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2022.01.03

おせち料理で使う「祝い箸」、両端使うのはNG!?【年末年始にやってはいけない20のこと】

両端が細くなっているため、一方で取り分けて、箸を持ち替えもう一方で食べるなんて使い方をしている人はいませんか? そんな使い方をしていると、せっかくのご利益を受けられないかも!

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お正月に使う「祝い箸」。使い方にルールはある!?

お正月やお食い初めのときに使う「祝い箸」。 お箸の真ん中が太く、両側が細くなっていますが、両側使っていいという訳ではないので、ご注意を! 今回は「祝い箸」の使い方や意味について、マナーコンサルタントの西出ひろ子さんに伺いました。

そもそも「祝い箸」とは!?

「祝い箸とは、柳などの白木の両側を細く削ったお箸のことです。お正月や婚礼などのお祝い事の食事で使用することが多いですね。使い捨てられることもありますが、お祝いは何度あっても良いという考え方からも、同じ祝い箸をある程度繰り返し使うこともあります。一般的に祝い箸は、紙の箸袋に入っていることが多いです」(西出さん)

祝い箸の片方は神様が使うためのもの

「祝い箸は、両側が細く、両方使用できる型になっています。これは片方は自分が使い、もう片方は神様が使って、共に食事をするという考え方に基づいています。お正月は、神様にも召し上がっていただくというわけですね。

決まりごとではありませんが、お正月に使う祝い箸は、箸袋に家族それぞれの名前を入れ、大みそかに神棚に供えるとも言われています。元旦にはその箸をおろしてお祝いの料理をいただきます。その後、松の内のあいだは洗って繰り返し使い続けるとされています」(西出さん)

別名「柳箸」「俵箸」とも言われている

「祝い箸には柳がよく用いられ、別名『柳箸』と言います。これは、お正月など大切なお祝いの席で箸が折れると縁起が悪いため、簡単に折れないよう丈夫な柳を使用しているからです。さらに縁起のいい漢字をあてて『家内喜(やなぎ)』とすることも。また、両側が細く、中央が太い姿を五穀豊穣の象徴である俵(米)に見立て『俵箸』という別名もあるんですよ」(西出さん)

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マナーコンサルタント

西出ひろ子

参議院議員秘書を経て政治経済ジャーナリストの秘書を経験。その後 マナー講師として独立渡英し海外で起業した経験もあるため、グローバルな視点からマナーをわかりやすく解説している。その実績や成果は、テレビや雑誌などでもマナー界のカリスマとして多数紹介されており、「マナーの賢人」として「ソロモン流」(テレビ東京)や「スーパーJチャンネル」(テレビ朝日)などのドキュメンタリー番組でも紹介された。基本のマナーとそこに気くばりを加えたワンランク上のマナーを紹介した新刊、『さりげないのに品がある気くばり美人のきほん』が好評発売中!
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西出ひろ子マナーサロンHP

イラスト/村澤綾香 構成/木戸恵子

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