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食に音楽、伝統工芸…多様で独特な文化を全身で体感
沖縄県最大の都市である那覇市。旅の拠点にしたりお買い物したりすることはあっても、案外那覇を深掘りしたことはない…という人もいるはず。
那覇の街と連携して「街を楽しむ」という視点からディープな滞在を提案する新感覚のホテルが、2021年にオープンした「OMO5沖縄那覇(おも) by 星野リゾート」です。台風の多い沖縄で活用されている、穴の空いたコンクリートブロック「花ブロック」のデザインが随所に採用されているのも見どころの一つ。
「OMO」は星野リゾートが展開する、街をこよなく愛するスタッフが地域の方々と仕掛ける新感覚の「街ナカ」ホテルです。OMOのうしろにある数字はサービスの幅を表し、〝5〟はブティックホテルであることを指しています。
今回は、そんな「OMO5沖縄那覇(以下OMO5沖縄那覇)」の魅力を深掘りします。
「バザールって、ちむどんどん♬」がコンセプト
OMO5沖縄那覇は、那覇空港や国際通りからも好アクセスな立地にあります。宿泊者専用で使える無料のセルフロッカーがあるので、まず大きな荷物を預けて観光したい! という希望がかなうのもうれしいポイント。
琉球王朝時代から独特の情緒を育んできた那覇の街全体を「バザール(市場)」と捉え、今に受け継がれるディープな那覇文化に、ちむどんどん(胸がどきどきわくわく)する楽しい旅を提案してくれるのが特徴の一つです。街のどこを歩いてもワクワクする空気に包まれて、街全体がまるでバザールのよう。
活気あふれる商店が並ぶ『国際通り』や、沖縄の台所である『那覇市第一牧志公設市場』、琉球王朝時代からの史跡や文化が色濃く残る『首里城エリア』など、都会的な雰囲気と昔ながらの沖縄が合わさった都市観光を楽しめます。有名スポットはもちろん、知られざる那覇を満喫する沖縄旅になること間違いなしです。
使い勝手と居心地の良さを重視した客室
客室は「やぐらルーム」「クイーンルーム」「ツインルーム」の3タイプ。靴を脱いで裸足でくつろげる、和紙畳の床が特徴です。コンパクトながら機能的で使い勝手のいい空間には足を伸ばせるソファスペースもあり、沖縄観光をたっぷり詰め込んだ体をゆっくり休めることができます。
やぐらルーム
「やぐらルーム」には屋根裏部屋のような「やぐら寝台」が中2階にあり、まるで秘密基地のようなワクワク感を味わえます。寝台下にはリビングスペースが設置され、旅行プランを立てたりなんでもない話をしたり、食事をしたりして過ごせるのもポイント。
ツインルーム
くつろぎソファを窓辺に備えたツインベッドの客室。特徴的な壁面には荷物や小物をすっきり収納でき、利便性も備わっています。
クイーンルーム
160cm幅のクイーンベッドと、足が伸ばせるくつろぎソファを窓辺に設えた客室。3名利用時には、ソファをベッドとしても使うこともできます。
那覇の街とのつながりを体感できる「OMOベース」
ゲストと那覇の街をつなぐパブリックスペース「OMOベース」は2フロアにわたって展開。1階に「OMOカフェ」「ご近所マップ」「フロント」、2階に「ゆんたくライブラリー」が配置されています。
吹き抜け空間には丸、三角、四角などさまざまな幾何学文様をあしらった「花格子」が施されており、カジュアルでありながら上質感ある雰囲気。芸術的な仕上がりに隅々まで堪能したくなる予感です。
宿泊者以外の方も利用ができる集いの場「OMOカフェ」
「OMOカフェ&バル」では朝食やスイーツ、ドリンクを提供しています。宿泊した場合はもちろん、日帰り利用もできるのがうれしいポイント。
朝食
明るい光が差し込む開放的な空間でいただく朝食は、5種類のメインメニューから1つ選ぶセットメニュースタイル。クロックムッシュ、フレンチトースト、ピザトーストなどの中から1つと、サラダ、スープ、フリードリンクがつきます。
フレンチトーストは、外カリッと、中はしっとり仕上げ。ごろっと果肉のフルーツソースと、甘さ控えめな生クリームに朝から贅沢な気分になる予感です。
カフェ&バル
カフェ&バルは、ほっと一息つけるカフェラテやコーヒーをはじめ、南国らしいOMOトロピカルパフェやマンゴー黒糖プリンなどご当地スイーツもラインナップ。モヒートやラムコーク、ビールなどのアルコールも楽しめます。
那覇のとっておきの楽しみ方を提案する「ご近所マップ」
お出かけ前にチェックしたいのが、1階にある「ご近所マップ」。ご近所を愛するスタッフが徹底調査したおすすめ店やスポットが掲載されており、那覇のディープな情報をゲットできます。
300年の歴史がある窯元や、料理研究家が足繁く通う乾物屋、ひとりごはんを食べられる食事処、店主との会話が楽しいカフェ、温もりを感じる器が並ぶセレクトショップなど、那覇の新たな一面を発見できるようなスポットが満載です。
沖縄の伝統工芸品を鑑賞できるくつろぎ空間「ゆんたくライブラリー」
OMOベースの2階には、宿泊者限定で利用できる「ゆんたくライブラリー」があります。「ゆんたく」とは沖縄の方言で「おしゃべり」の意味。琉球張り子や琉球みやらびこけし、琉球ガラス、手花織(てぃばなおり)、シーサー、やちむんなど、沖縄の文化体験をテーマに選んだ「沖縄」が展示されています。沖縄の文化・芸能や民話、琉球料理やシーサー関連などの書籍もあり、より知識を深めたい人にもおすすめです。
本をゆっくり読むための椅子や机も設置。旅の計画をしたり、読書をしたり、飲み物を片手におしゃべりしたり、思い思いにのんびり過ごせる空間です。
那覇の街をたっぷり楽しみ尽くす「Go-KINJO」
「Go-KINJO(ごーきんじょ)」は、ホテルから徒歩圏内の「街」を知り、新たな発見や出会いを通して街に溶け込むことをサポートするOMOブランドの共通サービスのこと。「ご近所マップ」と「ご近所アクティビティ」の2つで構成されています。
OMOレンジャーと気さくに街歩き「ご近所アクティビティ」
ご近所アクティビティは「ご近所ガイド OMOレンジャー(以下 OMOレンジャー)」が那覇の街を案内してくれるのが特徴。まるで友人のようにサポートしてくれ、リラックスして楽しめると話題のサービスです。
うちなー(沖縄)の食文化をを深掘りする「市場まーさんぽ」
「まーさん」とはおきなわの言葉で「おいしい」という意味。1950年に開設〝沖縄の台所〟と称される『那覇市第一牧志公設市場』や周辺店舗を巡りながら、OMOレンジャーがうちなーの食文化を紹介します。見て聞いて知って香って食べて五感をフルに刺激される、正にまーさんなツアーです。
ディープな魅力を堪能する「館内アクティビティ」
今も楽しい首里城へ、で〜じ! 行きたくなる「首里城講座」
で〜じとは沖縄の方言で「とても」という意味。講座では、OMOのスタッフが首里城で働く方々に聞いた情報や、地元の方の首里城への想い、おすすめの写真スポットやお店などを独自の切り口で紹介します。首里城に留まらず、周辺情報まで知ることができるのはうれしい!
那覇の名店が選定・監修した贅沢な島の酒を堪能する「琉球ガラス夜灯りナイト」
「島の酒 BAR」と題し、那覇のお酒に精通するご近所さん2人が選ぶ沖縄のお酒、泡盛・ラム・クラフトジンなどを飲みくらべ飲みくらべできるナイトイベント。沖縄の⻘い海や空伝統工芸「琉球ガラス」で彩り、100個の灯りが格別なひとときを演出します。
おいしい沖縄グルメを堪能した後も沖縄ナイトを館内で楽しんでもらいたい、という気持ちから生まれたイベントです。
「泡盛」はビギナーも気軽に楽しめるよう、炭酸割りや前割りなど銘柄のみならず飲み方にも注目。「島の酒」は近年泡盛の蔵元がノウハウを活かし盛んに造っているラムやクラフトジンなど、その味わいを想像するだけで飲む前から胸弾むものばかりです。
いずれも、琉球王朝時代から食べられている冬瓜漬やサトウキビを使ったチョコレート菓子など、こだわりのおつまみも添えて提供されます。
心地よい音色で那覇の夜を盛り上げる「三線ライブ」
琉球王朝時代から愛され演奏されてきた楽器「三線」の音色と歌を館内で楽しめる音楽イベント。那覇のご近所店舗の方々を中心とした演者さんと OMOのスタッフ、そして宿泊者も全員で音楽に身を任せ、沖縄らしく、歌って踊って、ちむどんどんな時間を過ごすことができます。
ディープな沖縄・那覇旅を楽しめるOMO5沖縄那覇。季節を問わず、もっと沖縄のことが好きになる仕掛けが満載のホテルに注目です。
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