口ばかりで行動に移さない
衝動的な行動や発言が多いため、後先考えずに大きな目標を口にすることがあります。しかし、宣言しても続かないことが多いため、「口先だけの人」という印象を周りに与えてしまうこともしばしば。宣言して実行できればいいのですが、興味がすぐに冷めてしまうことや、行き当たりばったりのことが多く、モチベーションが維持できない場合も多々あります。できなかったことに対して言い訳することが多く、周りの頑張っている人のモチベーションを下げるてしまうなんてことも。
理想としたい自制心が強い人の特徴
先ほど紹介した特徴から、自制心が弱い人は自分の気持ちの向く先や行動・発言を思う通りにできないということが分かりました。ここからは、目標にしたい自制心が強い人の特徴を紹介します。
自分の感情をコントロールできる
常に「冷静さを維持できる」のが、自制心が強い人の特徴です。誰でも、感情が高ぶることはあります。怒ったり責めたりしたくなることもあるでしょう。自制心が強い人は、感情が高ぶってもストレートにぶつけることはあまりしません。一度気持ちを整理して、落ち着いてから何をどのように伝えるべきか考え、言葉や行動に移します。
子どもを感情に任せて怒ってしまいそうなときや、パートナーを責めてしまいそうなときに、一呼吸置いて落ち着いてから対応できるのです。いつでも冷静でいられるため、ピンチに直面して周りが慌てていても、テキパキと解決のために行動できる人といえます。
何事も計画的
頑張りは将来必ず報われると信じて行動できるため、どのようなことでも計画を立てて確実に実行していく人が多いです。最終目標だけではなく「ゴールへ到着するまでの細かなステップを設定する」のです。そのために、まずは下調べをします。たとえば、目標が「3カ月で5kgやせる」なら、さまざまなダイエット方法を調べ、自分に向いているものを選ぶところからスタートします。
その後、自分の現状と照らし合わせ、無理なくできるメニューを考えるのです。張り切りすぎて無理をすることがないため、着実にゴールへ向かえます。サボりたいという気持ちがないわけではありませんが、目標達成の喜びを感じたいという思いで頑張り続けられます。
自制心の鍛え方をチェック
感情をコントロールし計画的に目標達成できる自制心の強い人は、約束にルーズで何事も続かない自制心の弱い人よりも人間的な魅力がある印象です。自制心の鍛え方を知ることで、理性的で凛とした大人の女性にふさわしい雰囲気を身につけられるかもしれません。
目標を定める
自分で決めたことを守るためには、目標設定することが大切です。挫折しない目標設定は「具体的で細かいステップを用意すること」がポイント。最終目標は大きすぎるものでも構いません。しかし、それだけでは「具体的にどのように行動すればいいか」が分かりにくいものです。
大きな目標を達成するために「まずやるべきことは何か?」ということを考えておけば、三日坊主で終わることはほとんどなくなります。最初から難しいことに挑戦せず、確実にできることからステップアップすることも重要です。たとえばダイエットなら、腹筋10回・おやつをナッツ類へ変更・お風呂あがりに5分間だけストレッチといった内容なら、比較的簡単に実行できるのではないでしょうか。
生活を整える
もともと自制心が強いタイプの人でも、極端に疲れているときにはうまく自制心を発揮できないことがあります。良好なコンディションを維持するため、「規則正しい生活習慣」を身につけることが大切です。早寝早起きを心がけて良質な睡眠を取るだけでも、心身ともにすっきりします。栄養バランスの取れた食事で健康をキープすることも、コンディションの維持に欠かせません。
毎日の仕事や家事でたまるストレスを解消することもポイントです。趣味や好きなことに没頭する時間を設けることで、リフレッシュできるはず。まとまった時間が取れないときには、お気に入りの飲み物やアロマを楽しむだけでも、気持ちの切り替えに役立ちます。
記録をする
新しい習慣を始めてすぐは計画通りに進めていても、気付くと元のリズムに戻っているということがあります。このような事態を予防するには「記録すること」がポイントです。ダイエットを始めたとしたら、食事や間食・運動・体重などを記録します。食べると記録しなければいけないため、書きたくないから食べない、というように自制心を働かせやすくなるのです。
その繰り返しにより、次第に怠けることの方が気持ち悪く感じるようになります。記録を見返すことで、少しずつ成長していることを実感できるという点もメリットです。また、挫折しそうになったときに見返すと、自分なりの解決策のヒントが見つかるかもしれません。
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