乳しやすいよう、クッションに角度が付いているものや、取り外し可能な枕付きのものもあります。
抱き枕としても使える「三日月型」
産前から産後、授乳期が終わった後まで長く使えるのが「三日月型」の授乳クッションです。妊娠中から抱き枕として活用できます。おなかが大きいと仰向けになることがつらくなりますが、三日月型のクッションを抱き枕にすれば楽な体勢で眠れるでしょう。
また、U字型にも変形できるクッションを選べば、授乳やお座りのサポートも可能です。「せっかくクッションを買うなら長く使いたい」という人に向いています。
寝かしつけにも便利な「Cカーブ型」
近年、増えているのが、寝かしつけにも使える「Cカーブ型」の授乳クッションです。Cカーブ型は長方形のクッションで、真ん中が少しくぼんだ形状になっています。
くぼみのカーブは、ママのおなかにいたときの赤ちゃんの体勢に合わせて設計されたものです。くぼんだ部分に赤ちゃんをのせて授乳すれば、途中で寝てしまってもクッションから降ろさずにそのままベッドとして使えます。
赤ちゃんには「背中スイッチがある」と言われるように、抱っこをしているときに寝ても、布団やベッドに置いたら起きてしまうことが多くあります。Cカーブ型なら赤ちゃんの簡易ベッドになるため、寝かしつけに悩んでいるお母さんにもおすすめです。
授乳クッションを選ぶポイント
授乳クッションを選ぶ際には、必ず確認しておきたいポイントがいくつかあります。
授乳クッションを選ぶ際には、必ず確認しておきたいポイントがいくつかあります。 使いやすさはもちろん、素材や厚みなどもチェックして、お母さんにも赤ちゃんにも最適なクッションを選びましょう。
硬さや厚みをチェック
まずは授乳クッションの硬さと厚みをチェックしましょう。授乳がしやすいものを選ぶなら、沈み込みが少なく、かためで厚みのあるクッションが適しています。
一見ふかふかしている方が、赤ちゃんにとって心地よさそうに思えますが、授乳クッションには安定感や高さが必要です。
丈夫なクッションでも、赤ちゃんをのせて毎日使っていると、だんだんと中身がつぶれていきます。ふわふわ過ぎるクッションだと、赤ちゃんが沈み込んでしまったり、中身が片寄ったりしやすいので注意しましょう。クッション自体にある程度のかたさがあり、赤ちゃんをのせても沈まないものがおすすめです。
また、抱っこの際にお母さんが真っすぐ座れるよう、厚みのあるクッションを選ぶこともポイントです。授乳クッションの高さが合わないと、お母さんが前かがみの姿勢になり、肩こりや腰痛の原因にもなりかねません。
クッションがへたってしまったり、高さが足りなかったりした場合に、中綿を足してボリュームを調整できるクッションもあります。
素材も大切
クッションに使われている素材も、大切なポイントです。授乳クッションは、赤ちゃんの肌が直接触れるものです。また、赤ちゃんは目に付いたものはなんでも口に入れたり、なめたりしてしまいます。
赤ちゃんの肌はデリケートなので、触り心地がよく、肌に優しいものを選ぶのがおすすめです。綿100%やオーガニックコットンなら、通気性や吸水性があり、赤ちゃんも快適に過ごせるでしょう。
機能性にも注目
授乳クッションを長く使いたい場合は、クッションの機能性にも注目しましょう。授乳クッションの中には、さまざまな用途に使える多機能タイプの商品があります。
例えば、妊娠中の抱き枕や睡眠時の枕としても使えるタイプなら、家族みんなで活用できます。
また、赤ちゃんがお座りをし始めると必要になる「サポートクッション」として使うのもおすすめです。生後6~7カ月ごろのお座りは、まだ不安定で後ろに倒れやすいため、背もたれ代わりにクッションを置いてあげるとよいでしょう。
2way・3wayなどの記載があるマルチタイプのクッションなら、使用シーンの幅が広がり、長く愛用できます。
自宅で洗えるものがおすすめ
授乳クッションは、赤ちゃんの肌に触れるものなので、清潔を保ちたいものです。
しかし、授乳の際にミルクがこぼれたり汗を吸収したりと、何かと汚れてしまいます。クッション本体やカバーなどを洗えるものなら、衛生的に長く使えるでしょう。
ただし、商品によってはカバーがよれて、付け直しに手間がかかるかもしれません。できるだけ簡単にきれいにしたい人は、丸洗いできるタイプを選ぶのがおすすめです。
オーソドックスなU字型のおすすめ
オーソドックスなU字型タイプなら、ワンタッチでお母さんの腰回りにフィットします。
お母さんにも赤ちゃんにも使い心地のよい、安定感のある授乳クッションを探しましょう。
丸洗いできる「はぐまむ 洗える 授乳クッション」
はぐまむの授乳クッションは、品質に定評のある日本製です。ギンガムチェックのデザインが、ナチュラルでかわいらしい雰囲気を演出します。
程よい厚みがあるため、授乳に使えることはもちろん、赤ちゃんが成長した際のお座りサポートとして活用することも可能です。授乳が終わった後も、大人が読書やお昼寝に使うなど、さまざまな用途で長く使い続けられます。
クッション本体やカバーは洗濯機で丸洗いでき、清潔に保てるのがうれしいポイントです。替えのカバーも販売されているため、イメージチェンジしながら飽きずに使えます。
商品名:はぐまむ 洗える 授乳クッション
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優れたクッション性でヘタリにくい「dacco 授乳用クッション」
カバーのふんわり感が特徴的な、daccoの授乳用クッションです。腰回りの大きさに合わせて、ふつう・大きめの2サイズから選べます。
優しい肌触りで、赤ちゃんにも安心の上質なパイル生地を使用していることも魅力です。中綿には、弾力性のあるクリスターRECO素材を採用することで、へたりにくくボリューム感が持続します。
カバーとクッションのどちらも自宅で水洗いできるため、清潔に保ちやすい商品です。
商品名:dacco 授乳用クッション
授乳の快適性にこだわった「エルゴベビー ナチュラルカーブ・ナーシングピロー」
抱っこ紐で人気の「エルゴベビー」の授乳クッションです。お母さんの腰に装着したとき、赤ちゃんがおっぱいをくわえやすい高さに設計されています。
特徴的なカーブのおかげで赤ちゃんの頭の位置が程よい高さになるため、楽に授乳を行えるでしょう。赤ちゃんの消化を助けて、吐き戻しなども防いでくれます。また、ママも自然な姿勢で授乳でき、背中の負担が軽減されます。
かための材質は赤ちゃんをのせて毎日使ってもへたりにくく、長く使い続けられるクッションです。
商品名:エルゴベビー ナチュラルカーブ・ナーシングピロー
デザイン重視なら「BOBO ママ&ベビークッション」
おしゃれなお母さんから人気の高いベビーグッズブランド「BOBO」の授乳クッションです。
鮮やかなクロス柄や天じくボーダー、カラフルなタッセル柄など、ポップなデザインはインテリアとしても活躍してくれます。
素材にはガーゼを使用し、六つに重ねることで空気を含み、優れた保温性や吸収性を発揮します。体温調整が苦手な赤ちゃんにはぴったりの素材です。
赤ちゃんのお座り補助や、大人の読書・パソコン作業・お昼寝など、授乳用以外にも使えます。
商品名:BOBO ママ&ベビークッション
妊娠中から使える三日月型のおすすめ
三日月型の授乳クッションは、妊娠中の抱き枕としても使えるため、早いうちから準備しておいても便利なアイテムです。
妊娠中の人は、今から使用できる三日月型クッションも検討してみましょう。
安心の日本製 「LOWYA 授乳クッション」
赤ちゃんの繊細な肌が触れるものだからこそ、安心感のある商品を選びたいママも多いのではないでしょうか。親しみやすい動物の刺しゅうがアクセントになっているLOWYAの授乳クッションは、丁寧な縫製で人気がある「京都西川の国内工場」で作られています。
トップに高さがあり、赤ちゃんの体がお母さん側に自然と緩やかな傾斜を描くデザインがポイント。授乳クッションや抱き枕にするのはもちろん、足枕や腰に当てるクッションとしても使用可能です。
三日月の先にはスナップボタンが付いており、ドーナツ形にも変えられます。
商品名:LOWYA 授乳クッション
清潔に長く使える「サンデシカ 妊婦さんのための 洗える抱き枕」
抱き枕・授乳クッション・お座りクッションなどとマルチに使える、サンデシカのクッションです。
優れたクッション性と弾力性のあるテイジンクリスター素材を採用しており、授乳時に赤ちゃんをしっかりと支えます。両端に付いているボタンを留めれば、授乳中にずれる心配もありません。
カバーだけでなく、クッションも洗濯機で丸洗い可能です。吐き戻しなどで汚してしまっても、自宅ですぐに洗えるので清潔を保てます。
商品名:サンデシカ 妊婦さんのための 洗える抱き枕
体にぴったりフィットする「Meiz 授乳クッション」
体を安心して預けられる、大きな授乳クッションです。
サイズは縦140×幅70×高さ18cmで、抱き枕として使えば腰や背中への負担を軽減し、横向き寝でも楽に眠れます。腰回りに巻き付ければ、授乳クッションや読書の肘掛けとしても使えるので便利です。
お母さんの身長や赤ちゃんの成長に合わせて、中綿の量を変化させれば、高さも調節できます。
外側のカバーとインナーカバーはどちらも取り外せるので、自宅で洗濯が可能です。
商品名:Meiz 授乳クッション
授乳から寝かしつけまで補助するCカーブ型のおすすめ
近年、増えているCカーブ型は、新しいタイプの授乳クッションです。授乳から寝かしつけまでスムーズに行え、赤ちゃんを起こさないことで人気があります。
Cカーブ型のおすすめ授乳クッションを三つ紹介します。
授乳姿勢をサポート「青葉 ベビハグ 授乳用クッション」
赤ちゃんの体を優しく包み込む形状で、安定感抜群の授乳クッションです。
弾力性のある綿はへたりにくく高さもあるため、お母さんの姿勢が崩れず、腕や腰への負担を最小限に抑えられます。
授乳クッションとしてはもちろん、卒乳後にはお母さんのリラックスタイム用クッションとしても活用できるでしょう。本体とカバーはどちらも洗えるので清潔を保てます。
商品名:ベビハグ 授乳用クッション
防塵防水加工付き「マザースマイル ラブツリークッション」
汚れが拭き取りやすい防塵・防水加工が施された、マザースマイルのCカーブ型授乳クッションです。授乳中はミルクや吐き戻しなどで汚れがちですが、防塵・防水加工によって清潔を保ちやすいでしょう。
なめらかなCカーブ設計で、赤ちゃんはお母さんのおなかにいるような安心感を得られます。
授乳後の吐き戻しやクッションに置いた際の背中スイッチを和らげ、赤ちゃんを起こさずに寝かしつけられることも魅力です。
クッションには軽量な「Huvis社製の抗菌ポリエステルわた」を使用し、簡単に移動させられます。
商品名:マザースマイル ラブツリークッション
寝かしつけの神アイテム「おやすみたまご本舗 おやすみたまご」
たまご形のフォルムがかわいらしい、Cカーブ型の授乳クッションです。
赤ちゃんをクッションに寝かせて授乳すれば、途中で眠ってしまっても、そのまま寝かせることができます。赤ちゃんの姿勢を変えたり、クッションから降ろしたりする必要がないため、スムーズに寝かしつけられるでしょう。
二つあれば双子の赤ちゃんに同時に授乳できます。育児雑誌の「寝かしつけ神アイテム」に選ばれたこともある、実力派アイテムです。
商品名:おやすみたまご本舗 おやすみたまご
リーズナブルな授乳クッションのおすすめ
子育てには何かと出費がかさむため、リーズナブルな授乳クッションを手に入れたいママは少なくありません。
使い勝手もよく、お手頃な価格の授乳クッションを紹介します。
カバーは洗濯機OK「ニトリ カバーがはずせる授乳クッション」
生活雑貨で人気を集めるニトリの、リーズナブルなU字型授乳クッションです。ピンクやブルーのパステルカラーが優しい雰囲気を演出します。
コットン製のカバーは雲柄とボーダー柄のリバーシブルになっており、日によって手軽にデザインを変えられるので、飽きずに長く使えます。パイル生地で肌触りがよく、お母さんも赤ちゃんも快適な使い心地です。
授乳クッションの中でもかなりお手頃な2000円以内で入手でき、コスパ重視のお母さんも満足できるでしょう。
商品名:ニトリ カバーがはずせる授乳クッション
国産綿をたっぷり使用「白井産業 のっけて授乳クッション」
目を引くペイズリー柄の、U字型の授乳クッション。リバーシブル仕様なので気分で変えられます。しっかりとした高さがあり、授乳の際におなか部分に装着すれば、お母さんの体への負担を和らげてくれるでしょう。
カバーは洗濯機使用可能で、本体は手洗いに対応しています。
赤ちゃんの首がすわり始めたら、お座りのサポートクッションとしても活用できます。また、大人がパソコン作業をするときや、お昼寝用の枕に使うことも可能です。
コスパがよいので普段使いに最適で、家族みんなで長く使えます。
商品名:白井産業 のっけて授乳クッション