【確り】たしかり…ではありません!
「確認」、「的確」、「確実」など漢字の中でもわりと身近なもののひとつですが、【確り】という使い方もあるのを知っていますか?
「確かに」は「たしかに」ですが、では【確り】とは。
もちろん「たしかり」ではなく…
もとより?あまり?あなどり?
一体なんと読むのでしょうか?
正解は…
【しっかり】
でした!
【確り:しっかり】
1.物事の基礎や構成が堅固で安定しているさま。
(1)かたく強いさま。
(2)確かでゆるがないさま。
2.考えや人柄などが堅実で信用できるさま。
3.気持ちを引き締めて確実にするさま。
4.身心が健全であるさま。また、意識がはっきりしているさま。
5.十分であるさま。たくさん。皮肉をこめていうこともある。
6.相場が上昇傾向にあるさま。
〈小学館 デジタル大辞泉〉より
~【確】の応用編~
冒頭に出てきた「確認」、「的確」、「確実」など、「かく」と読むのは漢字が連なる時だけではありません!
「確たる証拠をつかんだ!」という時にも、この【確】が使われます。
【確:かく】
たしかでまちがいのないさま。また、はっきりしているさま。
(例)
「―としたことはわからない」
「―たる証拠をつかむ」
〈小学館 デジタル大辞泉〉より
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