忖度の対義語
忖度の対義語としてあげられるのは、「独善」「利己的」「身勝手」などです。
・「独善」 独りよがりで自分だけが正しいと思い、他人には関与しないという意味です。
例文:「彼の独善的な行動には常々うんざりしている」
・「利己的」 相手のことを考えず、自分の利益だけを追求するという意味です。
例文:「君の利己的な考えには賛成できない」
・「身勝手」 自分のことだけを考えて行動するという意味です。
例文:「身勝手なことばかり言っているが、まずは自分の立場をしっかりと極めるべきだ」
これら3つに共通しているのは、自分のことだけという意味で、忖度とは正反対の言葉といえるでしょう。
コミュニケーションにおける忖度の重要性とは?
コミュニケーションをする上で、相手の気持ちを察することは欠かせません。忖度は本来、相手を思いやる気持ちを表す言葉。 つまり忖度はコミュニケーションにおいてなくてはならないものであるはずです。
特にビジネスシーンにおいては相手にどれだけ忖度できるかが重要になるでしょう。
相手の気持ちを推し量ることで人間関係が円滑に
忖度は、相手を思いやる気持ちが表れた言葉です。相手が口にしなくても、こう思っているじゃないかと相手の気持ちを推し量ることは、思いやりともいえるのではないでしょうか。
気を回す、かゆいところに手が届かせることも忖度の一つです。メールならば、行間を読むことも忖度と考えられます。人間関係を円滑にしたいときは、忖度を心がけてみると良いでしょう。
忖度の意味を理解して忖度できる人になろう
「忖度」はネガティブな意味で使われることが増えていますが、本来は、相手の気持ちを推し量るという細やかな心遣いが表れた言葉です。 場面に応じて使えるように、「忖度」という言葉を正しく理解しましょう。円滑なコミュニケーションを図るためにも、場面に応じて忖度できる人を目指したいですね。
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