ストレス解消になる
ストレスを軽減し「リラックスしやすい状態」を作れるというのも、読書効果の1つです。
実際に読書によって、イライラした気持ちが収まったり、前向きな気持ちになったりした経験がある人もいるのではないでしょうか。非日常を読書で疑似体験することですっきりした、というのもその1つです。
このような、読書によるストレス解消効果は、単なる気分の変化ではありません。ストレスへの有効な対処法としてセラピーにも取り入れられています。
読書によるストレス解消を目指すなら、自分の気持ちの状態に合った本を選ぶことがポイントです。行動の変化や苦しい気持ちの軽減につながりやすくなります。
▼あわせて読みたい
移動時間を有意義に過ごせる
電車やバスの移動時間に何気なくスマートフォンを操作しているなら、読書時間に充ててみませんか?仕事に役立つ本なら勉強時間として、大好きな小説なら趣味の時間として「移動時間を活用」できます。
普段は読まないジャンルの本に挑戦する時間、というように位置付けても良いですね。1日数分から数十分の積み重ねで、新しい知識を自分のものにできます。
自宅で読書をするとつい読み過ぎて睡眠不足になってしまうという人も、時間が限られる移動時間なら適度なところで切り上げやすいという側面も。
本の持ち歩きで荷物が増えるのを避けたいなら、電子書籍がおすすめです。アプリをダウンロードすればスマートフォンやタブレットでも読書ができます。
▼あわせて読みたい
効果をより引き出すための読み方は?
読書には、知識の習得からストレス解消まで、たくさんの効果があることが分かりました。その効果をより大きくするためには、読み方を工夫することが重要です。
同じ本を読んでいたとしても、読み方のポイントを意識しているか・いないかで、効果の出方には大きな違いがあります。
目的を持って読む
同じ読書でも、目的を考えずに読んでいると、内容をうまく理解できないことがあります。本から得た情報や知識をどのように役立てるかイメージができないため、重要な箇所がつかみにくいのです。
効果的に読書をするには、目の前の本をどのような目的で役立てたいのかを考えてから読み始めます。すると、習得したい知識やどの情報が役立つのかを判別しやすくなり、読書した内容をうまく整理できるはずです。
読書をした内容を日々の暮らしや仕事に役立てたいと考えているなら、目的を意識することが欠かせません。
情報をメモにまとめる
読書の目的が学ぶことなら、「メモ」を取ることで効果を高められます。
メモを取ろうとすると、キーワードを抜き出し内容を理解することが欠かせません。その上で、自分の言葉でまとめ直すのです。理解が不十分のままではできない作業のため、メモを取ることで学びが促されます。
ただし、本を読みながらメモをまとめていると、読書に集中できません。メモに集中してしまい、本の内容が頭に入ってこないこともあるでしょう。そこで便利なのが付箋です。気になる箇所や重要な箇所に付箋を貼り目印にします。区切りがいいところで付箋をもとにメモをまとめると、読書に集中しながらでもメモを取りやすくなるのです。
繰り返し読む
「繰り返し読む」ことも読書効果を高めるのに効果的な方法です。1回目の読書で気付かなかったことに数回読み込むことで気付くこともあります。繰り返し何度も読むことで、どんどん理解が深まるのです。
本文と同時に筆者による解説やあとがきも読むと、さらに内容を理解しやすくなります。本に書いてある内容を隅々まで読むことで、最初に読んだときには気付かなかった魅力が見えてくることもあるのです。
また、繰り返し読むうちに、関連する他の本に興味を持つこともあるかもしれません。
朝と夜、どちらの時間に読むと良い?
1日の中で本はどの時間帯に読むのがいいのでしょうか?朝と夜それぞれの時間帯に読むメリットを紹介します。自分の生活習慣とメリットを照らし合わせ、無理なく続けやすく、自分にとってプラスになるタイミングで読書をしましょう。
朝に読むメリット
朝の読書はゆったりした時間を過ごすことで、心を落ち着けることにつながります。1日の始まりにリラックスした時間を持ち、好スタートを切れるのです。
受取った情報の伝達や、記憶を定着させる脳の働きが活発になるため、集中して読書に取り組みやすい時間でもあります。特に、朝食前の空腹時は効果的です。
物事に前向きな気持ちで取り組みやすいタイミングでもあります。ポジティブな状態で読書に取り組めるというメリットがある時間です。