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2024.07.18

「自制心」は鍛えられる? 我慢強さが弱い人・強い人の特徴と鍛え方

口ばかりで行動に移さない

自制心が弱い人は、衝動的な行動や発言が多いため、後先考えずに大きな目標を口にすることがあります。しかし、宣言しても続かないことが多いため、「口先だけの人」という印象を周りに与えてしまうことも少なくありません。

宣言して実行できればいいのですが、興味がすぐに冷めてしまい、モチベーションが維持できない場合が多々あります。また、できなかったことに対して言い訳することが多く、周りの人の信頼を損なってしまうこともあるでしょう。

怒りっぽい

自制心が弱いと、怒りや悲しみの感情をそのまま相手にぶつけてしまいます。子どもがいうことを聞かずに駄々を捏ねている時に、大声で怒ってしまい後から後悔することもあるでしょう。感情をうまくコントロールできないことから、人間関係がギクシャクしてしまうことも自制心が弱い人の特徴です。

理想としたい自制心が強い人の特徴

身の回りに、きちんと自己管理ができていて、いつも穏やかな雰囲気を持っている人はいませんか? ここでは、自制心が強い人の特徴を紹介しますので、お手本にしてみてくださいね。

ショートカットの女性

(c) Adobe Stock

自分の感情をコントロールできる

常に「冷静さを維持できる」のが、自制心が強い人の特徴です。いくら大人でも時には、相手を怒ったり責めたりしたくなることもあるでしょう。しかし、自制心が強い人は、感情が高ぶってもストレートにぶつけることはあまりしません。一度気持ちを整理して、落ち着いてからどのように伝えるべきか考え、言葉を選びます。

そのため、子どもを感情に任せて怒ってしまいそうなときや、パートナーを責めてしまいそうなときに、一呼吸置いて落ち着いてから対応できるのです。

何事も計画的

自制心が強い人は、計画を立てて確実に実行していきます。最終目標だけではなく、「ゴールへ到着するまでの、細かなステップを設定する」から、途中で挫折しにくいのです。もし「今の会社から独立をして起業したい」という目標があるなら、何年までに起業するというゴールを決めて、会社に通いながら資格を取って、起業セミナーに通うなどの具体的な計画を立てていきます。

実現不可能な目標を立てず、現実的に着実な計画を立てていける賢さも、自制心が強い人の長所といえるでしょう。

想像力がある

クライアントから理不尽な要求をされた時などには、つい感情的な発言をしてしまいそうになることもあるでしょう。イラッとした時ほど自制心の強い人は、「このまま怒りの感情をぶつけたらどうなるかな?」と想像して、立ち止まることができます。

また、「どのようにしたら相手に喜んでもらえるかな」と、プラスの方向に想像力を働かせることもできるため、気配りができて、周囲から好印象を得ることができるのです。

自制心を鍛えるメリット

社会人として自制心を持つことの重要性は理解できますが、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか? 一緒に見ていきましょう。

フラットな姿勢で向き合える

自制心を鍛えることで、自分の感情に振り回されることがなくなるため、人に対してフラットな姿勢で接することができるでしょう。「なんでこうしてくれないんだろう」「きちんとやるべき」などという、固定観念が外れて、相手を許すことができます。

すると、自分の心も楽になり、人付き合いが楽しくなったり、前向きな姿勢で仕事に取り組むことができるようになりますよ。

理想の状態に近づける

つい自分に甘くなりそうになった時に、「いけない、いけない!」と自分を律することができるようになることで、夢や目標が達成できたり、理想の自分に近づくことができます。また、目標を達成できたことで自分に自信がつき、他のことにもチャレンジしてみたい! と積極的になれるかもしれませんよ。

周囲から信頼される

時と場合によって、言葉遣いを選んだり、その場に応じた振る舞いを心がけている様子は、周りの人にもきっと伝わるはず。例えば、クライアントから失礼なことを言われたのに、さらっと気の利いた一言を返したり、穏やかな姿勢を崩さないところを見て、仕事仲間から「〇〇さんの大人の対応を見習いたいな」と一目置かれるかもしれません。

そんな姿が周囲からの信頼を集め、新たなビジネスチャンスにつながる可能性もあるでしょう。

自制心の鍛え方をチェック

どんなに忙しくても、いつも心に余裕があって穏やかでいられる人って素敵だと思いませんか? 自分の感情をうまくコントロールする術を学んで、知的で凛とした印象を身につけてみてください。

三人の女性

(c) Adobe Stock

理想の自分像を思い描く

まずは、こんな素敵な人になりたいという、理想の自分像をイメージすることから始めてみてはいかがでしょう? 「どんなに忙しくても、穏やかな笑顔でいられるA先輩みたいになりたい」や、「上司や目上の人に、媚びずに自分の意見を伝えられるようになりたい」など、具体的な姿を思い描いてみてください。

事前にしっかりとイメージができていることで、実際にそのようなシチュエーションになった時に、「あ! こんな不機嫌な態度をとってはダメだ」と気付いたり、「感情的にならず、毅然とした態度をとろう」と自分を諌める癖がつくでしょう。

生活を整える

もともと自制心が強いタイプの人でも、極端に疲れているときにはうまく自制心を発揮できないことがあります。良好なコンディションを維持するため、「規則正しい生活習慣」を身につけることが大切です。

早寝早起きを心がけて良質な睡眠をとると、心身ともにすっきりします。また、早めに出勤したり、約束の時間10分前に到着をする習慣を作ることで、心に余裕が生まれるでしょう。

記録をする

新しい習慣を始めて計画通りに進めていても、気付くと元のリズムに戻っているということがあります。このような事態を予防するには、「記録すること」がポイントです。ダイエットを始めたとしたら、食事や間食・運動・体重などを記録します。食べると記録しなければいけないため、書きたくないから食べない、というように自制心を働かせやすくなるのです。

その繰り返しにより、次第に怠けることの方が気持ち悪く感じるようになります。記録を見返すことで、少しずつ成長していることを実感できるという点もメリットです。また、挫折しそうになったときに見返すと、自分なりの解決策のヒントが見つかるかもしれません。

うまくストレスを発散させる

自制ではなく、ただ単に言いたいことを我慢しているだけだと、ストレスが溜まってしまいます。自分を客観的にみて、「ストレスが溜まっているな」と感じたら、早めに発散して心の中をすっきりさせましょう。

ランニングやヨガなどで汗をかいてリフレッシュする方法のほか、アロマを使って精神をリラックスさせるのもいいですね。また、今後のキャリアや育児に悩んだ際に、相談できる専門家や同期の友人などを作っておくのも、心の余裕につながるかもしれませんよ。

最後に

家事や仕事で毎日忙しく動いているワーママにとっては、心穏やかにいられないこともありますよね。もし、職場でイラッとすることがあった時には、自制心を保つためのトレーニングだ! と思って、前向きに取り組んでみてください。乗り越えることで、知的で素敵な人に近づけるはずですよ。

TOP画像/(c) Adobe Stock

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