「本来なら直接お目にかかるべきところ、メールにて失礼いたします」
これはメールで使える「失礼いたします」の一例です。相手の年代や状況によっては、メールで要件を済ますことができる場合でも、メールだと簡素化したマイナスの印象を持たれるかもしれません。
また、実際には相手も直接会うほどでもない(メールでいい)と考えている場合でも、「本来なら直接お目にかかるべきところ、メールにて失礼いたします」という言葉があれば、礼儀がわかっているという印象を保つことができるでしょう。
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「お時間を頂戴しありがとうございました。それでは失礼いたします」
電話を終える際にも「失礼いたします」が使えます。「お時間を頂戴しありがとうございました」など、相手の時間を頂戴したお礼も付け加えると、顔の見えない電話でも感謝の気持ちが伝わるでしょう。
ここで気を付けたいのが、どちらが先に電話を先に切るかということ。基本的に電話はかけたほうが切るのがマナーです。ただし相手が目上の方や取引先の場合には、いくら相手からの電話といえども、相手が先に電話を切るのを待ったほうが無難です。
「本日はありがとうございました。それでは失礼いたします」
面接などで部屋から退出する時に使える「失礼いたします」の一例です。会議室などから退出する時にも同じように使える用法です。
言い換え表現にはどのようなものがある?
「失礼いたします」の言い換え表現も紹介しておきましょう。
「失礼いたします」にはさまざまな意味がありますので、状況によって言い換えられる表現もさまざまです。その場に応じて使い分けましょう。
お邪魔いたします
「お邪魔いたします」は、部屋に入室する場合や、途中から会話に参加する場合などに「失礼いたします」に代わって使えます。
申し訳ありません
会話を中断する時などに、「失礼いたします」と同じように「申し訳ありません」が使えます。
会話の途中に資料を手渡し、「申し訳ありません、こちらの資料をご覧ください」などと使います。