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2023.05.07

食洗機を使った場合の電気代はいくらくらい? 水道光熱費の節約になる使い方も紹介【専門家監修】

食洗機は便利で家事負担の軽減になる反面、光熱費の高騰で、電気代が気になるところ。この記事では、食洗機と手洗いの費用比較や光熱費節約になる食洗機の使い方を紹介します。

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食洗機を使うと電気代はいくらになる?

「食洗機があると皿洗いが楽になってうれしいけど、電気代はどうなの?」と気になる人も多いでしょう。便利で快適な暮らしを追及したいけど、節約もしなければならないし、迷うところ。光熱費の値上げが続くときだからこそ、手洗いと比べてどちらが費用軽減になるか知っておきましょう。

ビルトインタイプの食洗機

食洗機と手洗いの場合の水道光熱費を、実際の商品で比較した、パナソニック株式会社公式ホームページに掲載されている「わが家の節約額シミュレーション」結果を見てみましょう。なお、それぞれの食器洗いは、以下の条件で行ったものとします。

・いずれも4~5人家族を想定し、1回あたり食器40点と小物20点を洗ったとする
・食洗機は電気、手洗いはガスを使用したとする
・電気代とガス代ともに2022年7月時の料金を適用、ガスは都市ガスを使用したとする
・水道料金の単価は同一とする

 

食洗機利用と手洗い、費用を比較

食洗機利用と手洗いの場合にかかった費用は以下の通りです。

<食洗機使用の場合にかかった費用>
洗剤:約3.6円
電気代:約23.9円
水道代:約2.9円

1回あたりにかかった費用は約30.4円、年間でかかった費用総額は約22,200円という結果に。

続いて、手洗いをしたときの場合も見てみましょう。

<食器を手洗いした場合にかかった費用>
洗剤:約4.9円
ガス代:約28.4円
水道代:約19.6円(お湯を使用)

1回あたりにかかった費用は約52.9円、年間でかかった費用総額は約38,600円という結果に。

出典:Panasonic| 食器洗い乾燥機(食洗機) | わが家の節約額シミュレーション!

食器洗いは食洗機を使うと節約になる!

上記のシミュレーションからは、食洗機を使う方が水道光熱費の節約になることがわかります。上記の場合でいうと、食洗機で洗った場合、手洗いのときにかかる費用の半分で済み、年間換算で約16,400円の節約になりました。

なお、上記はあくまでもパナソニック株式会社によるシミュレーションの結果であり、実際の費用とは異なります。一つの目安として参考にしてみてください。

手洗いの方がいいケースもある

電気代などの節約になるのは食洗機のようですが、手洗いの方がよいケースももちろんあります。

まず、コップやお皿などをそれぞれ数枚程度洗うのであれば、手洗いの方が効率的で費用も安く済むでしょう。また、水で食器を洗う場合も、洗う量によりますが、手洗いの方が節約になるかもしれません。洗い方を独自に工夫して節約しているのであれば、食洗機の方が節約にならないこともあります。

食洗機を使うと電気代などの節約になるのは、家族が3人以上で洗う食器の量が多めというケースがあてはまりそうです。

食洗機の電気代、減らす方法は?

食洗機の方が節約になる場合でも、食洗機使用の際の電気代を減らしたいところ。ここからは電気代節約の方法を紹介します。ぜひチェックし、生活に取り入れてみてください。

ブルーの背景にカラフルなプラスチック洗剤、石鹸ボトルの列

まとまった量を洗うと節約になる

上述したように、洗う食器や小物の量が少ないと、かえって節約になりません。1回の食事で使う食器が少ないという人は、都度洗うのではなく、まとまった量になってから食洗機を使いましょう。それまでは水につけておくなどすると◎。ただし、食器が多過ぎるときれいに洗うことができません。食洗機に食器を詰め込み過ぎないよう注意しましょう。

乾燥をカットする

食洗機の場合、洗う工程でもっとも電力を使うのは乾燥機能だとされています。乾燥は食器洗浄の10倍の電力を使うともいわれているため、乾燥をカットすることで、大幅な電気代節約につながるでしょう。

しかし、濡れた食器を拭くのも大変。それを軽減したい場合は、余熱を利用して乾燥するとよいでしょう。多くの食洗機は、温水で洗浄します。食洗機によっては、余熱乾燥システムを取り入れているものもありますので、選択肢として検討するのもひとつです。

電力単価が安くなる時間帯に使う

契約の電力会社や料金プランによっては、電力単価が安くなる時間帯があります。その時間帯に食洗機を使うのも節約になるでしょう。その場合は、タイマー予約を使うといいですね。

食洗機を使うメリットは?

食洗機を使う場合、電気代などの費用節約以外にどのようなメリットがあるのか見ていきましょう。

緑色の豚の貯金箱から延びているコンセント、積み上げられたコイン

汚れが綺麗に落ちやすく、除菌効果が期待できる

食洗機は高温のお湯で洗浄することが多いため、手洗いよりも綺麗に洗うことができ、加えて除菌効果も期待できます。特にガラス製のコップなどの仕上がりは格別で、食洗機を使って洗ったガラス類がくもることはほとんどありません。

家事の手間が省け、時間の節約につながる

食洗機を使うことで家事負担が減るだけでなく、時間の節約にもなります。特に共働きの世帯や、子育てや介護に割く時間が多い世帯にとっては、助かることが多いのではないでしょうか。

手荒れを軽減できる

食洗機を使うと、水や洗剤にほとんど手を触れることなく食器を洗うことができますので、手荒れ予防になります。特に冬場の食器洗いをしなくて済むのは大きなメリットでしょう。

食洗機を使うデメリットは?

食洗機を使う場合のデメリットも確認しておきましょう。食洗機は便利な分、それなりにかかる負担もあります。

白の丸皿、マグカップ、花瓶

導入コストがかかり、食洗機の手入れが必要になる

食洗機自体の購入費用に加えて、食洗機のタイプによっては、工事費用や設置費用などが発生します。特に、システムキッチンに付けるビルトインタイプは、後付けだと相応の工事費用が掛かることになります。

また、食洗機自体の掃除もしなければなりません。そのための時間や手間が発生することを押さえておきましょう。

故障発生時に修理費用がかかる

食洗機が故障すると、自力で解決できるケースは少ないため、専門業者に修理を依頼しなければならず、修理費用が発生します。また、経年劣化などにより修理ができない場合は、食洗機を買い替える費用が発生します。

洗えない食器がある

食器によっては、食洗機で洗えないものがあります。クリスタルガラスや漆塗り、銀やアルミ、銅、木を使った食器は洗えないケースが多いので、注意しましょう。食器を購入する際、食洗機で洗えるかどうかをよく確かめるようにしてください。

最後に

食洗機があると家事負担軽減だけでなく水道光熱費の節約にもなり、とても便利です。手洗いをするよりも費用を押さえるケースが多いですが、洗う食器の量が少ない場合は、手洗いの方が節約できることもあります。光熱費の値上げが続く今は、電気代を節約しながら食洗機を使いたいもの。使用時間帯や乾燥機能を使わないなどすると、電気代節約につながることがあります。食洗機を賢く使って、家事負担と電気代を減らしていきましょう。

益田瑛己子

ライター・キャリアコンサルタント・ファイナンシャルプランナー。金融機関の営業職として長年勤務し、現在はライター(ブック・Web)と就職支援をメインに活動中。3人の子供が自立し、仕事と趣味を謳歌している。
ライター所属:京都メディアライン

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