日本語と中国語、同じ漢字でも意味は違うと思っていた方が無難かも
「安心」のように、意味も発音も日本語と同じ言葉もあれば、「走」、「新聞」、「有料」のように意味も発音もまったく異なる、思わず「へぇ!」といってしまいたくなるような言葉がある中国語。
さて、今回の言葉は「告訴 (Gào sù)」。
中国語では日々の会話でも頻繁に使う言葉で、よく聞く一文が「我告訴你 (Wǒ gào sù nǐ)」。「我=私」「你=あなた」というところから察すると「私があなたを訴える!」というような印象を受けますが…違います。
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中国語の「告訴」は「知らせる、告げる、教える」という意味
つまり「我告訴你 (Wǒ gào sù nǐ)」は、直訳すると「(私があなたに) 教えといてあげるね」ということ。これだと少々恩着せがましく聞こえますが、いわゆる英語の「Let me tell you」に近しい表現になるかと思います。
日本語では、「いっておくけど」や「伝えておくと」や「いや、まじで聞いて、あのさ」くらいのカジュアルな言葉だと思っておくといいかと思います。この「我告訴你 (Wǒ gào sù nǐ)」を使いこなせるようになれば、中国語のレベルもかなりのもの。
ちなみに「我告訴你 (Wǒ gào sù nǐ)」の「訴」を入れ忘れると、「我告你 (Wǒ gào nǐ)」と本当に「訴えてやる!」となるので、気をつけましょう (笑)。
中国語メモ:「告訴 (Gào sù)」=知らせる、告げる、教える
そして、避けて通ることのできない奇抜な中国語はまだまだ続きます。
【続】
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美容ライター
有田 千幸
外資系航空会社のCA、建築設計事務所の秘書・広報を経て美容ライターに。ニュージーランド・台湾在住経験がある日・英・中の トリリンガル。環境を意識したシンプルな暮らしを心がけている。プライベートでは一児の母。ワインエキスパート。薬膳コーディネーター。