「人付き合い」が苦手、疲れてしまうという人へ
人付き合いの得意、不得意に関わらず、面倒になったり疲れることは、実は誰もが経験すること。無理して付き合い続けると、思いのほか疲れたり、なぜだか寂しい気持ちが湧いてしまうのです。知らず知らずのうちに、人前で無理をして明るく振舞っていませんか?
もともと真面目な性格で、つい何でも頑張ってしまうタイプの人、自分の気持ちよりも相手の気持ちを優先して考えてしまう人は、要注意です。人付き合いがなくても平気な人もいますが、多くの場合は「人と関わりたい」気持ちがあるもの。そう思っていても、うまくできないことで悩むのではないでしょうか。さらに過去に、人間関係で傷ついた経験があると、小さな1歩を踏み出すにも勇気が必要。疲れてしまうのも無理はありません。
まずは、人付き合いが苦手だと感じる自分の傾向や、疲れる時のパターンを理解して、認めるところから始めてみるといいかもしれません。その上で、自分に合った対処法を探ってみませんか。
「人付き合い」が苦手な人の特徴とは?
「人付き合い」が苦手な人の特徴には、どんなことがあるのでしょうか。例えば、次の5つのパターンを考えてみましょう。
自分がどう思われるのか気になって仕方がない
他人からの評価で自分の価値を決めてしまいがちな人は、人付き合いで常にストレスにさらされ、疲れます。多くの場合、自分が思うほど「他人は自分のことを気にしていない」ことがほとんど。あなた自身も、気になって仕方がない他人は、それほど多くはないのではないでしょうか。周囲はあなたの言動をいつまでも覚えてはいません。
純粋に人見知りで、1人でいるのが好き
人見知りの人は、好き嫌いではなく、人と話すことが苦手で、話す際には緊張してしまうことが多いでしょう。ですので、性格にもよりますが、会社の飲み会など、多くの人が集まる場所では気疲れしてしまいます。人と付き合う時間よりも、1人でアートに触れたり、作品を造ったりと、作業に没頭しているときが1番心地よく、自分らしくいられるのです。
会話が苦手で上がってしまう
人といるだけで緊張してしまい、何を話したらいいか分からない人もいます。自分から人に話しかけられない人も多いことでしょう。また、沈黙に耐えられず、「何か話題をふらなければ… 」と、気持ちが落ちつきません。人と話すことへの緊張と義務感で疲れてしまい、「人と会話を楽しもう」という気持ちや感覚になりにくいのです。
人からの頼まれごとを断れない
「頼まれると嫌と言えない」性格の人は、つい無理をして自分で抱え込んでしまうので、疲れてしまいます。自己犠牲的な考え方で「他の人がやるのも大変だから、自分がやった方がいい」と思い、「他人を気持ち良くさせること」を最優先してしまうのです。
空気が読めない
周囲が盛り上がっているときに冷静な発言をして、周囲から「空気が読めない」と思われる人がいます。本人は悪いことをしている意識がなく、自分が感じたことを、良いことも悪いことも素直に発言します。そのため、周囲は批判的な反応に戸惑います。
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「人付き合い」が苦手な人の心理も紹介
人付き合いが苦手な人は、1度自己分析をして、心の中でどんなことが起きているのかを、見つめてみるといいかもしれません。次の中から、自分の心理に近い状況はありますか?
人に合わせる方が楽
人に合わせすぎて、付き合い続けると振り回されることが多いでしょう。その結果、我慢する状態が続き疲れてしまいます。一方で決断しているのは他人なので、決断の責任をとらなくていいという点では、他人任せは精神的には楽な面も。実は、他人に合わせて振り回されるという大変さと同時に、決断しなくても良いという楽さもあります。