会社で部下を指導している時に、ついイライラして怒鳴ってしまったというような経験はありませんか? 仕事や子育てで忙しく、余裕がなくなってしまうとつい感情的になってしまうこともありますよね。
指導する立場になったことで、自分の気持ちを上手にコントロールできるようになりたいという意識が強くなった人もいるはずです。どんな場面でも自制心を持ち、冷静な対応をとるには、日々どのようなことを心がけたらいいのでしょうか? 本記事では、自制心の意味や自制心を鍛えるメリット、自制心の鍛え方について解説します。
そもそも自制心の意味とは?
自制心とは、そもそもどのような意味なのか確認しましょう。
自分の欲望を抑えること
自制心は、英語で「self-control(セルフコントロール)」といい、欲望を我慢できる気持ちのことを指します。ダイエット中に甘いものを我慢する、節約のために衝動買いしたい気持ちを抑える、怠けたい気持ちを我慢して資格試験の勉強に取り組むなど、何かを成し遂げるための意志の強さにもつながるものです。
態度や言葉に表れるのは、欲望を我慢して努力する姿勢ですが、内心では「お菓子を食べたい」「新しい服が欲しい」「遊びたい」などと感じているかもしれません。しかし、その気持ちを上手にコントロールして、今取り組むべきことに集中できていれば、自制心を持っているといえるでしょう。
つい自分を甘やかす自制心が弱い人の特徴
自制心を強く持つことが大切と分かっていても、つい怠けてしまったりすることがありますよね。そのように、つい自分を甘やかしてしまう人には、どのような特徴があるのでしょうか?
努力をすることが苦手
自制心が弱い人は、目標を立てて努力をすることが苦手です。たとえば、ダイエットをしているのに、もったいないからと夕飯で残ったおかずを食べたり、雨が降りそうだからとウォーキングをしなかったり…。何かと言い訳をしてサボってしまうことってありますよね。
また、仕事が忙しくてジムなどにいく時間もないのに、「1か月で5kg痩せる」などと、ハードルの高い目標設定をしてしまうと、途中で挫折してしまいやすいでしょう。
自分のことしか考えていない
「自分の都合を優先する」のも、自制心が弱い人の特徴といえます。たとえば、ママ友同士で予定を合わせてランチの約束をしたにも関わらず、当たり前のように当日キャンセルの連絡をしてくる… という人はいませんか?
途中で面倒になってしまうと、仕事や保護者会などの大切な予定を放棄してしまうこともめずらしくありません。しかも、キャンセルしたことに、さほど申し訳なさを感じていない態度をとっていることもしばしば…。自制心が弱く欲望を我慢できないため、約束があっても自分の都合を優先してしまうのです。