それぞれ訓読みにしてみると読めるかも!
【覚】・【束】ともに小学4年生で学ぶ簡単な漢字なのですが、【覚束ない】という言葉になったとたん、一気に難易度が上がります。
〝かくそく?〟なんて思った方は、ちょっと考え方を変えてみましょう。
ポイントは音読みではなく、それぞれの漢字を訓読みにしてみてください。
その読み方を【覚束ない】に当てはめてみると、聞き覚えのある言葉が浮かんでくるはず!
【覚束ない】の読み方とはいったい?
正解は…
おぼつかない
でした!
【覚束無い:おぼつかない】
1.物事の成り行きが疑わしい。うまくいきそうもない。
「昨年並みの収穫は―・い」「今の成績では合格は―・い」
2.はっきりしない。あやふやである。
「―・い記憶をたどる」
3.しっかりせず、頼りない。心もとない。
「足もとが―・い」「―・い手つき」
4.はっきり見えないで、ぼんやりとしている。
5.ようすがはっきりせず、不安である。気がかりだ。
6.不審である。おかしい。
7.疎遠で相手のようすがわからない。
8.待ち遠しい。もどかしい。
~【覚束ない】の類語紹介~
その1:物思い
【物思い:ものおもい】
あれこれと考えること。また、思いわずらうこと。
「―に沈む」「―にふける」
その2:懸念
【懸念:けねん】
1.気にかかって不安に思うこと。
「安全性に―を抱く」「先行きを―する」
2.仏語。一つのことに心を集中させること。
3.執着すること。執念。
その3:心許無い
【心許無い:こころもとない】
1.頼りなく不安で、心が落ち着かないさま。気がかりだ。
「子供たちだけでは―・い」「古い木橋で―・い」
2.待ち遠しくていらいらするさま。じれったい。
3.はっきりしない。ぼんやりしている。
(引用すべて〈小学館 デジタル大辞泉〉より)
▼分かりそうで意外と読めない!この漢字なんと読む?
イラスト/(C)Shutterstock.com