そもそも「ココナッツオイル」とは?
ココヤシから抽出された油
ココナッツオイルとは一般的に、ココヤシの実の胚乳から抽出された油脂のこと。
植物油には珍しい飽和脂肪酸を多く含む油だそうで、タイ料理などでよく使われるココナッツミルクのオイル部分だけを抽出し、ろ過したものなのだそうです。
ココナッツオイルは髪の毛に効果的?
ココナッツオイルは肌への保湿ケアアイテムとしてはもちろん、クレンジングやヘアケアなど、オールマイティに使えるのだそう。
髪の毛のパサつきやダメージを防いでくれる効果が期待されているそうで、強い抗菌作用と抗酸化作用から、頭皮クレンジングなどに使用するのもおすすめ。
ココナッツオイルの髪への使い方
乾燥の気になる髪への保湿ケアとして
ココナッツオイルは、乾燥が気になる髪の保湿ケアにおすすめだと言われています。
ココナッツオイル自体に髪を補修する効果はないのだそうですが、パサつきが気になる部分に塗布することで手触りのいいツヤやうるおいのあるヘアに近づくのだそう。
使い方はココナッツオイル1円玉大くらいを手に取り、濡れた状態の乾燥が気になる髪に塗布します。毛先など、とくに乾燥が気になる部分にはさらに重ねづけし、その後ドライヤーで髪を乾かしましょう。
濡れ感のある髪へ仕上げるスタイリング剤として
ココナッツオイルはスタイリング剤としても使用できるようです。
髪全体に塗布する場合は500円玉大くらい、毛先のみに塗布する場合は1円玉大くらいの量のココナッツオイルを。乾いた髪に揉み込むようになじませるだけで、濡れ感のある旬なウエットヘアが完成します。
スタイリング例1:シースルーバング
ココナッツオイルをスタイリング剤として使用する具体例として、「シースルーバングを作る」方法があります。
オイルはほんの少量でOK。指に薄くオイルがついた状態で、前髪の毛束を細かくつまみ、シースルーにスタイリングしましょう。
つけすぎるとリカバリーが難しいので、足りなければ足していくというようにスタイリングするのがベストです。毛量が少ない部分なので、つけすぎて清潔感なく見えてしまうことは防ぎたいところ。
スタイリング例2:後れ毛
ココナッツオイルは後れ毛になじませて、色っぽい束感を作ることもできます。
やり方は指先にほんの少量オイルをのばしたら、顔まわりに出した後れ毛を優しくつまむだけ。
後れ毛は出してそのままではなく、軽く巻いたり束感を出したりすることでこなれ感がアップする場所です。出し過ぎ、オイルのつけ過ぎはだらしなく見えるので、束数や毛量には注意してくださいね。
スタイリング例3:濡れ感スタイル
まだまだ人気の濡れ感スタイル。髪の広がりを抑える役割だけでなく、地味なダウンスタイルでもこなれた雰囲気に格上げしてくれる魅力があり人気です。
いつものスタイルが女っぽくきまるメリットも。
ココナッツオイルを手のひら、指の間までしっかり広げたら髪をつかむように手ぐしでなじませます。耳の後ろや襟足の上は髪が乾きやすいのでしっかりめに塗布しましょう。オイルをさらに足して表面を手ぐしでさっととかし、束感を出します。
前髪や後れ毛にも束感を作りつつ、耳のまわりをタイトにまとめ今っぽくておしゃれなウェット感を出しましょう。
頭皮クレンジングとしてもGOOD
ココナッツオイルは、頭皮のクレンジングやヘッドマッサージを行う際にもおすすめされているのだそう。
100円玉大くらいのココナッツオイルを手のひら全体になじませたら、指を頭皮に当て、頭皮全体をほぐすように優しくマッサージしていきましょう。
これにより頭皮の血行が促進され、健康な頭皮状態、豊かな美髪へ導いてくれるそうです。
効果的な頭皮クレンジングの具体的手順
ココナッツオイルを使った具体的なマッサージ方法を紹介します。
1. 指の腹を髪の生え際に置く。
2. 顔を引き上げるようにして頭頂部に向かってジグザグに押し上げる。
3. 耳上→ハチ→センターの順に行ったら、後頭部も同様にマッサージする。
4. 親指のつけ根をこめかみに当て、目元が引き上がる方向へと円を描く。
5. 4を5回行ったら最後、グーっと押して完了。
ヘアトリートメントに混ぜて保湿力をアップさせる
普段使用しているトリートメントにココナッツオイルを加え、より保湿力をアップさせ髪をしっとりと仕上げるのもおすすめの使い方。
インバストリートメントに混ぜて使う場合は、適量のトリートメントに1~2滴のココナッツオイルを混ぜてそのまま髪になじませましょう。5〜10分おいたらぬるま湯でしっかりすすぎます。
アウトバストリートメントに混ぜて使う場合は、トリートメントの半量から3分の1程度のココナッツオイルを目安に混ぜ、髪に塗布しましょう。
ココナッツオイルを髪に使用する際の注意点
食用のココナッツオイルは使用しない
ココナッツオイルは一般的に、食用と美容ケア用に分けられ、食用のココナッツオイルを肌や地肌に塗ることは推奨されていません。
食用のココナッツオイルは不純物や添加物を含んでいる場合も多いそうで、敏感肌の人はとくに肌トラブルを起こしてしまう可能性があるのだそう。
食用でも体に使用できるものもありますが、基本はスキンケア用やヘアケア用のココナッツオイルを選ぶことをおすすめします。