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2024.11.30

初詣はいつまでに行けばよい?お寺や神社での参拝マナーも解説

初詣はいつまでに済ませば良いのか気になっていませんか?正しい参拝方法が分からない人もいるでしょう。初詣の期間や、お寺と神社それぞれの正しい参拝方法をご紹介します。

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初詣とは?

初詣は新しい年を迎え、その年に初めて神社やお寺を訪れ参拝することです。毎年欠かさず初詣に行っているという人も多いと思いますが、初詣の期間や回数などには、決まりはあるのでしょうか?

神社で手をあわせる人

(C)Shutterstock.com

いつまでが良い?

初詣は1月3日までに行くものというイメージがある人も多いでしょう。実際にこの期間は、人気の初詣スポットはどこも混み合っています。

初詣は神様のところに、前年の感謝を伝えるとともに新年の無事を願掛けに出掛けるのですから、なるべく早くに詣でるに越したことはないでしょう。ですが、何時から何時までという期限は定められていません。

三が日のうちに行けなければ松の内(東日本では1月7日、関西では1月15日が一般的)までを目安にする方も少なくありません。できれば1月中、遅くても節分を迎える頃までに済ませるのが良いとされています。

感染症対策のためにも、小さな子どもや年配の人が一緒だと、混雑は避けたいと思っている人も多いはず。三が日に初詣に行けなかったからといって、ご利益がないわけではないので、あえて三が日を避けて初詣に出かけるのも選択肢の一つです。

何度も参拝しても良い?

短期間に何度も参拝するのは、罰当たりなのではないかと考える人もいるかもしれません。しかし実際には、参拝する回数に特に決まりはありません。何度でも参拝して差し障りはないとされます。

1か所である必要もなく、複数の神社やお寺を参拝することも問題はありません。例えば、家族の健康や繁栄は地元の神社で、受験合格祈願は学業にご利益があるとされる有名な神社で参拝するのも良いでしょう。

また、神社とお寺は異なるものと考え、区別している人もいますが、神社とお寺の両方に参拝するのも構いません。複数のお守りを持つことも問題なく、各家庭や地域によって考え方の違いはありますが、重要なのは感謝の気持ちを持って大切に扱う点にあることは変わりないでしょう。

お賽銭はいくら入れるのが良い?

お賽銭の金額に決まりはありません

賽銭の「賽」は神恩に報いる祭儀という意味があります。「お賽銭」とは祈願成就のお礼として神仏に奉る金銭や、社寺にもうでる際に奉納する金銭を指しますから、自分がふさわしいと思った金額を納めるのが良いでしょう。多くの人は、語呂合わせで縁起の良い金額を納めているようです。

縁起が良いとされている金額

縁起が良いとされている金額をいくつかご紹介します。

・5円=ご縁がありますように
・10円(5円玉2枚)=重ね重ねご縁がありますように 
・20円(5円玉4枚)=よいご縁がありますように
・25円=二重にご縁がありますように
・40円(5円玉8枚)=末広がりにご縁がありますように
・105円=十分にご縁がありますように
・125円=十二分にご縁がありますように
・285円=四方八方からご縁がありますように

穴の開いた5円玉や50円玉は見通しが良いという意味で、縁起が良い硬貨と言われていますが、すべて5円玉や50円玉を使う必要はありません。1万円も「万円」をひっくり返すと「えんまん=円満」と読めることから、縁起が良い金額です。また、21円や31円のように割り切れない数字は夫婦円満や恋愛継続のお願いをする時に適切です。

避けたほうが良い金額

では、避けたほうが良い金額はあるのでしょうか? 代表的なものをご紹介します。
・10円玉=とおえん=縁が遠ざかる 
・500円玉=これ以上大きな硬貨がない=効果がない
・33円=散々な1年になる
・65円=ろくなご縁がない
・75円=何のご縁もない
・85円=やっぱりご縁がない

様々な語呂合わせがありますが、一番大切なのは神様や仏様に対する感謝の気持ちです。語呂の良い金額は、お賽銭にいくら入れるか迷った時のために参考程度に心に留めておくと良いでしょう。

お寺に初詣に行く場合

お寺での初詣のマナーをここできちんと把握しておきましょう。お寺での正しい参拝方法についてご紹介します。

五重塔

(C)Shutterstock.com

初詣、お寺に参拝する人も

初詣は神社で行うものと考えているもいるかもしれませんが、お寺でも可能です。初詣は、一年を無事に過ごせたことに感謝し、新しい一年も無事に過ごせるようにとお願いをするためのものです。お願いをする対象が仏様か神様かという違いだけで、どちらに参拝をしても大丈夫です。

これは古来、日本には「神仏習合」という考え方があり、仏教と神道を融合して考えるという思想に基づいています。かつては神社で読経されていたこともあり、仏教と神道を厳密に区別していなかったのです。

時代により、仏教と神道に優劣を付けて区別する動きが何度かありました。最近では明治時代の神仏分離が大きな動きでした。明治時代からの慣習は現在でも残っていますが、神仏習合の思想は1,000年以上も続く宗教観であり、日本文化に深く浸透しています。

お寺での参拝作法

まず「山門」と呼ばれるお寺の正門で一礼します。お寺に入る際に敷居を踏むのはマナーが悪いとされているため、またいで入ります。また、本堂へと続く参道は仏様が通る道とされているため、左右どちらかの端を歩くのもマナーです。

次に、神社と同じように手水で手を清めます。参道の途中に香閣があれば線香の煙を自分に向けてあおいで体も清めましょう。

本堂の前に来たら一礼をし、おさい銭をなるべく音を立てないように静かに入れます。銅鑼(どら)のような音を鳴らす仏具があれば一度鳴らしましょう。合掌をして感謝や祈願をします。神社での参拝と大きく違うのが、手をたたかず静かに合掌をする点です。くれぐれも間違えないようにしましょう。

お守りの購入やおみくじは、参拝を終えてからにするのもマナーです。お寺を出るときは、一礼を忘れないようにしましょう。

神社に初詣に行く場合

神社での作法はお寺よりも複雑なため、迷う人もいるのではないでしょうか。正しい作法を確認してみましょう。

神社に初詣に行く場合の作法
  1. 鳥居のくぐり方
  2. 正しい参道の歩き方
  3. 手水の作法

赤い大きな鳥居

(C)Shutterstock.com

鳥居のくぐり方

神社を訪れると、まず目に入ってくるのが鳥居です。神社を象徴する物の一つで、形・色・材質などさまざまなタイプを目にしたことがあると思います。いずれのタイプも単なる建築物ではなく、きちんとした意味があります。

鳥居は門の役割があり、私たちの住む一般社会と神様の住む場所の区切りとされています。つまり、鳥居をくぐるということは、神域を訪問するということなのです。そのため、敬意を表して一礼してからくぐるのがマナーになります。忘れがちなのが、帰るときの一礼です。参拝を終え鳥居を出るときも、再度社殿に向かって一礼するようにしましょう。

帽子をかぶっている場合は、帽子を取って一礼するのもマナーです。

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