【目次】
・血色メイクはベースの肌作りから
・血色メイクには「チーク」の存在が欠かせない!
・体温がグッと上がるリップメイクのやり方
・柔らかな温もりを演出するアイメイクも
血色メイクはベースの肌作りから
ベースはうるおいたっぷりの肌に
せっかく血色感を仕込んでも、ベースの肌が乾燥していたら一気にお疲れ顔に…。ベースの肌はトーンアップ系のコントロールカラーやオイルインファンデーションを使って、うるおいたっぷりの肌を作りましょう!
余計な皮脂分泌されやすい小鼻周りは、スポンジを使って叩き込みファンデーションを密着させて。
おすすめは光と血色感を宿すピンクカラー
▲ジルスチュアート ビューティ|ジルスチュアート イルミネイテインング セラムプライマー 03 [SPF20・PA++] 30ml
血色メイクにおすすめのベースは「ピンク」。乳液のようになめらかに伸びるので、つけ心地◎。パール剤やダイヤモンドパウダー入りなので、肌にツヤを出しながら、光をボカして肌悩みをカバーします。
「自然な血色感が生まれ、温もりのある肌に仕上がります」(ヘア&メイクアップアーティスト 佐伯エミーさん)
「寝不足の朝でも疲れがとれない顔の日でも、これをひと塗りで元気チャージ。顔色がよくなるだけでなく、ツヤもアップします。ツヤがあるとかえって毛穴が目立ってしまうことがありますが、これが不思議となめらかなツルツル肌になるのです。私は『04 サンライズピンク』のカラーも好き。ハッピー感が出ておすすめです!」(ヘア&メイクアップアーティスト NANAさん)
血色ニュアンスでシミもカバー
頬骨まわりの気になるシミは、練りタイプの血色カラーをつけることで目立たなくなります。血色ニュアンスをつけるタイミングは「ファンデーションを塗った後」。指にとったら頬骨に沿り、まが玉フォルムをイメージしながらトントンとつけていきましょう。スポンジを使って境目をボカせば、さらにナチュラルな仕上がりになります。
▲(右)NARS エアーマット ブラッシュ 00535
ムースのようなクリーミーな質感で、ふんわり柔らかな発色。
(左)セルヴォーク インフィニトリー カラー 16
肌にのせるとダークレッドが自然な血色ニュアンスに。繊細パールでシミの目隠しに有効。
血色メイクには「チーク」の存在が欠かせない!
大人は「ほんのり透けたような血色感」が命
血色感をまとうには、やはりチークの存在は欠かせません。
でも、大人女子がチークをするとき、若い頃と同じように頬の高いところ中心に楕円に入れるやり方は頬骨が強調されるので△。
ヘア&メイクアップアーティストの佐伯エミーさんによると、血色感はチークを入れたとわかるように入れるのではなく、ほんのりと透けるようにまとうのがベストだと言います。
「チークを入れたとわかるように血色感をつけるのではなく、頰全体に血色感をふわりと重ねて、まるで肌になりすましたようになじんで見せるのがポイントです。軽やかでほんのり透けた血色感を“こけて見える部分までまとう”ことで、ふっくらとハリのある肌を演出できます」(佐伯さん)
肌なりすましチークのやり方
ほんのり透けたような血色感の「肌なりすましチーク」の手順は以下。
1. 大きめのブラシにチークをとり、ティッシュになじませる
「チークに使うブラシは、大きいブラシがおすすめです。大きいブラシを使うとふわっと透けるようにチークを入れることができます。チークをブラシにとったら、ティッシュの上で何度かトントンと叩き込みながらブラシを360度回転させチークの粉をブラシ全体にまんべんなく含ませます。こうしておくと、チークが肌にベタッとつくのを防げます」(佐伯さん)
2. 頬の高いところにトントンなじませる
「笑ったときに頰の一番高いところにブラシの毛先を垂直にあて、直径5cmくらいの丸形をイメージしてトントンとおきます。ほんのり血色感がつく程度でOKです」(佐伯さん)
3. チークの上下をなじませる
「丸く入れたチークの上と下にブラシをすべらせ、肌となじませます。このときチークをつけ足す必要はありません。上をなじませるときは、黒目の下くらいから緩やかな弧を描くようにして耳前までブラシをすべらせます。下をなじませるときは、上唇の高さくらいまで広めにブラシをすべらせます」(佐伯さん)
40代の血色感作りは「渋赤チーク」
大人の血色メイクに使うチークは「渋赤チーク」がおすすめ!一見とても濃い色に見えますが、肌にのせると軽やかかつ落ち着きのある血色感を演出することができます。
▲SUQQU メルティング パウダー ブラッシュ 07
しっとりパウダーでムラなく広がり、血色感とツヤ感をほんのりと仕込むことが可能。
▲スナイデル ビューティー パウダー ブラッシュ 04
肌のトーンに寄り添いながらなじむ繊細な発色で、ふんわりと透明感のある仕上がりに。
体温がグッと上がるリップメイクのやり方
おすすめはコッパーベージュ系リップ
頬に血色感をまとったら、口元に可愛らしさを投入しましょう。おすすめのリップはコッパーベージュ系。
▲(右)SUQQU バイブラント リッチ リップスティック 01
ソフトマットな質感でわずかに光沢を帯びたリップ。濃密な発色。
(左)ゲラン ルージュ ジェ リフィル 11
軽やかな発色で、うるおいのあるツヤが特徴。
可愛らしさを投入するリップメイク
コッパーベージュ系のリップにオイルを重ねることで、肌なじみとフレッシュなツヤを両立することができます。
1. リップを持って手首のグリップを効かせながら、唇の山を丸みをつけて直塗りする。
2. グロスを唇の中央のみに塗布して完成!
柔らかな温もりを演出するアイメイクも
知的さと好感度をキープする赤がおすすめ
温もり感じるアイメイクには「赤」を使ってあげると、遊び心を与えながらも知的で好感度もキープできます。でもやりすぎは厳禁。「頑張りすぎ感」が出ないスッキリ上品な印象に仕上げるのがポイントです。
「40代が赤メイクを攻略するには、赤を利かせながらもやりすぎないさじ加減が必要です。アイホールに赤を広く入れる塗り方ではなく、目頭からは細く入れて目尻のみ丸く重ねる塗り方がおすすめです。目を開いたとき、赤がチラッと見える程度だとすっきり感や上品さをキープでき、お仕事メイクにも使えます。形のイメージは“おたまじゃくし”です。目尻だけの重ね塗りで赤が濃くなるので、目元がキュッと引き上がって見えるメリットもあります」(佐伯さん)
「おたまじゃくし形」アイメイクのやり方
1. 赤を目頭から目尻に細く入れる
先に明るいベージュパールでまぶたをトーンアップしたら、赤系アイシャドウをチップにとって、目頭から目尻まで細めに入れていきましょう。
2. 目尻のみ重ね塗りをする
薬指に赤系アイシャドウをとって、目尻のみ「楕円形」になるようトントンと重ねていきましょう。チップでは色がつきすぎる可能性があるため、指で行うのがポイント。下まぶたは再度ベージュパールを使って、目頭から目尻まで細めに入れほんのりとしたニュアンスを加えて。