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2021.04.08

【自分がない人】の特徴とは? 克服するための対処法を解説

周りの人の意見に左右されてしまいがちな「自分がない人」。自分に自信がないとその状態に陥りがちですが、どうしたら改善できるのでしょうか。自信がない人の特徴や原因、改善する方法を臨床心理士にうかがいました。

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「自分がない」とはどんな意味?

「自分がある・ないとは、自分の考えや意見があること。それが他人と違っていても、きちんと表明・行動できることではないでしょうか。似た意味で【主体性】という言葉がありますが、こちらは独自の意思を持ち、成功や失敗、運・不運といった環境要因を含めて、自分の人生を納得して引き受けること。【自分がある】と【主体性】は似ていると思いますが、敢えて違いを挙げるなら、自分がある・ない=自分らしく生きられるかどうか。主体性=自分の人生に対して納得して責任を負える態度、という違いになると思います」と臨床心理士・吉田美智子さんは話します。

では「自分がない」と感じている人はどうすればいいのでしょうか。

臨床心理士が伝える、「自分がない」状態から抜け出す方法

まず「自分がない」という状態を改善する方法はあるのでしょうか。

「集団で生活する中で、自分と他の人との気持ち・考えをどの程度、すり合わせるのかというのは悩ましい事だと思います。人のことはあまり気にせず自分のペースで行ける人もいれば、相手の気持ちを優先させようとする人もいます。大半の方は、TPOに合わせて柔軟に振る舞うことができると思いますが、中には『必ず相手を優先しなければいけない』と考える人もいます。【必ず相手を優先】というのが、【自分がない】状態ですよね。

【必ず相手を優先】という考え方は、成長過程のどこかで身近な誰か(例えば、親や祖父母、先生など)から強く教えられたためにそうしているということが多いように思います。【自分がない】状態を克服するには、自分にとって強い影響力を持っていた誰かからの教えを振り返り、『大人になった今は自分なりに柔軟に運用してもいいのだ』と理解し直す必要性があります」(吉田さん)。

では、自分を変えるにはどうしたらいいのでしょうか?

「自分より他者を優先する生き方を変えるには、【自分がある】という自分になったとしても誰からも責められないし、自分もハッピーなのだということを体験することが必要です。

まず試しにやっていただきたいオススメ行動はこの2つです。

・自分が信頼している人との関係性の中で、自分の気持ちや意見を伝えてみる。
・お手本を見つけて、真似をしてみる。

しかし、自分の意見を強く押し出そうと無理をすると、うまくいかなかった時に【自己責任】と感じてしまい、辛くなるので続かなくなります。まずは家族や友人など、失敗したとしても許し合える関係性からスタートしてみてください。ご自身を縛っていた【相手を優先】の状態を手放して、自分を取り戻していってくださいね」(吉田さん)。

では実際に「自分がない」と感じる人はどのくらいいるのか、Domani読者100人にアンケート調査を行いました。

【質問】あなたの周りに「自分がない」と思う人はいる?

「はい」…28.3%
「いいえ」…71.7%

※アンケートは30~45歳の日本全国の有職既婚女性を対象にDomani編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数110名(未回答含む)。


周囲に「自分がない」と感じる人がいると回答した人は、全体の約3割りとなりました。ではどのような言動を見ると「自分がない」と感じるのでしょうか。

エピソードから見る、自分がない人にみられる特徴とは?

実際に「自分がない」と感じたエピソードから、自分がない人の特徴をまとめました。

自分の考えがなく、流されやすい

・人の意見に流されやすく、また楽な方に逃げる癖がついている (40代・栃木県・子ども2人)
・意見が話す相手によってコロコロ変わる (40代・大阪府・子ども2人)
・自分の意見がなく、他人の受け売りの人 (30代・愛知県・子ども1人)

周りに合わせ過ぎる

・周りの意見に合わせてばかり。自分の好みより流行を追った服装ばかりしている人 (30代・神奈川県・子ども2人)
・なんでも人に合わせてしまう人。 (40代・長崎県・子ども1人)

他人任せ

・人に頼りっぱなし、人の真似ばかりする (40代・埼玉県・子ども1人)
・他者へ依存的。人が好きだといったものを真似する (40代・宮崎県・子ども2人)

振り回されがち

・いつも周りの意見や行動に振り回されていて、慌てているように見える (30代・神奈川県・子ども1人)

「なんでもいいよ」と言う

・何か食べたいものある?と聞いても、「なんでもいい」と毎回言う (30代・愛知県・子ども1人)
・優柔不断なのか、どうしたい?と聞いても「なんでもいいよ」と考えようとしない (40代・東京都・子ども1人)

「自分がない」と感じている人は、自分を変えるためにどのような工夫をしているのでしょうか。

【体験談】自分がない性格を克服するためには?

まずは「自己分析」「自分の意思をもつ」ということを意識しているという人が多くみられました。そしてそれができるようになったら、自分の意見や思いを「口に出していく」という実践に移しているようです。思っていることをすべて表現できなくても、YESかNO「最低限の意思表示」を心がけていると言う人も。

なかなか自分から踏み出せない人は主任やリーダーなど役割をもったり、ひとりで行動をし、「自分で判断せざるを得ない環境に身を置く」など、強制的に自分を変えていこうと努力している人もいました。

少しずつ意見を伝えることで「自分がない」状態から抜け出していく

「自分がない」ことで他者に迷惑をかけたり、傷つけたりすることはあまりないかもしれません。それは吉田さんの解説のように相手を優先しているから。「私はこうしたいけど、周りに迷惑かけたくない」「みんなの意見に乗っておいた方が波風が立たなくていい」ということが悪いわけではありませんが、まずは自分なりの意見や主張をもち、それを伝えていくことで、自分に自信をもち少しずつ自分がない状態から抜け出していけたらいいですね。

取材・文/福島孝代

写真/(C)Shutterstock.com

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臨床心理士

吉田美智子

東京・青山のカウンセリングルーム「はこにわサロン東京」主宰。自分らく生きる、働く、子育てするを応援中。オンラインや電話でのご相談も受け付けております。
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