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LIFESTYLE 夫婦

2023.11.03

100人に聞きました!事実婚についてあなたは賛成?反対?その理由は?

 

親族との付き合いが面倒

・籍を入れることで、夫側の親族づきあいなど、いろいろと面倒がありそう(30代・長野県・子ども3人)
・相手の親戚づきあいをしたくないから。舅(しゆうと)・姑(しゆうとめ)と関わりたくない(30代・大阪府・子ども2人)

結婚したくてもできない人にとってはいい機会

・少子化だし、結婚したくてもできない人にとってはいい機会 (30代・埼玉県・子ども2人)

婚姻は縛られているように感じる

・婚姻しているというだけて、何かしばられている気がするから。離婚するにもいろいろと面倒だと聞くから(30代・千葉県・子ども1人)
・結婚しても離婚する人が多いから (40代・千葉県・子ども1人)

個人同士でつきあっていきたい

・結婚すると、多くは夫の名字に変わり、夫の家系のひとりとなる。そうではなく個人対個人としてつきあいたい。なんのしがらみもなく、相手の家庭とも関係をもっていきたい。(40代・北海道・子ども2人)

事実婚

子どもや相続などに責任がもてればいい

・根本は本人同士がよければ入籍にこだわらない形は、わずらわしさが少なく悪くはないと思う。だけど、子どもが欲しいとか、どちらかが亡くなったときの相続とか、複雑化しそうな人間関係に責任がもてれば (40代・新潟県・子ども2人)

子どもがいなければ戸籍にこだわらなくて良い

・子どもがいなければ、戸籍にこだわらなくてもいいと思う (30代・千葉県・子ども1人)

事実婚をしている

・同棲からそのまま子どもができて、ずっと事実婚です (40代・東京都・子ども1人)

出産人数が増えればいい

・事実婚で、女性の出産人数が増えればいいと思う (40代・埼玉県・子ども1人)

事実婚のほうが対等

・実際に結婚してみて、氏名や本籍が変わることに不便を感じたり、家事や育児の割合が多いことに不満があるので、事実婚のほうが対等な関係を保てるように思えます (30代・石川県・子ども1人)

「事実婚に賛同・実践しているカップルでも、子どもができたときのことを考えると、法律婚を選択する方もいらっしゃいます」と話すのは、夫婦問題を多く扱う弁護士・正木裕美さん(アディーレ法律事務所)。

さらに先のことを考えると、お互いに相続権がないため、急に一方がなくなったときに「預貯金も自宅も相続できない、ということになりかねません」(弁護士・正木裕美さん)。

トラブルを回避してつらい目にあわないためには、以下のような方法も有効だそう。

「事実婚は柔軟な関係だからこそ、お互いに納得できるまでメリットもデメリットも話し合っておくことをおすすめします。たとえば、子どもが生まれたときのこと、生活費の負担、病気になったら、働けなくなったら、浮気したら、別れることになったら…。これらを具体的に話し合っておき、取り決めを公正証書で契約書としてまとめるのもいいと思います」(弁護士・正木裕美さん)。

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続いて、事実婚反対派の意見はどうでしょう?

回答者全体の2割ほどの反対派の意見も聞いてみましょう。子どもができたときの問題、社会保障などの心配、戸籍にともなう日本の伝統の問題…。現実に起こりうることを想像してみると、簡単に賛成とはいえないようです。

無責任な感じがする

・何が夫婦間で問題があっても、「いざというときには逃げられる」と思っていそう… (30代・神奈川県・子ども2人)
・家族の絆や責任感が希薄になってしまう感じがする (30代・神奈川県・子ども2人)
・子どもがいるとなると、学校の行事や休校で家にいるときなどにサポートをしてくれなさそう。 (40代・山梨県・子ども3人)
・法的拘束力がないので、すぐに別れられる存在として扱い(扱われ)そう。子どもが生まれたときに困るし、自分の人生に責任をもてないだらしない人がする印象。信用できない (30代・東京都・子ども2人)
・誰もが事実婚になれる。責任が希薄 (30代・宮城県・子ども1人)

子どもがいると不都合がある

・子どもができたときに、その子がかわいそうだから (40代・鳥取県・子ども2人)
・子どもをもつ場合は不都合が多い (30代・千葉県・子ども1人)
・本人たち2人だけなら自由だと思うが、子どもができたら結婚して籍を入れて家族になることは家庭の形として大事だと思う (40代・新潟県・子ども3人)

社会保障や制度の面

・お葬式にも参加しにくいし、年金ももらえない (40代・兵庫県・子ども2人)
・社会的な補償がないので (40代・長崎県・子ども1人)
・制度の面で不公平感がある気がする (40代・宮城県・子ども2人)
・あとあと面倒くさいことになりそう (40代・熊本県・子ども2人)

中途半端

・なんとなくですが、恋人なのか夫婦なのか、半端で曖昧な気がします (30代・京都府・子ども1人)
・既婚か独身か、どちらかはっきりすべき (30代・新潟県・子ども1人)

いい加減になりそう

・だらしない性格だと、いろんなことが「いい加減」になってしまいそうな気がします (30代・福岡県・子ども2人)

恋人と変わらない

・それなら恋人でいいと思うから。第三者からすると紛らわしい (30代・兵庫県・子ども2人)

意味がない・わかりにくい

・「婚」ってついているなら、入籍していないと意味がないのでは (30代・京都府・子ども1人)

家族で姓が異なるのはわかりにくい

・ご近所やそのほか人づきあいにおいて、家族で姓が異なるのはわかりにくい (30代・埼玉県・子ども1人)

メリットがよくわからない

・事実婚のメリットがよくわからない (40代・千葉県・子ども2人)

伝統は守りたい

・昔ながらの伝統は守っていきたい (30代・岡山県・子ども1人)

「事実婚」解消時には要注意

法律婚、事実婚のどちらにも、メリット・デメリットがあることはわかりました。そのとき見落としがちなのが、「事実婚を解消するときの注意点」

お互い縛られないのが事実婚のよさですが、「離婚届のような手続きは必要ないものの、正当な理由(民法770条法定離婚事由に準じる)がなく事実婚を解消すると、慰謝料が発生する場合があります」(弁護士・正木裕美さん)とのこと。 また、「事実婚相手が子どもの認知をしていなかった場合、養育費の請求ができません。(別れるときは)認知を求めることからやらなければなりません」(弁護士・正木裕美さん)。 自由さ重視で事実婚を選んでも、自由がゆえに法律で守られないという側面も。先々に起こりうる事態まで想定しておくことは、自由と引き換えの作業なのかもしれません。

事実婚

写真/(C)Shutterstock

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弁護士

正木裕美

アディーレ法律事務所所属。男女トラブルをはじめ、ストーカー被害や薬物問題、労働トラブルなどを得意分野として多く扱う。過去『ザ・世界仰天ニュース』(日本テレビ)に出演のほか、『ゴゴスマ -GO GO!Smile!-』(TBS系)等のコメンテーターをはじめ、多数メディアに出演中。

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