「レセプションパーティー」なんて聞くけれど…
ビジネスシーンなどでときどき耳にする言葉、「レセプション」。なんとなくわかっているつもりではいるものの、意味が曖昧な言葉のひとつともいえるのではないでしょうか。
そこで本記事では、「レセプション」の意味や具体的な内容について解説します。
「レセプション」の意味
それでは、まずレセプションの辞書的な意味から説明します。「レセプション」とは、「応対」や「応接」「公式に客を歓迎するための宴会」のことです。英語では「reception」と表記します。
「レセプション」にはどのようなものがある?
続いて、レセプションが具体的にどんなものを指すのか紹介します。ひと口に「レセプション」と言ってもさまざまなケースがあるので、豆知識として覚えておくと便利です。
1:レセプションパーティー
「レセプションパーティー」とは、「客を招待して歓迎するパーティー」のこと。交流を目的としたオフィシャルな場でもあります。新商品の発表や会社設立の周年、新店舗のオープンなどを祝い、催されることが多いです。もちろん、お祝い事なので和やかな雰囲気で行われますが、あくまでもオフィシャルであり、ビジネスの一部。
ちなみに、英語では「歓迎レセプション」のことを「welcome reception」といいます。
2:レセプションデスク
「レセプションデスク」とは、「受付カウンター」のこと。会社などの受付カウンターを指す場合もありますが、ホテルなど宿泊施設のフロントや帳場を指すこともあります。
3:レセプションルーム
「客をもてなす部屋」のことを「レセプションルーム」といいます。自宅のゲストをもてなすための部屋や、ホテルなどのレセプションパーティーに用いられる空間のことです。また、あまり使われませんが、病院の待合室などもレセプションルームと呼ばれることがあります。
「レセプション」の使い方を例文で紹介
ここまでは、「レセプション」がどのようなものかについて紹介してきました。ここでは、「レセプション」という言葉の使い方について押さえていきましょう。
1:「〇社から、新しく発売するコスメのレセプションの招待状が届いた」
「レセプションパーティー」は、単に「レセプション」と呼ばれることがあります。また、レセプションはオフィシャルで正式なパーティーのため、招待状で通知されることが多いです。
2:「ホテルのレセプションデスクには、16時までに行けると思います」
集合場所として、フロントを目印にすることもありますよね。「レセプションデスク」というと、「フロント」というよりもなんだか格式高い印象に。
3:「我が社の10周年を祝い、レセプションパーティーが催されることになった。もちろん、私は出席するつもりだ」
レセプションパーティーの参加の有無については、「出席」「欠席」という言葉が使われることが多いです。「参加」「不参加」などでも間違いではありませんが、レセプションにはオフィシャルなニュアンスがあるということを考えると、「出席」「欠席」を使うのがよりおすすめです。
「レセプションパーティー」に参加する際の服装とマナー
最後に、レセプションパーティーに参加する際の服装とマナーについて紹介します。相手や状況によって異なりますが、ここでは一般的な服装やマナーを紹介するので、ぜひひとつの参考にしてください。
1:セミフォーマルな服装で
色味や華美の程度は、レセプションパーティーの趣旨やテーマによって異なりますが、基本的には「セミフォーマルな服装」であることを意識しましょう。
2:過度な露出は控える
パーティーといってもオフィシャルなパーティーのため、過度な露出やセクシーすぎる服装は控えるのがベター。
3:時間に余裕をもって出席する
レセプションパーティーに限ったことではないですが、開始時間ギリギリに慌てて会場入りする、なんてことがないように気をつけましょう。開始時間の10~15分前には会場に入っていることが理想です。
4:主催者へ挨拶をする
レセプションパーティーは基本的にお祝いの席のため、主催者の方へお祝いの言葉や招待へのお礼を伝えましょう。また、主催者との関係性によっては、手土産を用意することもお忘れなく。
5:スマートな行動を大切に
出席する際には、特に粗相がないように意識したいものです。たとえば食事をする際などは、スマートな行動を心がけましょう。音を立てない、咀嚼しながら話さないなどは気をつけたいポイントです。また、ビュッフェスタイルであれば欲張りすぎないことも大切。食べきれる適切な量を取り分けるようにしましょう。
最後に
本記事では、レセプションについて詳しく見ていきました。レセプションパーティーでは、普段なかなか関わることのない職種や役職の方も出席されているかもしれません。機会があれば、積極的に交流していきたいですね。その際は、本記事で紹介した服装やマナーについても、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。
あわせて読みたい