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LIFESTYLE 挨拶・マナー

2023.01.28

「労いの言葉」を正しく使おう!目上の人・メール・身近な人へのお礼で使えるフレーズ集

同僚へ:気持ちに寄り添いながら

同じ立場の同僚だからこそ、状況や心情を理解できることもあります。難しい仕事や残業でつらい思いをしていたらエールを送ったり、大きな仕事を終えたときには苦労を共感したりして、絆を深めましょう。

同じ言葉でも部下や上司に言われるより、身近な同僚に言われたほうがジーンと心に響くことも少なくありません。

●何か手伝えることがあったら言ってね。
●できるだけ早く上がって、ゆっくり休んでね。
●あれは難しい仕事だったよね。すごいね!

 

普段からどんなに小さなことでも労いの言葉をかけることで、信頼関係も深まります。

●いつも気にかけてくれてありがとう。
●私の代わりに対応していただいて、助かりました!

 

労いの言葉の例文と使い方【ビジネス編2】

普段社内で顔を合わせる人だけでなく、退職する人や取引先にも労いの言葉をかけましょう。労い方やタイミングをしっかり押さえておけば「一緒に仕事ができてよかった」と思ってもらえるはずです。

労いの気持ちを込めた手紙を筆ペンでしたためる

退職する人:感謝と今後の活躍を応援

転職や定年などで退職する人には、労いの言葉にこれまでの感謝の気持ちを込めて、気持ちよく送り出しましょう。退職する人が目上でも目下でも、今後の活躍や幸せを願う言葉を添えると、相手を大切に想う気持ちがより伝わります。

●○○さんなら、次のステージでも活躍すると信じています。
●ご定年おめでとうございます。第二の人生を謳歌してくださいね。

 

「学ばせていただきました」も便利なフレーズです。一緒に仕事をした経験を役立てていきたいという意思と感謝の気持ちを同時に伝えられます。謙虚な印象のため、目上の人が退職したときにも使用可能です。

取引先:気遣いを伝えるメールを

取引先は会社にとって重要な存在です。対面したときだけでなく、メールでやり取りする際にも労いの言葉を添えて、良好な関係を築きましょう。

●いつもお世話になっています。
●お足元が悪い中、お越しいただきましてありがとうございます。
●○○さんのことはこれからも頼りにしています。

 

取引先と対面した後にはマナーとして、相手に「感謝メール」を送りますが、なるべく早く送信するのがベターです。解散した時間が午前中なら夕方まで、夕方以降の遅い時間なら翌日の仕事が始まる前後に送信しましょう。

労いの言葉の例文と使い方【プライベート編】

労いの言葉は、夫・子ども・友達といった自分にとってなくてはならない人たちにも、積極的にかけていきましょう。心の結びつきがより強くなって大切な存在であることを再確認でき、未来を明るく生き抜く力にもなります。

夫:日頃の感謝や愛情を示す

「してもらってあたり前」「そばいてあたり前」という態度を取られると、寂しい気持ちになるのは夫も妻も同じです。円満な夫婦生活を送るためにも、何に感謝しているか詳しく述べて、かけがえのないパートナーを労わりましょう。

●仕事で疲れているのに、子どもと遊んでくれてありがとう。
●慣れない家事も積極的に協力してくれてありがとう。
●家族が幸せなのは、毎日仕事をがんばってくれているおかげです。

 

感謝の理由も伝えることで「あなたは大事な存在です」という深い愛情も感じられます。

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子ども:できるだけ具体的に伝える

子どものやる気や能力を伸ばしたいなら、結果よりも「行動」を褒めて労うことが大切です。たとえば、サッカーの大会で優勝したときに「優勝してすごいね」よりも「絶妙なパスで勝利に貢献したね!」と具体的に褒めてあげると、子どもはさらに自信を持ちます。日常生活で労う際は、短い言葉でも構いません。小さな積み重ねが大きな原動力になり、力強く生きる力が育まれます。

●大好きだよ。
●やったね!
●さすがだね!
●○○ならできる!
●いい経験になったね。

 

友達:些細なことでも言葉にしよう

仲のよい友達ほど労いの言葉をかけるのは照れくさい感じがしますが、きちんと言葉で伝えれば友情が一段と深まります。どんなに小さなことでも褒めてもらえると「大切に想ってくれている」とうれしくなるのはお互い様です。

●わがままに付き合ってくれてありがとう。
●いつも相談に乗ってくれるから、本当に助かってるよ。
●こんな私だけど、これからも仲良くしてね。
●仕事が忙しいみたいだけど、無理しないでね。

 

労いの言葉といっても、難しく考える必要はありません。素直な感謝の気持ちをストレートに伝えるだけで、相手の心に響くはずです。

写真/(C)Shutterstock.com

監修/マナー講師

武田るな

アパレル販売員として働いたのち、客室乗務員に転身。現在は、印象力アップのマナー講師としてサロンや企業研修などを担当。

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