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2020.12.24

年齢別のお年玉の相場とは?やってはいけないNGマナーも紹介

 

お年玉をもらってはしゃぐ子どもの顔を見ると、こちらまでうれしくなるもの。子どもにとってもお年玉をもらうことは、お金の大切さを学ぶ貴重な経験です。一般的な相場を知り、年齢にふさわしい金額を渡しましょう。渡し方のマナーも合わせて紹介します。

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年齢別のお年玉の相場

お年玉をあげる際のポイントは、子どもをがっかりさせず、かつ親同士が気を使わずに済む金額を包むということ。適正な金額は子どもの年齢や兄弟姉妹の人数、親しさによって変わります。

お年玉 相場

(C)Shutterstock.com

お年玉の相場を年齢別に見ていきましょう。

赤ちゃんや未就学児

小さな子どもは、自分でお金を使うことはほとんどありません。お正月のプレゼント代わりに、500円玉1000円札を包む程度はどうでしょうか。

小さなうちはお金を持たせたくないと考える家庭もあるため、現金は子どもではなく両親に渡す方が無難です。ただし年上のきょうだいがいる子どもや、親戚の集まりなどでみんながお年玉をもらう場なら、両親の了解を得た上で本人に直接あげても問題ないでしょう。

また、お金の意味が分からない赤ちゃんには、現金よりも絵本やおもちゃをあげる方が相手の親にも喜ばれるかもしれません。

小学生

お小遣いをもらい始めたり、欲しいものが出てきたりして、お金に対する興味関心が高まる年頃です。小学生のお年玉の相場は、学年で変わります。

低学年はまだお金を上手に使えないので、未就学児より少し多めの1000~2000円くらいがちょうどよい金額。3年生以降は自分が欲しいものがはっきりしてきて、「お年玉でゲームソフトを買おう」などと具体的な使い途を決められることも多いと考えられます。学年にもよりますが、3000~5000円程度のまとまった金額を渡すのが一般的です。小学生同士の兄弟姉妹がいる場合は、不公平感が出ないように注意が必要です。

金額の差が大きいと下の子が不満を感じますし、同じ金額では上の子のプライドが傷つく可能性も。年齢×500円や学年×1000円などとお年玉の計算式を決めてあげると、お互いに納得してくれるでしょう。

中学生

中学生は友人と一緒に出かけたりおしゃれに目覚めたりして、自由に使えるお金が欲しくなる年代です。お年玉の相場も5000~1万円と、小学生に比べてぐっと上がります。

渡す側としては負担が大きくなるため、本人との関係や兄弟姉妹とのバランスを考えて金額を調整しましょう。小学生や高校生の兄弟姉妹とは差を付けた方がよいですが、どちらも中学生なら同じ金額でも大丈夫です。

高校生

高校生も中学生と同じく、5000~1万円が一般的な相場とされています。ただし高校生にもなるとお金の使い途がさらに増え、アルバイトを始める子もいます。本人の金銭感覚やお金の使い方に対する親の考え方も、家庭によって差が出てくる時期です。

このため、相場にこだわり過ぎず、渡す側の判断で決めても差し支えないと言えます。1万円以上あげる場合は、現金1万円に5000円の図書カードを添えるなど、渡し方を工夫するのもアリです。

勉強や読書に役立つものなら相手の親も喜んでくれますし、「こんなに頂いては申し訳ない」と気を使わせることも減るはずです。

みんなどうしている?お年玉Q&A

お年玉には他にも悩ましいポイントがいくつかあります。他の人はどうしているのか、気になる傾向を見ていきましょう。

お年玉 相場

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いつまであげればよいの?大学生は?

お年玉を渡す側としては、いつまであげればよいのかがとても気になります。特に大学生は年齢的に大人と呼んでもおかしくないため、あげるかどうかは意見が分かれるところです。

少し古い調査ですが、足利銀行(栃木県)が2010年に自社社員ら400人を対象に実施した調査(回答率92.8%)では、「お年玉をあげたのはどの辺りまで」という質問に対し、「大学生・専門学生まで」との回答が35.1%で最多となっています。

「小学生まで」(20.8%)、「高校生まで」(17.9%)、「中学生まで」(11.5%)と続き、「社会人以上」との回答は14.7%となりました。この調査からは「学生」の間はお年玉の対象と捉え、就職を契機にお年玉をあげるのをやめている傾向が強いことがうかがえます。

参考:「お年玉」に関するアンケート調査結果|足利銀行

いとこや甥・姪など親戚にはあげる?

親戚がたくさんいる人は、どの範囲までお年玉をあげればよいのかも悩みます。甥や姪は実家に帰ったときに会う機会も多く、非常に身近な存在です。自分の兄弟姉妹と話し合い、お互いの子どもにお年玉を渡すのが一般的です。

甥や姪以外の親戚の子どもについては、付き合いの深さで変わります。滅多に合わない「いとこ」や「いとこ」の子どもにまであげる必要はありませんが、お正月に親戚一同が集まる家の場合は、子どもの人数分のお年玉が必要になることもあります。

注意!お年玉NG集

お年玉の渡し方にもマナーがあります。知らずに渡すと相手を不快にさせることもあるので注意しましょう。

お年玉 相場

(C)Shutterstock.com

特に気を付けたいマナーを2つ紹介します。

目上の人の子どもに注意

本来お年玉は、目上の人から目下の人に渡すものです。このため上司や先輩など、目上の人の子どもにお年玉として金銭を渡す行為は失礼にあたる場合があります。

年始の挨拶に伺うときは「お年玉」ではなく「お年賀」と書いた袋に図書カード類などを入れて渡すようにしましょう。子どもが喜びそうなお菓子やおもちゃ、絵本を持参しても大丈夫です。

喪中の場合は言葉を変えて

自分や先方が喪中のときは、どうすればよいのでしょうか。本来は喪中にお年玉をやり取りするべきではありませんが、楽しみにしている子どもをがっかりさせるのもかわいそうです。

喪中の場合はシンプルなポチ袋に「文具代」「図書代」などと書いて渡せば問題ありません。中に入れるお札は通常と同じように、できるだけ新札を用意しましょう。言葉を変えるだけで中身はお年玉と変わらないようにしてあげれば、親も子どもも喜んでくれるはずです。

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写真/Shutterstock.com

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