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2024.07.18

「鬼灯」の花言葉とは? 読み方や意味、食べられる実の効能などを紹介

赤い提灯のような実が特徴の、「鬼灯(ほおずき)」。お盆に鬼灯を飾るのが慣わしという地域もあるでしょう。この記事では、鬼灯の花言葉や意味、鬼灯の種類や食べられる実の効能などを紹介。鬼灯の育て方も見ていきましょう。

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「鬼灯」の意味や読み方とは?

赤い提灯のような実をつける「鬼灯」。お盆に飾ったり、寺院などで「ほおずき市」が開かれたりするため、なじみがある人も多いでしょう。鬼灯は、生薬として使われるなど、古くから親しまれている植物。本記事では、鬼灯について見ていきましょう。

意味

鬼灯の読み方は「ほおずき」。ナス科ホオズキ属の多年草です。原産地は主に東アジアや日本。その他、ヨーロッパや西アジアなどに約100種類分布しています。

5月から7月頃に花が咲いた後、「萼(がく)」の部分が発達。丸い実を包む袋状に変化します。オレンジに色づくのは8月から9月頃とされています。

お盆になると、仏花として鬼灯を飾る地域は多いでしょう。そのため、鬼灯といえば“夏の風物詩”という印象を持つ人もいるかもしれません。鬼灯はその実の形から、ご先祖様や死者を導く提灯に見立てられ、仏壇や精霊棚に飾るようになったとされています。

3つの鬼灯

(c) Adobe Stock

「ほおずき市」も有名

7月頃になると、日本各地の寺社仏閣では「ほおずき市」が開かれます。特に有名なのは、東京都にある浅草寺の「ほおずき市」でしょう。浅草夏の風物詩として知られ、境内には約100軒ほどの露店が並びます。色とりどりの風鈴とともに真っ赤に色づいた鬼灯が目に鮮やかで、江戸情緒を味わえると評判です。

生薬として使われることも

観賞用の鬼灯は、生薬としても使われています。全草を酸漿(さんしょう)、根茎を酸漿根として扱われ、咳、発熱、のどの痛み、むくみなどに効き目があるとされています。

由来や語源

鬼灯の名前の由来には、さまざまな説があります。鬼灯の実が赤く染まることから、「頬」をイメージさせるため「ほおずき」と呼ばれるようになったとか、実を包んでいる部分がまるで火がついたように見えることから「火火着(ほほつき)」と呼ばれていたなどがありますが、いずれも真偽は定かではありません。

鬼灯の種類

「鬼灯」は、耐寒性が強いため初心者でも比較的育てやすい植物です。主な種類には、「サンズンホオズキ」「ヨウラクホオズキ」「丹波大実ホオズキ」があります。

「サンズンホオズキ」は草丈15cm〜20cmと小型の品種のため、鉢植えに向いています。「ヨウラクホオズキ」は、薙刀(なぎなた)のような細い形の萼が特徴で、江戸時代にはすでに栽培されていたという古い品種です。また、「丹波大実ホオズキ」は、特に実が大きく、草丈が100cmほどになる大型品種。主に切り花として使用されています。

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