「そうめん」と「ひやむぎ」は麺の太さで分けられる
「『そうめん』と『ひやむぎ』は麺の太さによって分けられます。JAS規格では、乾めんは、『そうめん』=直径1.3mm未満、『ひやむぎ』=直径1.3mm以上1.7mm未満となっています。しかし、手延べの場合、1.7mm未満であれば、どちらの名前で呼んでも良いことになっています。ちなみに、『揖保乃糸』はすべて手延べの麺です。揖保乃糸では、消費者の方に『そうめん』と『ひやむぎ』を一目で分かってもらえるように、また彩りを楽しんでいただけるように、『ひやむぎ』にピンクと緑の色麺を2本ずつ手作業で入れています」(黒川さん)
味やつくり方の違いではなく、麺の太さの違いだったんですね。レシピサイトなどで「そうめん」を検索すると「にゅうめん」と言うワードも出てきますが、これはまた別のものなのでしょうか?
「にゅうめん」は麺の名前ではなく調理法のこと
「『にゅうめん』は、温かいお汁やつゆをかけて食べたり、煮込んで食べるそうめんの調理法のことを言います」(黒川さん)
「そうめん」は一般的に、冷やしてめんつゆにつけて食べることが多いですが、それを温かくして食べると「にゅうめん」になるそう。ちなみに「にゅうめん」は、奈良県発祥の郷土料理とも言われています。
知っているようで知らなかった「そうめん」「ひやむぎ」「にゅうめん」の違いがわかってすっきり! 出番の多いこれからの時期、食卓に「そうめん」や「ひやむぎ」が並んだら、この豆知識をぜひ披露してくださいね。
揖保乃糸HP
画像提供:兵庫県手延素麺協同組合
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