生活費をくれない
・私が子育てで働けない期間、必要だとわかっていながら生活費をくれなかったとき。毎日が言い合いでした (30代・東京都・子ども2人)
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仕事をやめて家でダラダラしてた
・夫が仕事をやめて家でダラダラしていたとき (30代・香川県・子ども2人)
鬱の介抱したが感謝されない
・夫が鬱になって介抱したのに、感謝されなかったとき(40代・山形県・子ども1人)
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お酒
・夫がお酒を飲み過ぎて、飲んだことを隠したのがばれたとき (40代・広島県・子ども2人)
・酒グセが悪く、子どもの前でも酔っ払った姿を見せるとき (40代・京都府・子ども2人)
謝らない
・夫が悪くてケンカしたのに謝られなかったとき (40代・愛知県・子ども3人)
家事に非協力的
・夫が家事を手伝ってくれないとき (30代・大阪府・子ども2人)
理不尽に子どもに怒る
・夫が子供に理不尽な怒りを向けた (40代・東京都・子ども2人)
気持ちがなくなった
・夫への気持ちがなくなったとき (30代・栃木県・子ども2人)
・子どもができてからは気持ちがまったく離れてしまい、何かきっかけがあれば離婚するかもしれない (30代・群馬県・子ども2人)
すべて!
・存在自体に腹が立つ! (40代・滋賀県・子ども2人)
・常々思っていて、離婚届も数年前からずっと持っています (30代・千葉県・子ども1人)
不信感
・人間性に不信感をもったとき (30代・熊本県・子ども2人)
こうしてみると、長年の鬱積をのぞけば、日常での意見のいき違い考え方の違い、喧嘩から発展したイライラが起因している模様。喧嘩が多い夫婦が修復した例として、弁護士・鮫島 唯さん(アディーレ法律事務所)は、こんな「ちょっといい話」を教えてくれました。「喧嘩の多かったご夫婦が、『相手からされてうれしかったこと』『相手からされてイヤだったこと』を書いた交換日記を始めて、関係を修復した例がありました」。
【離婚したいと思ったとき】リスクや負担、やっておくべき準備
いざ離婚を思い立ったら、どんなことを準備したらよいでしょうか。離婚問題を多く扱う弁護士の意見も聞きつつ、考えてみます。
お金の問題はシビアに考える
弁護士・正木裕美さん(アディーレ法律事務所)によると、離婚後の家計は「離婚前より厳しくなるケースがほとんどです」。離婚を決める前に必要なのは、「自分の収入で家計をまかなうことができるか。自分が病気や怪我で収入が減ることも考慮に入れつつ、冷静な判断が必要です」
そのとき、覚えておきたいのは、「(子どもがいる場合)離婚後に夫側から養育費を約束どおり払ってもらえるのは、約2割。実際には養育費に関するトラブルはとても多く、もらう養育費をあてにした生活設計は危険です。離婚時は、養育費・財産分与・慰謝料などの条件をしっかり決めておくことが大事です」(弁護士/正木裕美さん)。
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シングルマザーのワンオペ育児をとるか、現在のイライラか
子育ての意見や方向性は、夫婦間で「満足」「一致」というほうが現実は少ないもの。いっときのすれ違いや意見の相違で離婚を思い立った人に、弁護士・正木裕美さん(アディーレ法律事務所)は、こんなふうに話します。
「夫が希望どおりやらずにイライラしても、シングルマザーのワンオペ育児より楽な面もあります」
人の目を気にしすぎない
「離婚後、子どもが不安定になるなどの影響を目の当たりにして、離婚が正しかったかどうか自問自答する方もいます。いまだに、離婚やシングルマザーなどへの偏見や厳しい意見をもつ人もいるのも事実です。自分自身がベストな道を選んだと堂々としていられる強さも必要ではないでしょうか。あまりに人の目を気にしすぎる性格だと、後悔することもあります」と弁護士・正木裕美さん(アディーレ法律事務所)。
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離婚で後悔しないために
離婚によって解決する問題があれば、新たに生まれる問題もある。その両方を洗い出して、冷静に検討することが、まず第一歩かもしれません。そしていざ決断したら、自分の選択を肯定できるように生きる。簡単なことではないけれど、離婚で後悔しないための大事なポイントといえそうです。
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弁護士
正木裕美
アディーレ法律事務所所属。男女トラブルをはじめ、ストーカー被害や薬物問題、労働トラブルなどを得意分野として多く扱う。過去『ザ・世界仰天ニュース』(日本テレビ)に出演のほか、『ゴゴスマ -GO GO!Smile!-』(TBS系)等のコメンテーターをはじめ、多数メディアに出演中。
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