結婚式の髪型マナーをおさらい
ダウンスタイルは避ける
一般的にミディアムヘアやロングヘアの場合、ダウンスタイルでの出席はタブーとされています。できるだけアップヘアにまとめ、清潔感のある印象にまとめるのが良いでしょう。
ショートヘアやボブさんなど、髪が肩よりも上の場合はダウンスタイルでOK。ただし当然ですが、寝癖などはしっかり直してからセットしましょう。
顔まわりはスッキリさせる
結婚式ではお辞儀をしたり食事をしたりするシーンが多いので、顔まわりの髪はスッキリとまとめておくのが基本。両サイドの髪は飾りピンなどで留めておくなどしておきましょう。
花嫁より派手にならないようにする
あくまで主役は新郎新婦。ゲストのあなたが花嫁よりも目立ってしまうような髪型をするのは、避けるのが無難でしょう。ド派手な盛り髪や、やりすぎな装飾には気をつけて。
レングス別・おすすめの3スタイル
ショート・ボブ:顔まわりにフェミニンなニュアンスをオン
毛先を入れて留めるだけ! あらかじめ軽く巻いておくと、ニュアンスが出てよりおしゃれに。ショートさんは顔まわりでフェミニンさを演出しましょう。
【アレンジ方法】
1. 顔まわりの後れ毛を残したら、後ろの髪を襟足付近でひとつに結ぶ。
2. 結び目の上に隙間を作り、そこに毛束を下から入れる。
3. 毛先は引き抜かずそのままにし、表面を整えてピン留めする。
4. 後頭部の毛束を部分的に引き出し、凸凹感をつける。
5. 後れ毛をアイロンでリバース巻きにする。中間から挟み、毛束が顔に沿うようにし、アイロンを下向きに引き抜く。
6. 最後バームを指先に少量とり、後れ毛になじませ巻きをほぐしたら完成。
ミディアム:上品さと今っぽさを両立した横くるりんぱ
メタルバレッタはスタイリッシュでありながらヘアスタイルを程よくカジュアルダウンできるので、とくに上品シンプルなまとめ髪の時に使うのがおすすめです。
[アレンジ方法]
1.手ぐして髪をひとつにまとめたら、襟足近くでシリコンゴムで結びます。結び目の内側にひとさし指を入れます。(上の髪が気持ち多めになる位置に指を入れます)
2.STEP1でひとさし指を入れた穴に毛束を入れます。この時、毛束を通し切らずに毛先は出したままにします。ゴムの結び目が髪の内側に入って隠れればOK。
3.横くるりんぱの入り口が隠れる位置にバレッタを挿します。ベースの髪と毛先をバレッタではさんで固定したら、毛先を広げて散らします。髪を結ぶ前にヘアアイロンで毛先だけカールをつけるとさらにこなれ感がアップします。
ロング:洒落見えを叶え、美人度もアップさせるハーフアップ
きちんと感と上品さ、知的さ、そして美人度がアップするハーフアップは、結婚式のヘアアレンジにもってこい! ロングヘアでも、実はピン不要。ゴム2本だけでできるお手軽さも魅力です。
【アレンジ方法】
1. 髪をランダムに巻いたら、後頭部の一部をシリコンゴムで結ぶ。
2. 両サイドの耳前の髪を後ろで結び、最初に結んだ毛束に重ねる。
3. 下の結び目を広げながらひとねじりし、その空間にもう一方の毛束を通す。
くるりんぱ・華やかヘアアレンジ
立体感が華やかなトリプルくるりんぱ
【アレンジ方法】
1. あらかじめ髪を巻いておき、尖ったもので分け目をジグザグにする。
2. 左右のこめかみから毛束をとってひとつに結んだら、くるりんぱする。
3. その下の毛束も同様に後ろで結び、くるりんぱ。
4. さらにその下のサイドの毛束も結び、くるりんぱ。
5. 結び目を押さえながら、毛束をランダムにつまみ出し後頭部を崩していく。
6. フォルムが丸くなるよう毛束をつまみ出し、全体のバランスを整えたら完成。
きちんと感あるおしゃれギブソンタック
【アレンジ方法】
1. あらかじめランダムに巻いておく。前髪をざっくりと8:2の横分けにする。
2. 襟足の髪を残し、サイドにゆるみを持たせながら下の位置で結び、ハーフアップ風にする。
3. 結び目上に穴を開け、毛束を表面から入れてくるりんぱする。
4. くるりんぱした毛束と、残しておいた襟足の毛束をそれぞれ左右2つに分ける。
5. ①から順にくるりんぱ部分に巻きつけていき、ピンで固定する。
6. ピンは横向きに深く差し込み、地の毛をすくいながらUターンさせて押し込む。
7. ほどけないよう何箇所か留め、最後毛束を入れ込んだ部分を押さえながら後頭部の髪を引き出す。
ハーフアップ・上品ヘアアレンジ
アイロン不要でできる上品2段ハーフアップ
【アレンジ方法】
1. 眉山の延長線上で分け目をとった後頭部の髪をハーフアップにする。
2. 両サイドの髪をとり、もうひとつハーフアップを作る。
3. 下のハーフアップのゴム下を下げたら、右親指と人差し指を下から入れる。
4. 指を入れたまま手首を時計回りに180度回転させ、ハーフアップをねじる。
5. 親指と人差し指で、上のハーフアップの毛束をつかむ。
6. つかんだ毛束を、下のハーフアップをねじった輪っかから引き出す。
7. 下の毛束を引っ張ってゴムの位置を上げ、ハーフアップの中に隠す。
8. 上のゴムは位置を下げ、ハーフアップの中に隠す。
9. 後頭部からまんべんなく毛束を引き出し、トップに高さを出す。
10. バレッタをつけて完成。