なぜ自己主張できない人になるのか
なぜ自己主張できない人になるのかというと、次に挙げるような「思い込み」が大きな原因であることが多いとされます。
・こんなことを言ったら嫌われるのではないか
・自分の主張なんて誰も興味がない
・断るとひどいと思われるのではないか
・主張を否定されると、全人格まで否定された気持ちになる
・バカにされて恥をかきたくないと思っている
このような思い込みが、自己主張を妨げているのです。相手に嫌われたり、鬱陶しいと思われたりするリスクを恐れてしまいます。
自己主張ができなくなった原因としては、元々そういう性格という「先天的要素」と、体験が影響を与えた「後天的要素」に分けられます。
幼少期から、おとなしくひとりで遊ぶのが好きな人は、その後、成長しても自己主張をあまりしないことが多いといわれています。
一方、親から厳しく育てられ、自己肯定感が下がった結果、自己主張ができなくなる人がいます。また、友人関係がうまく構築できずに「嫌われてはいけない」という意識が強く働いてしまうこともあります。
【目次】
自己主張しない人からの脱却法
自己主張しない人から脱却したいときに実践したい方法をご紹介。性格を変えることは難しいからこそ、段階を経て脱却していく必要があります。
現状把握と目標設定
まず、実践したいのが、「現状把握」と「目標設定」です。
自身の行動を振り返ってみたり、他人に聞いたりして、どれだけ自己主張できているか把握します。例えば、上司や先輩から発言を促されたら、主張が足りていないかもしれません。
そして、「会議では最初の30分で1回は発言する」といった時間を意識した目標を立てるようにしてみてください。具体的に目標を設定して、それをクリアすることが成功体験となり自信がもてるようになります。
人間関係の構築
少し視点を変えて、人間関係の構築を意識してみましょう。
例えば、あらかじめ会議の出席者と親睦を深めておけば発言しやすくなるはずです。知らない人が多く、どんな反応をされるか分からなくて不安に感じるのはよくあります。
でも会議に参加する数人とでも親しくなっていれば、全くの他人の中で発言をするというプレッシャーからは解放されます。大切なのは、自分の言葉を言いやすい環境を整える努力をすることではないでしょうか。
変わるためのポイント
自己主張できる人に変わるためには、根本的な性格を変えるのではなく、行動を変えるようにするのがポイントです。
例えば、「会議で3回発言する」という行動に意識を傾けると、実践できるケースが多くあります。なお、このときに「穏やかに伝える」という意識を加えると、よりよいコミュニケーション能力を身につけるのにも役立ちます。
覚えておくと役立ちそうなのは、「『Yes,and』
その場に応じて行動を臨機応変に変えられると、柔軟な対応ができると評価を得られる可能性も高まります。
心理カウンセラー
吉野麻衣子(よしの まいこ)
「SMART BRIDAL」代表/婚活心理カウンセラー、モデル/「MBA(経営学)・心理学・AI・オンライン」を融合させた戦略的婚活の可能な結婚相談所を経営。
43歳で14歳年下男子と再婚。MBAと心理カウンセラーの資格をもち、さまざまな企業で経営側に立って部下を指導するかたわら、多くの婚活&キャリア指導の経験を活かし、女性の婚活を支援中。
・恋愛&婚活に効く情報を定期配信中 (公式LINE)
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・年下エリートモテ男子との愛され婚をした秘訣ブログ
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