育児でイライラしてしまう
育児では、「スケジュール通りにいかない」「子どもが言うことをきかない」などでイライラを感じる人が多いようです。
ワーママは、何かと時間に追われているもの。例えば、「今出ないと間に合わない」というタイミングで子どもがぐずったときなど、イライラしてしまうことも多いはず。子どもをきつく叱ったり感情的に怒ったりして、後で自己嫌悪に陥ってしまう人もいるでしょう。
育児のイライラで悩んでしまう場合、「イレギュラーは当たり前」と考えて行動することが大切です。「子どもは思い通りにならない」という前提でスケジュールを立てて、予定を詰め込みすぎないようにします。そうすれば、子どもがぐずっても、「まあいいか」と気楽に考えられるようになるでしょう。
家事の負担が多い
夫婦共働きでも、女性側の家事負担が大きいことがほとんどです。家庭での家事負担に悩んでいる場合は、パートナーに相談してみましょう。共働き中の男性は、「自分もそれなりに家事をしている」と考える人が少なくありません。しっかりと話し合いをして、女性の現状を理解してもらうことが大切です。
仕事での悩み事への対処法
仕事での悩み事は、「対人の悩み」「今後のキャリアの悩み」などが多く見られます。
仕事での悩み事にはどのように対処すべきなのでしょうか。
後輩の指導方法が分からない
キャリアを積んでいれば、後輩の指導を任されることもあります。非常に重要な役割ですが、慣れないことに不安を感じ悩んでしまう人も多いようです。
後輩の指導を任されたら、次のことを心掛けましょう。
・経験を交えて説明する
・具体的に褒める、人前でなく裏で注意する
・未来の姿を想像させるようなストーリーと夢をしっかり見せる
経験のない後輩にただやり方や理論を羅列してもうまく伝わりません。そのため、後輩が想像しやすいよう実体験を絡めて教えましょう。褒めたり叱ったりするときは、具体性を持たせるのが大切です。どこが良くて悪かったのかを伝えることで、後輩は自分で考えるようになります。ただ、人前では注意しないようにしましょう。恥をかいたという思いを強く持ったり、反発心を持ったりして、恥ずかしい気持ちに心がフォーカスし、注意したことの本質が伝わりにくくなります。
それだけでなく、現実的かつ本人がしっかりと未来を描けるようなビジョンとストーリーを見せることも大切です。それにより、本人の中でやる気を引き出すことも可能となります。
また、後輩指導をスムーズに行うには、適切なコミュニケーションが不可欠です。後輩が困っているときにすぐ手を差し伸べられるよう、きちんと見守っていてあげましょう。
キャリアに対する不安がある
仕事と家事、育児をこなすワーママは、仕事にのみ集中できるわけではありません。「将来自分のキャリアはどうなるのだろうか」と悩んでしまうことも多いのではないでしょうか。
現状が忙しすぎて将来を考える余裕がなくなっている人は、まず自分の目指すところをイメージしてみましょう。具体的には、子育てとの両立を前提としたキャリアプランや、子育てを終えた後などの中期・長期的な視点で作成してみるのがおすすめです。頭にあることを書き出すと、自分の目標や希望が見えやすくなります。その上で、自分自身の学生時代から今までの経歴を定性だけでなく、定量的にも具体的に書き出します。そして今までの経験から活かせること、足りない部分などを書き出し、どうしたら埋めていけるか、小さなことからで構わないので、その中でできる順序を決めて、具体的プランを出していきます。
家事・育児の負担が大きい女性は、キャリアアップのための行動を制限されがちです。子育てをしながらキャリアを築いている女性は、時間のやりくりや周囲への対応などを工夫しているものです。まずはキャリアプランから、「今できること」を見つけてみましょう。
お金についての悩み事への対処法
お金について悩む人は、「お金がためられない」「将来いくら必要か分からない」などの不安があるようです。
お金についての悩み事への対処法を見ていきましょう。
なかなか節約できない
なかなか節約できないと感じる人は、生活にかかるさまざまな費用を見直してみましょう。
見直したい生活費は、以下の通りです。
・食費
・光熱費
・通信費など
まず、切り詰めやすいのが食費です。「買い物の回数を決める」「1回分の買い物額を決める」などに取り組んでみましょう。不必要にコンビニを利用する、なんとなく買ってしまうものなどはないでしょうか。買い物の回数や金額を決めれば、おのずと買い方が効率的になります。また、「たまたま安売りしていたから」という理由で予定外の買い物をしてしまうことがあります。これは後になって振り返ると、別に買わなくても問題ないものだったということも意外と多いもの。「これを買う」と決めたもの以外は買わないようにしましょう。
また、光熱費や通信費は、現状に合うプランを選択しているかどうか確認してみましょう。例えば電気代なら、契約しているアンペア数が高いと基本料金が高額です。スマホ代も同様で、安いプランに下げられないかチェックしてみましょう。現在キャリアスマホの人は、思い切って格安スマホにするとぐっと安くなるかもしれません。
将来への資産形成について分からない
将来の資産形成に不安がある場合は、ライフプランをシミュレーションしてみましょう。
現在の年収と支出をざっくり計算して、1年間に貯蓄できる金額を出してみてください。そこから子どもの入学や結婚などの資金を引いていけば、必要な費用や手元に残る費用が見えてきます。さまざまなパターンを想定しておけば、もしものときに大きな助けとなるはずです。
「ついつい、使ってしまう」という場合や「余ったら貯金する」という場合は、給与天引きや、給料日に自動的に「定期積金」にして、自動積立を利用するという方法もあります。
また、適切な資産形成のためにはマネーリテラシーを高めておくことも必要です。現在、節税や資産形成の方法はさまざまにあります。自身に合うものを選択するためには、それぞれの仕組みを知っておかなければなりません。その上で、「iDeCo(イデコ)」「つみたてNISA(ニーサ)」などを上手に活用してみてはいかがでしょうか。
また、FP(ファイナンシャルプランナー)に相談するのもおすすめです。中には生命保険を扱えるFPもいます。今のお金の計画だけでなく、万が一のときの保障や、相続対策など税金についても教えてくれ、その対策に保険が有効なこともあるので、ぜひいろいろと有効活用してみてください。
参考:iDeCoの概要 |厚生労働省
参考:つみたてNISAの概要 : 金融庁
心理カウンセラー
吉野麻衣子
「SMART BRIDAL」代表/MBA婚活心理カウンセラー/モデル「MBA(経営学)・心理学・AI・オンライン」を融合させた、科学的根拠(エビデンス)に基づいた、戦略的婚活が可能な結婚相談所を経営。43歳で14歳年下3高男子と再婚。MBAと心理カウンセラーの資格をもち、さまざまな企業で経営側に立って部下を指導した経験と、多くの婚活&キャリア指導の経験を活かし、多くの独身男女の婚活を支援中。
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