【即ち】説明する時などに使うあの言葉!
過去に出題しました【忽ち】という意味もある【即ち】、この漢字の読み方を知っていますか?
一般的に使われる意味では、「言いかえれば」や「つまり」など、先に話した内容を別の言葉で話す時に用いられる言葉です。
例えば、「日本の首都、即ち東京は…」など。
分かりましたでしょうか?
正解は…
【すなわち】
でした!
【即ち/則ち/乃ち:すなわち】
[1]
1.前に述べた事を別の言葉で説明しなおすときに用いる。言いかえれば。つまり。
「日本の首都―東京」
2.前に述べた事と次に述べる事とが、まったく同じであることを表す。とりもなおさず。まさしく。
「生きることは―戦いである」
3.(「…ば」の形を受けて)
前件の事実によって、後件の事実が自然に成り立つことを表す。その時は。そうすれば。
「戦えば―勝つ」「信じれば―救われる」
[2]
1.(連体修飾語に続けて)
その時。 2.むかし。あのころ。当時。
[3] 1.すぐに。たちまち。 2.もう。すでに。
〔補説〕この語の語源は、いわゆる「時を表す名詞」の一種であり、平安時代以後、「即・則・乃・便」などの字の訓読から接続詞として用いられるようにもなったと考えられ、現在ではその用法に限られるといってよい。
「すなわち」と読むのは【即ち】だけではなく、【則ち】や【乃ち】も同じ読み方・意味があるようです!
【即】には「ぴったりくっつく」という意味も!
【即決】や【即刻】のように、「すぐに…」のイメージがある【即】ですが、その他にも意味があります。確認してみましょう!
そく【即】
〈音読み〉ソク
〈訓読み〉つく すなわち
1.そのものにぴったりくっつく。つく。
「即位・即物的/相即・不即不離」
2.すなわち。とりもなおさず。「色即是空」
3.ただちに。すぐさま。その場で。
「即応・即興・即決・即座・即死・即時・即日・即席・即売/一触即発」
(引用すべて〈小学館 デジタル大辞泉〉より)
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