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【目次】
「人望」とは〝信頼できる人物として、人々から慕い仰がれること〟
人望がある人に憧れたり、うらやましく思ったりしたことはありませんか? 人望のある人とは、どんな特徴があるのでしょうか。臨床心理士・吉田美智子さんに詳しくお話を伺いました。
まずは、「人望」の意味からみていきましょう。小学館が発行する辞書『大辞泉』で調べてみると、〝「人望」とは信頼できる人物として、人々から慕い仰がれること。(小学館刊・大辞泉)〟という意味があるようです。
「周囲の人々からの信頼や評価が人望へと繋がっていきます。似たイメージを持つ〝人徳〟ですが、こちらは『その人に身についている徳』という意味で、誰かに期待されなくても、自分の信念によって正しくあろうとします。つまり人望は周囲の人がいなくては得られないものですね」(吉田さん)。
人望が厚いと、人としても社会的にもその人自信の信頼度が増したり、高評価へと繋がりますよね。ではそんな人望の厚い人になるためにはどうしたらいいのでしょうか。
臨床心理士がアドバイス!「人望の厚い人」になるための3つのステップ
1:気持ちの安定
「人望の厚い人に欠かせないのは、なんといっても裏切りのない安心感・いつでも頼りにできる安定感です。そのためにはまず、自分自身ができるだけ満たされていて、情緒的に安定していることが必要です」(吉田さん)
2:オープンな態度
「人望の厚い人は、自分の気持ちや考えをオープンにしていることが必要です。なぜなら何を考えているかわからない人を信頼したりできないからです。同時に、周囲の人たちに対してもオープンな態度で接することができると、慕われ、頼りにされるのではないでしょうか」(吉田さん)
3:自分のスタイル
「自分らしく、無理なく、自分と他者を大切にすることが、結果として人からの信頼獲得につながります」(吉田さん)
人望は今日明日手に入るものではないので、上の3つのステップを常日頃から意識するといいかもしれません。では読者が実際に出会った、人望の厚い人をみていきましょう。
【質問】あなたの周りに人望の厚い人はいますか?
「はい」…30%
「いいえ」…70%
※アンケートは30~45歳の日本全国の有職既婚女性を対象にDomani編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数110名(未回答含む)。
調査で見えてきた!人望の厚い人の行動パターンと基本性格
人望の厚い人の特徴を、「行動パターン」と「基本性格」に分けて検証していきましょう。
<行動パターン>
親身になってくれる
・なんでも真剣に耳を傾ける (30代・静岡県・子ども1人)
・フットワークが軽く仕事でもプライベートでも人の話を親身に聞く (30代・千葉県・子ども1人)
・自分のことを考えてくれていると感じる (40代・宮城県・子ども2人)