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2024.10.29

宛名とは?宛名を書くときのポイントと敬称の使い分け方

正しい宛名を書くことは、ビジネス・プライベートを問わず重要なマナーといえます。本記事では、宛名の基本的な意味からきれいな書き方のコツまで、詳しく解説していきます。宛名の書き方をマスターして、相手に好印象を与える文書作成を目指しましょう。

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宛名とは?定義を解説

白封筒と茶封筒に架空のあて名が描かれている写真

(c)Adobe Stock

宛名を書くときのコツや敬称の使い方などを学ぶ前に、まずは宛名の定義を理解しておきましょう。定義を知らなくてもきれいな宛名は書けますが、「社会人に求められる基礎知識のひとつ」として理解しておくのがおすすめです。

「送り先の氏名」を指す

宛名とは、手紙や荷物を送る際に書く受取人の名前や住所のことです。単に「宛名」という言葉を使う場合は「送り先の氏名」を意味します。手紙や荷物に記載する住所は「宛先」と呼ばれ、「宛名」と区別されるのが一般的です。

あて‐な【宛名】
手紙や書類などに書く、先方の氏名。また、住所と氏名。名宛。
小学館『デジタル大辞泉』より引用

宛名は、コミュニケーションの第一歩として重要な役割を果たします。正しく丁寧に書くことで、相手への敬意を表現できるのです。

特に、年賀状や結婚式の招待状などのフォーマルな文書では、宛名の書き方に十分気を配る必要があります。

「宛名」という言葉の使い方・例文

「宛名」という言葉は、日常会話や文章の中でさまざまな形で使われます。「宛名」を使った例文は以下の通りです。

・〇〇さんに手紙を書いたんだけど、宛名間違えてないかな?
・〇〇さんに出した手紙、宛名を間違えたせいで返送されてきちゃったよ
・年賀状の宛名書きが苦手で、年末はいつも憂うつです
・緊張のせいなのか、宛名書きは文字がガタガタしちゃうんだよね
・手紙を書くときは、相手に失礼がないよう宛名をしっかり確認しましょう

このように「宛名」という言葉は、手紙やはがきを書くシーンで頻繁に使われています。

読みやすく、きれいな宛名を書くコツ

万年筆を持った手元のイラスト

(c)Adobe Stock

手紙や荷物の宛名がきれいに書かれていると、自分も受取人も気持ちがいいものです。宛名をきれいに書くコツを紹介しますので、ポイントをしっかり押さえて受取人に喜ばれる宛名を目指してみましょう。

消えるペンや鉛筆で補助線を書く

宛名を美しく書くコツは、補助線を活用することです。まずは消えるペンや鉛筆で宛名の文字数に合わせて横線を引き、文字の大きさの目安にします。

また、宛名を書くスペースの中心に縦線を引くと、宛名の傾きを防ぐ効果があります。補助線をきれいに引けば、まるで方眼紙に書いたような整った文字を書くことが可能です。

宛名を書き終わったら、補助線をきれいに消しましょう。消えるペンを使用した場合は、書いた補助線を擦って摩擦熱で線を消します。

文字の間隔は等間隔を意識する

文字の間隔を均一に保つことも、美しい宛名書きの秘訣です。ピアノの鍵盤のようにひとつひとつの文字が均等に並ぶイメージを持つと、読みやすさと見栄えが格段に向上します。

特に注意したいのが、漢字とひらがなの組み合わさった宛名を書くときです。漢字は複雑な形をしているため、無意識に間隔が詰まりがち。一方、ひらがなは比較的シンプルな形であるため、間隔が開きすぎる傾向にあります。これらのバランスを取ることが重要です。

ポイントは、まず全体の文字数を確認し、封筒やはがきの幅に合わせて均等に配分することです。各文字の中心線をイメージしながら書いていくと、整った印象の宛名に仕上がります。

迷いやすい宛名の敬称について

はてなマークを出しながら考えるビジネスマンとビジネスウーマンのイラスト

(c)Adobe Stock

宛名を書く際に欠かせないのが、最後に書く「敬称」です。いくつか種類があるため、どれが正解なのかわからず悩んだ経験がある人も多いのではないでしょうか。

宛名を書くときに迷いやすい、敬称の使い方について解説します。

一般的な敬称は「様」

一般的な敬称として広く使われているのが「様」です。「様」は個人宛ての手紙やはがき、ビジネス文書など、多くの場面で適切な敬称とされています。「山田○○様」のように使用し、相手への敬意を示す上で重要な役割を果たします。

「様」は漢字で書くのが一般的ですが、「さま」とひらがなで書くこともあります。ひらがなの「さま」は、特に親しい間柄やカジュアルな印象を与えたい場合に使われます。

「様」は目上の人はもちろんのこと、目下の人にも使える敬称です。個人に送る文書の敬称で悩んだときは、「様」を選んでおけばまず間違いないでしょう。

企業宛ての場合などは「御中」

企業や団体宛ての文書に敬称として使うのが「御中」です。

「御中」は組織に対し敬意を払う表現で、たとえば「株式会社小学館 御中」のように書きます。「御中」は受取人の個人名が特定できない場合や、組織全体に向けて送る際に適しています。

ただし、個人名が分かっている場合は「様」を使用するのが一般的です。「株式会社小学館 山田○○様」といったように書きましょう。

「御中」の使用は、ビジネスシーンでよく見られます。例を挙げると、取引先企業へ見積書や請求書を送るときや、就職活動で履歴書を送るときなどです。組織全体に敬意を示し、フォーマルな印象を与えられます。

返信用封筒やはがきには「宛」「行」

返信用封筒やはがきに、自分の名前や所属する団体名を宛名として記載する場合は「宛」や「行」を使用します。「宛」は返信用封筒やはがきに広く使われる敬称で、主に個人を宛先にする際に使用し「東京都千代田区~ 山田○○宛」のように使います。

一方、「行」は主に組織や団体に対して使われる敬称です。個人ではなく所属企業に対して返信がほしい場合に、「株式会社小学館 広報部行」といった具合で使用します。

敬称として「宛」や「行」が書かれた返信用封筒やはがきが郵便物に同封されていた場合には、「宛」や「行」を二重線で消して、書かれた宛名に適している敬称を横や下に書き足すのが一般的です。

メイン・アイキャッチ画像/(c)Adobe Stock

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