Domani

働く40代は、明日も楽しい!

 

LIFESTYLE 職場の悩み

2024.07.27

目標未達を防ぐには? 目標未達になる原因やフィードバックの方法を紹介

ビジネスで欠かせない目標達成。しかし、目標未達で終わることも多いですよね。今回は「目標未達」について、原因となりうることや、部下へのフィードバックの方法などを紹介します。目標達成の参考にしてください。

Tags:

未達の意味

「今月は目標未達で終わりそう」というように用いる「未達」ですが、実は正しい意味を知らない人もいるでしょう。また、目標が未達だとどのような影響があるのかなども紹介します。まずは意味をチェックしましょう。

的

(c)AdobeStock

意味

み–たつ【未達】
1:まだ達成しないこと。「目標額の―」
2:学問などがまだ熟達していないこと。
3:郵便物や電子メールがまだ届いていないこと。
『デジタル大辞泉』(小学館)より引用

「未達」を辞書で調べたところ、上記の意味があることがわかりました。ビジネスシーンでは1番の意味で使うことが多いでしょう。目標やプロジェクトの進捗管理などで、頻繁に使用されている言葉です。

目標未達はダメなこと?

目標未達の場合、会議などで原因分析をして、目標や取り組みの見直しをする企業や部署は多いです。ある程度のキャリアを積んでいる人なら、なぜ問題になるのかわかりますが、後輩などが「目標未達って何がダメなんですか?」と聞いてきたら、どんなふうに説明すればいいか迷いませんか? ここでは、目標未達が問題視される理由について紹介します。

モチベーション低下

目標が未達だと、当然ながらメンバーのモチベーションは下がります。未達の状態が続くと、努力が報われず、場合によっては給料やボーナスに影響が出ることもあるため、多くの人が失望し、働く意欲を失ってしまうかもしれません。また、達成感を得られないことから、業務や会社に対して、ネガティブな思いを抱くケースも考えられます

社員や企業が成長しない

目標が未達は、社員の成長機会を逃す原因にもなります。社員が「自分には才能がないのかも」「この仕事は向いていないのかも」と考えてしまい、次の挑戦に尻込みする可能性があります。そのような社員が増えると、企業全体の成長が鈍化するでしょう。企業が目標未達に対して対策を講じるのは、社員の成長を促進し続けるためでもあります。

業績悪化につながることも

目標未達が続いてしまうと、業績の悪化を招く可能性があります。予定していた売上が達成できなかったり、プロジェクトの計画が頓挫したりすると、企業の将来に悪影響を与えることになるでしょう。従業員一人一人の目標達成が積み重なることで、企業の業績が向上するため、目標未達は企業にとって大きな問題となります。

目標未達成の主な原因

設定した目標がなかなかクリアできない場合、何かしらの原因があります。再チャレンジする前に、必ずやりたいのが目標未達の原因を明らかにすることです。ここからは、目標未達の原因だと考えられることを見ていきましょう。

チェック項目

(c)AdobeStock

進捗管理ができていない

業務遂行に欠かせない「進捗管理」ですが、これが原因で未達になるケースがあります。進捗の管理不足による目標未達は、リーダーが「結果」のみを重視し「プロセス」に対する意識が希薄な場合に起こりやすいとされています。

たとえば、チーム内で「できる人とできない人の差が激しい」といった足並みの乱れが生じたり、スケジュールの遅延やクオリティの低下といったことが生じる場合は、進捗管理の見直しをする必要があるでしょう。

▼あわせて読みたい

目標設定が間違っている

効果的でない目標設定も、目標未達につながりやすいです。現場の声や状況を把握せずに目標設定をしたり、市場動向に対する知識や情報把握が不足したまま目標設定をすると、いい結果につながりにくいでしょう。また、予想外の事態を想定せずに目標設定することも、リスクがあります。

特に、チームリーダーや経営層は状況やメンバーの現状把握をしっかりと行い、考慮に入れながら、目標を検討しなければなりません。

スキルやモチベーションが不足している

個人に目を向けると、目標未達の原因になるのが、スキルやモチベーションの不足です。

新入社員や業界未経験者などは、経験や知識が不足していることが多いですよね。その場合、一人で目標達成は難しいことが多いので、段階に見合ったサポートが必要です。

また「なぜこの目標を目指すのか」「達成したらどうなるのか」という動機づけが曖昧だと、従業員の意欲アップにつながらず、目標未達に終わることが多いでしょう。企業は、従業員のスキルやモチベーションアップにつながる対策を講じる必要があります。

▼あわせて読みたい

コミュニケーション不足

チームや部署内でのコミュニケーションに問題があると、目標未達につながりやすいです。たとえば、情報共有が滞っていたり、チーム内で現状把握ができていなかったりすると、適した対応ができず、目標達成に影響します。また、各々の意見や考えを伝達し合わないのも問題ですね。関係性がこじれ、お互いに対する不信感につながるかもしれません。

定期的にミーティングを行ったり、コミュニケーションツールを導入するなどして、目標達成に向けて全員が協力し合える環境をつくると、コミュニケーション不足が緩和できるでしょう。

役割分担ができていない

チーム内の役割分担がきちんとできていないのも、目標達成に影響します。業務の重複や漏れが生じているのに、誰もそれに気づかなかったということにもなりやすいです。

各メンバーの役割と責任は、取り組み開始の段階で明確にし、全員に共有するといいですね。また、タスクを細分化して担当者を決め、いつでも見られるようにしておきましょう。状況に応じて、役割分担を調整するのも必要です。

リソース不足

これは企業全体の話になりますが、リソース不足も目標未達の原因になりやすいです。設備や経費の不足もそうですが、深刻になりやすいのが人員不足です。事前準備の段階で、具体的な計画を立て、必要なリソースを確保するのはもちろん、定期的に見直すことが重要といえるでしょう。リソース不足に気づいた場合は、迅速に代替案を提案しなければなりません。

目標未達を防ぐには

目標未達を防ぐ鍵となるのが、「最初の目標設定が、どれだけ具体性を帯びているか」ということです。また、メンバーのモチベーションを上げる方法も考えましょう。

細分化や定量化

「前期比より売上を20%アップさせる」「新規店舗を年間10店舗増やす」など、目標を数字で表すことを「定量化する」といいます。定量化するメリットは、具体的な行動案が立てやすいこと。定量目標から逆算していけば、今何をやるべきかが見えてきます

定量目標を掲げた後は「目標の細分化」を行ってみてください。ゲームでレベルアップするのと同様に、目標を段階的に設定していきます。目標を細分化すると「自分が何を達成してきたが」が一目瞭然です。達成感が生まれ、モチベーション向上にもつながります。

逆に、目標が細分化されていないと、ゴールまでの道のりの長さに気が遠くなってしまい「もう諦めよう…」という気持ちになる可能性があります。

1 2

Read Moreおすすめの関連記事

スマートフォンプレビュー

【登録無料】
Domaniメルマガ会員募集中

管理職世代の通勤コーデ、明日は何を着る?子供の受験や習い事、
どうする?人気モデル、ハイセンスなDomani読者モデル、教育のプロたちから
発信されるタイムリーなテーマをピックアップしてお届けします。
プレゼント企画やイベント参加のスペシャルなお知らせも!