優しい
・言葉使いや、話し方が優しいので、心にすんなり言葉が入ってきます。私もいつかそんな素敵な上司になれたら良いな。(40代・東京都・子ども3人)
・優しい人の心底には、強さや、賢さが隠れていると思います。私の上司は言動が優しいのですが、芯の強さや、賢さが秘められていると思います。まさに能ある鷹は爪を隠すですね。(30代・千葉県・子ども2人)
感情的にならない
・感情に左右されないでいつでも温和にいられる人。また人の好き嫌いを表に出さず、いつも公平公正。 (40代・愛知県・子ども1人)
・理不尽に怒ったりしない。常に親身になってくれるし、偉そうにしているところを見たことがない。 (40代・長崎県・子ども2人)
感情的だったり気分屋でないことは上司としての重要なポイントのようです。
分け隔てなく接する
・平等に扱ってくれるのがいいと思う。えこひいきが一番たちが悪いから。 (40代・兵庫県・子ども2人)
・お気に入りの部下や、いじめの的を部下に作らないで、平等に接する上司 。(40代・青森県・子ども2人)
視野が広い
・決めつけでものを言わず、色んな角度からの意見が見える。 (40代・兵庫県・子ども2人)
・フロア全体がいつも見渡せていて、困っている人や悩んでいる人をきちんと把握できている人 。(40代・大阪府・子ども2人)
包容力がある
・こちらが失敗をしても、決して叱るところから始めるのではなく、まずは話を聞いてくれたり、フォローから入ってくれる包容力が上司には必須。 (40代・愛知県・子ども2人)
・部下が問題を抱えた時には、必ず仕事面でも精神面でもフォローに入ってくれる。(40代・大阪府・子ども2人)
何かあったときに上司が頼れるかどうかは、とても大きいポイントです。
責任感がある
・責任感があり、頼りがいのある人。部下の失敗も、自分の失敗と捉え一緒に責任をとってくれる。 (30代・愛媛県・子ども1人)
・責任感持って仕事をしている上司。人のせいにしたりせず、間違ったことはきちんと認められる人。 (40代・東京都・子ども1人)
理想の上司に近づくための方法とは
今すぐできそうな、理想の上司に近づくための方法を紹介します。できそうなことがあれば取り入れ、継続してください。
公平に判断する
公平な判断ができる人は、理想の上司になれるでしょう。部下が上司に望むのは、客観的事実に基づき、冷静に判断することです。感情や好き嫌いなどで判断を変えると、一瞬で信頼を失ってしまうでしょう。
言動に一貫性を持たせる
言うこととやることに一貫性がある人は、周りから信頼されやすいです。また、上司が有言実行タイプだと、部下は安心して心を開いてくれるでしょう。そうなるには、どんな小さなことでも宣言したらやり切ることが大切です。
しかし、部下や後輩に無理を強いるのはNG。周りのことはよく観察し、負荷がかかりすぎていないかチェックしたいですね。
論理的思考を学ぶ
部下を指導したり、取引先と商談をする際に役立つのが、論理的思考です。根拠や論理を示しながら話を進めることで、説得力が増し、周りを納得させることができるでしょう。また、論理的思考で仕事に取り組む人は理由や基準が明確なため、信頼を得やすいです。論理的思考を身につけるには、自分の思考癖に気づくことや、具体的な言葉を使って話すこと、目の前の出来事に疑問を持つことが欠かせません。日頃から意識して、論理的思考を磨きましょう。
積極的にコミュニケーションをとる
部下だけでなく、上司や他部署の人たちと積極的にコミュニケーションをとり、信頼関係を築けるかどうかも大切です。いろんな人に自分から話しかけ、コミュニケーションをとりましょう。他愛のない会話を大切にすると、相手との距離が縮まりやすいですよ。
向上心を持ち、学び続ける
役職に就くと、仕事量が増え、負う責任が重くなります。幅広いことに知識があり、経験豊富な上司だと、周りは安心できますよね。そのためにも向上心を持ち、さまざまなことを学び続けましょう。その姿勢に刺激され、部下や後輩の意欲が上がるかもしれません。
上司としてNGな行動や特徴とは
「こういうタイプは上司に持ちたくない」「こういう行動を取る人が上司は嫌だ」と思う人もいますよね。どのような行動や特徴があるかチェックし、反面教師にしましょう。
指示があいまいなのはNG
仕事の仕上がりに満足できないと、部下のせいにする上司がいます。しかし、指示の出し方に問題があるケースも多いのです。指示の出し方や内容があいまいだと、指示された部下はタスクを十分に果たせません。指示を出す際は、仕上がりに求める具体的レベルやイメージをしっかり部下と共有しましょう。指示は、明確かつ具体的であることが基本です。
失敗したことを責めて終わるのはNG
部下が失敗をした時、責めるだけで終わる上司がいます。これだと、部下は萎縮してしまい、のびのびと仕事をすることができません。部下が失敗をしたら、まずは言い分を聞きましょう。そこに改善や防止のヒントがあるかもしれません。また、自分の考えを押し付けるのもNG。部下自身に考えさせることが重要です。
部下に丸投げはNG
「あなたが考えてやればいいから」と、仕事の判断を部下に丸投げする上司がいます。これをされたら、部下は戸惑ってしまうでしょう。また、そのような上司に限って、結果がよくないと部下を責めがちです。仕事の判断を部下に任せる場合は、疑問や不安点がないかを確認しながら、相談しやすい雰囲気を作ります。「丸投げされた」と部下に思わせるのではなく、「信頼して任せてもらえた」と思ってもらいたいですね。
部下に注意できないのはNG
「部下に嫌われたくない」「感じの悪い上司だと思われたくない」と思いすぎて、部下に進言や注意ができない上司は、かえって部下に嫌がられます。上司の役割は、部署内を統率することです。部下の顔色を見てばかりで、部署の評判が下がったり、成果が出せなくなるのは避けたいですね。「嫌われてもいい」と覚悟を決め、全体のレベルアップに尽力するほうが、人間関係は円滑になるかもしれません。
最後に
理想の上司とは、優しさと強さ、リーダーシップと包容力といった要素を兼ね備えている、バランスのいい人を指すのかもしれません。立場が上がると、能力やスキルと同じくらい、豊かな人間性が求められます。上司となった時には、「素敵な上司」だと思われる人物になりたいですね。
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