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2022.03.06

コバエの発生源はどこ?家庭でできるコバエの対処法と撃退アイテム

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4~11月頃に見かけるコバエは、見るだけで不快に感じるものです。たとえ1匹駆除できても、発生源が分からないと、根本的な解決にはなりません。家庭でよく見るコバエの特徴から発生を防ぐ予防策、コバエを退治する便利アイテムをチェックしていきましょう。

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家庭内でよく見るコバエとは?種類と発生源を解説

コバエとは小さなハエの総称で、実際にはさまざまな種類が存在します。生態や発生源が異なるため、しっかり駆除するためには、ハエの種類を特定することが重要です。

家庭内でよく見るコバエの種類をチェックしておきましょう。

コバエ 発生源 原因 どこ

植物のある家庭で見られやすい「キノコバエ」

湿気の多い、うす暗い場所を好むコバエです。体長は3mmほどで、灰黒色で細長い体形が特徴。観葉植物や土に生えるキノコを養分とするため、観葉植物のある家庭でよく見られます

キノコバエは、観葉植物の腐葉土や日陰にある植木の根本に卵を産みます。たとえ鉢植えがベランダや庭などの室外に置かれていても、その場所の日当たりが悪ければ油断はできません。

産み付けられた卵が孵化して成虫まで育てば、室内へと侵入する可能性も考えられます。

衛生面で特に注意が必要な「ノミバエ」

腐敗した植物や生ごみを好むコバエです。動物の排せつ物から発生することもあり、ペットを飼っている家庭でよく見られます。体長は2mmほどと小さく、後ろ足が長いのが特徴です。

ノミバエは、その小さな体と俊敏な動きを生かして室内に侵入します。生肉や乳製品など、食品に卵を産み付けるので、衛生面において非常にやっかいです。

食べ物が置かれる食卓やキッチン、生ごみ周辺に発生しやすいため注意しましょう。食材をよく出しっぱなしにしている家庭では特に、清潔に保つ心がけが必要です。

腐敗した食材に発生しやすい「ショウジョウバエ」

日本で特に多く見られるコバエです。生ごみや発酵食品に発生することが多く、中でも腐った果物を好みます。体長は2mmほどで、丸みのある体と赤い目が特徴です。

ショウジョウバエは室内へと好んで侵入し、腐敗した食材を狙って活動します。生ごみにたかりやすいため、キッチンで見かけることがほとんど。例えば、黒くなったバナナにコバエが群がっていた場合、ショウジョウバエである可能性が考えられます。

汚水に寄ってくる「チョウバエ」

湿地や沼など、ジメジメとした場所を好むコバエです。体長は1~5mmと比較的大きめで、体の表面は毛で覆われています。加えて、羽が大きいので見分けやすいでしょう。

家庭内の主な発生源は、下水溝や汚水溝などの汚水がある場所です。キッチンやお風呂場、洗面所の排水周りで見かけるコバエは、チョウバエの可能性が高いでしょう。

夜行性のため、日中は壁に静止していることがほとんど。ほかのコバエに比べると気付きにくいかもしれません。

コバエの放置は危険!見逃し厳禁の理由

コバエは基本的に、不衛生な場所に発生しやすい傾向があります。放置すれば、健康に被害を及ぼす可能性も。詳しくチェックしていきましょう。

コバエ 発生源 原因 どこ

健康的な被害はある?コバエがもたらす害

コバエはときに、人に健康被害をもたらすことがあります。まず注意したいのが「食中毒」です。コバエは不衛生な環境に発生しやすいため、病原菌を媒介してしまう可能性があります。

また、ノミバエは食品に卵を産み付けることがある点にも注意しましょう。人が知らずに口にした場合、体内で卵が孵化し、生育した幼虫が腸を刺激して腹痛や下痢などを引き起こす場合もあります。

ほかにも、チョウバエの幼虫が目や口、鼻などから体内に入るケースもあります。これらの症状をハエ症といい、衛生面において問題視されている被害の一つです。

健康的な被害とは違い、食品に群がったり飛び回ったりする姿は不快感を抱くものです。気分が落ちてしまうこともあるので、早めの対策が必要になるでしょう。

参考:日本防疫殺虫剤協会

コバエは大量発生しやすい害虫

コバエは1~2匹程度であれば、特に問題はないと思われがちです。しかし、たとえ1匹でも十分警戒しなければいけません。なぜなら、コバエは産卵数が多いうえに繁殖スピードが早いという特徴があるからです。

例えば、生ごみにたかりやすいショウジョウバエは、1日に約40個もの卵を産みます。寿命は1〜2か月ほどなので、生きている間に産む卵の数は数千個です。約10日で成虫になり、メスは羽化から3日ほどで産卵し始めます。

ほかのコバエに関しても1回に産む卵の量は多く、成長スピードも早いので、放置すればあっという間に大量発生してしまいます。

コバエの発生を防ぐ4つの予防策

コバエのいない生活を送るためには、とにかく発生させないことが重要です。防ぐためには何ができるのか、効果的な予防策を紹介します。

水回りを清潔に保つ

キッチンやお風呂場、洗面所などの水回りに汚れやヌメリがあると、コバエが寄ってきます。垢や石けんカス、生ごみなどはコバエの幼虫の栄養となり、産卵する場所としても最適です。

さらに、キッチンやお風呂場などには換気扇や窓が備わっていることが多く、屋外から侵入しやすい場所ともいえます。

コバエにとって産卵しやすい環境を作らないために、水回りは清潔に保つことが何よりも重要です。垢や石けんカス、生ごみは小まめにとり、ヌメリを残さないようにしましょう。

屋外からの侵入を防ぐ

コバエの卵を駆除するだけでなく、屋外からの侵入を防ぐことも重要です。コバエの侵入を断つことができれば、卵を産み付けられる心配もなくなります。

具体的な方法としては、網戸を網目の細かいものに替える、窓を開けっ放しにしないなどが効果的です。室内の照明は、防虫用に切り替えましょう。照明から出る紫外線に、コバエが寄ってきてしまうのを防げます。

ちょっとした努力と工夫で屋外からの侵入を防ぐことができれば、コバエの発生率を下げられるでしょう。

生ごみはこまめに処理する

コバエは生ごみのにおいを察知して、室内へと侵入してきます。生ごみはこまめに処理して、においが漏れないようにすることが大切です。

生ごみを捨てるときは、水を切って、新聞紙やビニール袋などに入れて密封しましょう。ごみの収集日まで時間がある場合は、フタ付きのごみ箱に入れておくのがおすすめです。においの漏れを防げるほか、コバエが生ごみにたかるのを防げます。

生ごみ以外にも、果物や食べ残しは出しっぱなしにしないようにしましょう。果物は冷蔵庫や密閉できる容器に入れて保存し、食べ残しはラップをかけて冷蔵庫で保存すると衛生的です。

観葉植物は定期的にお手入れする

室内や日が当たりにくいベランダなどに観葉植物を置いている場合は、定期的にお手入れをすることで、コバエの発生を防げます。特に、植物を発生源とするキノコバエの予防策に効果的です。

まずは、土を無機質なものに替えましょう。コバエは有機質の土を好みやすいので、無機質に替えるだけで、コバエにとって生活しにくい環境になります。無機質の土はたとえ孵化しても繁殖しにくくなるので、大量発生を防げるでしょう。

水やりの仕方も改めなければいけません。たっぷりの水を与えてしまうと、土は長時間湿ったままの状態になります。湿っている土はコバエが好みやすいので、水を与えるときは、土が乾いているのを確認してからにしましょう。受け皿に水をためっぱなしにせず、頻繁に洗うことも重要です。これによりコバエが寄り付きにくくなります。

コバエを撃退する便利アイテム

どんなに気を付けていても、2mmほどしかないコバエの侵入を完全に防ぐのは容易ではありません。屋内でコバエを見つけたときは、撃退アイテムを活用して駆除しましょう。

観葉植物コバエ発生なぜ原因理由殺虫剤以外撃退方法薬剤駆除方法予防対策 

アース製薬 コバエがホイホイ

コバエの習性をうまく活用した便利アイテムです。コバエが集まりやすい赤色の容器に、コバエが好む紹興酒と黒酢の香りを漂わせることで、自然と引き寄せられるようになっています。

コバエは誘導路を伝って容器の中に入り、最後は角切りゼリーがコバエをキャッチして離しません。ゼリーは高保湿性で乾燥に強いので、1か月ほど効果が続きます。

置き型タイプで、殺虫剤が使えないキッチンやお店の厨房などにおすすめです。主に、ショウジョウバエとノミバエの駆除に適しています。

観葉植物コバエ発生なぜ原因理由殺虫剤以外撃退方法薬剤駆除方法予防対策 

商品名:アース製薬 コバエがホイホイ

KINCHO コバエがいなくなるスプレー

コバエの速効駆除と発生予防ができる、スプレータイプの便利アイテムです。群がるコバエには直接噴射して駆除できるほか、ごみ箱や排水口周りに1プッシュすれば約1週間コバエの発生を予防できます。

既に室内を飛んでいるコバエに対して使ったり、コバエ発生予防に使ったり、ケースに合わせた使い方ができるでしょう。無香料なので、殺虫剤の独特なにおいがありません。キッチン周りやアロマを焚いている部屋にも使えて便利です。

適用する害虫はショウジョウバエ・ノミバエ・チョウバエ・キノコバエで、家庭でよく見られるコバエ全般に効果が期待できます。コバエが発生しやすい時期には、1本備えておくと役立つでしょう。

観葉植物コバエ発生なぜ原因理由殺虫剤以外撃退方法薬剤駆除方法予防対策 

商品名:KINCHO コバエがいなくなるスプレー

アース BotaNice 土にまくだけ虫退治

観葉植物や多肉植物に発生しやすいコバエを駆除する便利アイテムです。即効性と持続性を兼ね備えており、効き目を実感しやすくなっています。

使用方法は土に粒をまくだけなので、面倒な作業は一切ありません。根が薬剤を吸収し、効き目がすばやく広がります。においが少なく、室内やベランダでも使いやすいところもポイントです。

コバエ以外にもアブラムシやコナジラミにも効果が期待できるので、さまざまな害虫に悩んでいる人は一度試してみるとよいでしょう。

観葉植物コバエ発生なぜ原因理由殺虫剤以外撃退方法薬剤駆除方法予防対策 

商品名:アース BotaNice 土にまくだけ虫退治

イカリ消毒 排水口コバエ退治ヌメリとりプラス

排水口や水たまりに生息する、コバエの幼虫に効く便利アイテムです。酸素系の漂白成分が配合されているので、ヌメリとりや除菌消臭の効果も。コバエを退治しながら、排水口の掃除にも活用できるでしょう。

形状は錠剤タイプとなっており、水と混ざることで発泡しながら殺虫成分を拡散させます。幼虫を駆除できるので、コバエの発生を元から断つことができるのです。

水に溶かしてスプレー容器に入れれば、散布用としても使用できます。ごみ箱に寄ってくるコバエの駆除にも活用できるので、さまざまな場面で役立つでしょう。

観葉植物コバエ発生なぜ原因理由殺虫剤以外撃退方法薬剤駆除方法予防対策 

商品名:イカリ消毒 排水口コバエ退治ヌメリとりプラス

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