ときめきに満ちた格別な京都時間へ
八坂・清水エリアへ足を運んだことはあっても、宿泊したことがあるという人は少ないかもしれません。「OMO5京都祇園 by 星野リゾート(以下「OMO5京都祇園」)」は、〝祇園さん〟と親しまれる『八坂神社』のほど近くにあります。まるで祇園の街に暮らしているかのような、ディープな体験格別な時間を味わえるのが魅力です。
「OMO」はテンションあがる「街ナカ」ホテル。星野リゾートが展開する、街をこよなく愛するスタッフが地域の方々と仕掛ける新感覚のホテルです。OMOのうしろにある数字はサービスの幅を表し、〝5〟はブティックホテルであることを指しています。
今回は、祇園の芸術や文化をどっぷり楽しめる「OMO5京都祇園」の見逃せないポイントをたっぷり紹介します。
OMO5京都祇園ってどんなホテル?
OMO5京都祇園は、2021年11月に開業。四条通沿いにあり、八坂神社をはじめ、清水寺、知恩院、二寧坂、産寧坂や花見小路など、京都旅で外せないといっても過言ではない八坂・清水エリアにあります。京阪電⾞・祇園四条駅から徒歩約6分、京都市営バス・祇園 バス停から徒歩約1分とアクセスも良好。
「今日は祇園ぐらし」をコンセプトに、まるで祇園の街に暮らしているかのような格別な時間を味わえるのが魅力です。花街を彩る老舗を覗いたり、ちょっと路地に入ってお茶タイムを過ごしたり、社寺参りで一日をはじめたり。静寂が訪れた早朝の祇園を散策すれば、普段出会えない祇園の町暮らしを覗くこともできます。
祇園の日々の生活に溶け込むように、特別な日常感を経験できるホテルです。
街歩きを楽しくする仕掛けが詰まったパブリックスペース「OMOベース」は、門前町でひと休みする茶店のような空間をイメージ。中央には畳敷きの腰掛けが配され、街の軒先に灯る提灯と屋台をイメージしたカウンター、祇園の暮らしにまつわるお道具が展示されています。
また、OMO名物ともいえる「ご近所マップ」は壁一面に設置。「ご近所ガイド OMOレンジャー(以下 OMOレンジャー)」が見つけた、知る人ぞ知るご近所情報が掲載されています。茶臼で茶葉を挽き自分で抹茶を作ったり、ライブラリーで旅の作戦を練ったりと、旅のテンションが上がる秘密基地として使用できるスペースです。
心が晴れやかになる和モダンな客室
7タイプ全36室の客室は、ゆったり過ごせる和の空間が特徴的です。客室を赤・緑・青の3つのデザインタイプに分類し、日本の伝統文様を表現。赤は麻の葉模様に銀朱・緋・ 桜の色、緑は籠目模様に鶸・苔・裏柳の色、青は青海波は模様に瑠璃紺・千草・勿忘草の色などを組み合わせています。
また、街の軒先に灯る提灯と屋台をイメージした棚や、荷物を置く土間のようなスペースも。
「茶の間」タイプの客室では、寝室、リビングに加えキッチンを備えており、ホテルステイの幅が広がります。最大6名まで宿泊できる客室もあり、2世代旅行やグループ旅行でも客室が別々にならず、同じ空間で過ごせるのがうれしい。
部屋食スタイルで味わえる夕食・朝食
OMO5京都祇園では、京都の食文化をお部屋でゆったり味わうことができるのが特徴の一つ。周りを気にせず、自由なスタイルで気軽に楽しめます。
パンの支出額が全国トップクラスの京都らしい、客室で楽しむ「おへやベーカリーセット」。客室備え付けのホームベーカリーをセットして就寝したら、焼き立てパンの香りが翌朝の目覚ましに。
抹茶スプレッド、豆乳ディップ、粒あんなど6種類のコンディメントやドリップコーヒーとともに、贅沢な朝時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
*2泊目以降はてまり寿司のメニューも選択可能
そのほか、おばんざいや鍋料理を味わったり、ご近所さんのおつまみをアテにまったり二次会をしたり、旅のスタイルで選ぶことができる仕出し夕食や、1日5室限定の和朝食膳、おむすび朝食も提供されています。
祇園をディープに堪能する「Go-KINJO」サービス
「ホテルにこもらず、どんどん街に出かけてほしい」という気持ちから生まれた「Go-KINJO」は、ホテルから徒歩圏内の街であるご近所を深く知り、溶け込むことをサポートするサービスです。案内してくれるのは、とことんご近所にこだわって活動するOMOレンジャーの面々。
足を運んで集めたタイムリーな情報を紹介する「ご近所マップ」や、実際にご近所に連れて行く「ご近所アクティビティ」などを通して、貴重な体験ができるのです。
朝の祇園を巡るツアー「祇園うるわし朝まいり」
「うるわしい」をテーマに、静けさ漂う朝の祇園を散策するガイドツアー。日中は観光客で賑わう八坂神社、花見小路や安井金比羅宮など早朝なら人の姿も少なく、何だか得した気分に。
「うるわしい」という言葉は、「美しい」という意味に留まらず、人に感銘を与えるさま・整っている・本物であるという意味を持ちます。華やかな街並みをさんぽしながら、門前町にて花街が発展してきた流れや季節の行事を OMO レンジャーが解説。花街を抜けたら良縁を結ぶ神社に立ち寄り、形代(かたしろ)というお札を用いるご祈願を行い、悪縁を断ち切ります。
最後は八坂神社にて、神社仏閣と街の暮らしのつながりを体験。OMOレンジャーと一緒に、繰り返しご祈願をする「御千度詣」を 行います。ホテルに戻り、旅人がおまいりをした後に癒やされてきた「御香煎(おこうせん *)」を飲み、ツアー終了です。「うるわしい祇園」を体感するだけでなく、参加者の身も心も「うるわしく」なり、一日のはじまりを迎えるのにぴったり!
*香ばしく煎った漢方の原料を粉末状にし、お湯に溶かして香りを楽しむ飲み物。
希望に合わせて食事を楽しめるサービス「祇園おせわがかり」
予算・食べたいもの・持ち帰りか店内・店内の雰囲気といった幅広い希望にあわせ、祇園の食事処をOMOレンジャーが紹介してくれるサービス。ハードルが高く感じがちな祇園での食事が、より満足度の高いものになる予感です。
利用3日前までに予約すると、老舗の仕出し料理をお部屋で楽しむ手配も行います。仕出し料理は、行事やお祝いごとの際、来客をもてなす際に料理を作って届けてもらうという、京都では欠かせない食文化のひとつ。ご紹介を受けて初めて予約できるお店も多い祇園で、希望に合わせ食事を楽しめます。
祇園祭をとことん堪能するイベントが開催中!
毎年7月1日から1か月にわたり開催される、日本3大祭りの1つ「祇園祭」。7月31日の期間、そんな祇園祭をテーマに地元の人ならではの祇園祭の過ごし方を体感できるイベント「祇園ぐらしのお祭いろは」が実施中です。
仕掛け1:OMOベースが期間限定で様変わり
祇園祭にとって最も重要な「神輿渡御(みこしとぎょ*1)」の主役である神輿3基を中心に、100年以上変わらぬ製法で提灯を作り続ける老舗「小嶋商店」と芸舞妓がご近所への挨拶まわりの際に配る京丸うちわを作っている「小丸屋 住井」が手がけたオリジナル提灯、京丸うちわで祇園祭を表現。
厄除の縁起物という意味合いがある粽(ちまき*2)や手ぬぐいなど、地元の方の祇園祭の暮らしのいろはが分かる展示も必見です。
*1 悪厄退散を願い、神の魂が遷った神輿をゆかりのある場所を巡りながら御旅所まで運ぶ。祇園祭では、神幸祭の山鉾巡行後から還幸祭の間、神輿は御旅所にとどまる。
*2 厄除として玄関に飾る縁起物。毎年祇園祭期間中に各山鉾町内の売店や八坂神社で販売される。
仕掛け2:祇園祭の楽しみ方を知る「ツウな祇園いろは」講座
OMOレンジャーが「祇園祭の実は」を宿泊者様限定にわかりやすく解説するアクティビティ。八坂神社や京都各所で7月1日〜31日に行われる行事や、地元の芸舞妓や氏子(うじこ*5)がするお詣り方法「御千度詣(おせんどまいり)」など、約30分の講座で地元の方の祇園祭の楽しみ方を知ることができます。
さらに、講座のお供にご近所の『祇園 鳴海屋』の祇園祭限定和菓子と冷抹茶をいただけます。 提灯の形をした生菓子に八坂神社の神紋「唐花木瓜紋」が刻まれた限定和菓子は、ここでしか味わえない特別な一品です。
【アクティビティ概要】
開催時間:17:00〜
料金:500円 (税込)
含まれる内容…「ツウな祇園祭いろは」参加費、祇園祭限定和菓子、冷抹茶
定員:約15名
注意事項:
・本アクティビティは宿泊者様限定です。
・前日22:00までに要予約 ※当日空席がある場合は開始前まで受付可能
仕掛け3:祇園祭の散策を盛り上げる「名入れ京丸うちわ」
期間中、芸舞妓がお茶屋や料亭に配る京丸うちわを作り続けている「小丸屋 住井」の名入れ「京丸うちわ」を注文することも可能です(※宿泊日から2週間前までに要予約)。自身の名前が入ったうちわのもう片面には、八坂神社の神紋「唐花木瓜紋」が印字されます。
唯一無二の京丸うちわを手に、涼しい風を感じながら夜の散策や御千度詣を楽しむのも素敵です。
ツウな祇園の楽しみ方ができるOMO5京都祇園。次の京都旅には、ぜひ宿泊先の候補としてはいかがでしょうか。
あわせて読みたい