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「結べるボブ」の基準とは
顔まわりに動きがある長めボブがおすすめ
顔まわりともみあげにレイヤーを入れることで、毛先の動きがポイントとなるロングボブ。ダウンスタイルのときも結んだときも顔まわりのデザインカットが洒落感を出してくれます。ベースは重め、顔まわりはレイヤーで軽めに仕上げるバランスは今っぽさもありつつ、扱いやすいためワーママにもおすすめしたいスタイルです。
失敗しない! 結べるボブをオーダーするときのポイント
ポイント1:「結べる長さにしたい」と伝える
美容院でオーダーするときは「結べる長さはキープしたい」ということをしっかりと伝えましょう。
というのも、首の長さや肩の位置、耳の位置などは人によって異なるため、「肩にギリギリつかないくらいの長さ」のように一般的に結べる長さを鵜呑みにしてオーダーしてしまうと、結果自分にとってそれでは長さが足りず、結べないボブに仕上がってしまう可能性があるからです。
「結べる長さ」をキープすることの優先順位が高いのであれば、その意思はしっかりと美容師さんに伝えておきましょう。
ポイント2:どの位置で髪を結びたいのかを伝える
例えば襟足で結びたい場合と、少し高めの位置で結びたい場合では、必要な髪の長さや毛量が変わると言われています。
高めの位置で結びたいけれど襟足の髪は落ちてもいいのか、襟足までしっかりまとめたいのか。結ぶアレンジを頻繁に楽しみたいのか、自宅にいるときに邪魔になるからざっとまとめられればいいのかによっても変わるかもしれません。
結べるボブにしたいということだけでなく、どの位置でどう結びたいのかも伝えるとイメージの共有がうまくいき、理想に近い仕上がりになるでしょう。
ポイント3:「結べる長さ」以外の要望も伝える
結べる長さにできればあとはどんなボブになってもよいかというと、おそらくそうではないでしょう。せっかく美容院でカットするのなら、結んでいないときもおしゃれな髪型を楽しみたいもの。
例えば、結びたいけれど下ろしたとにきあまり重く見えないようにしたい、結びたいけれど肩に毛先が当たってハネるのはイヤなど、結べること以外にも叶えたい理想がある場合は相談してみるとよいでしょう。
すべてが理想通りにできるかはわかりませんが、どの要望を優先するのか、解決策は何パターンあるのか、美容師さんと相談してベストな答えを出し、イメージをすり合わせていきましょう。
【前髪あり】結べるボブのおすすめヘアスタイル
- 軽め前髪とあご下レングスの王道おしゃれボブ
- くびれ+カールの甘辛ボブ
- さりげない動きのニュアンスボブ
- 遊び心たっぷりのぱっつん前髪×ボブレイヤー
- 大人カジュアルなワンレンロブ
- ゆるさとリッジさが共存するハンサムロブ
軽め前髪とあご下レングスの王道おしゃれボブ
世代を問わず人気の外ハネボブ×前髪のスタイル。
カット
目にかかる長さで少し“ウザい”と感じる長さのウザバングがポイントのボブスタイル。ウザバングはシースルーで軽めに仕上げるのが必須。重めのバングでは、ただただ伸ばしっぱなしのだらしない印象を与えてしまうので要注意です。
スタイリング
肩につくかつかないか、という絶妙な長さのときに起きがちな毛先がまとまらない問題も解決できる外ハネのスタイリングも名案! おしゃれヘアでありながら、伸びかけヘアでもマネできる救済スタイルです。
《スタイリングのコツ》
32mmのカールアイロンで毛先を外ハネにする。乳液タイプのスタイリング剤を馴染ませ、自然なツヤ感を出します。
くびれ+カールの甘辛ボブ
スタイリングはするけれど、ナチュラルさを重視した「ゆるさ」を心がけると、断然今っぽいムードのおしゃれ感やこなれ感を演出できます。ゆる巻きのベースとなるレイヤーカットは、まとまりをよくするために巻くスタイリングをぜひ取り入れて。
カット
全体は鎖骨下で重さを残してカットし、トップと顔周りにレイヤーを入れる。前髪は眉のギリギリ上あたりに設定し、かわいらしい印象の短めバングに。
カラー
明るめのチャコールグレーをセレクト。適度にくすんでいるため巻いた時に透け感が出やすく、柔らかな表情に。
パーマ
細毛や軟毛、直毛の場合はワンカールのパーマをかけておくと、ゆるく巻いたような動きができる。
スタイリング
ノンパーマの場合は、32mmのヘアアイロンでゆるく巻く。ベースはワンカールの外巻きにし、トップの毛束のみ持ち上げて内巻きのワンカールに。少量のオイルを手のひらになじませ、髪の内側から手ぐしを入れながら毛流れを整える。最後に、前髪の毛先を指先でつまみながら質感をプラスして。
さりげない動きのニュアンスボブ
全体に動きをつけるというより、毛先に少し曲線をつけてフォルムを調整したナチュラルなボブ。外ハネと内巻きだけの簡単な巻き方だからこそ、こなれ感が生まれます。こめかみあたりに作ったサイドバングが小顔効果を生み、ひし形のシルエットが骨格を補正。
カット
全体は鎖骨あたりでワンレングスにカット。顔周りと表面にレイヤーを入れ、巻いた時の動きを底上げする。前髪は目の上の長さに設定し、サイドバングを作って流しやすいようにカット。
カラー
やや落ち着いたトーンのグレージュ。しっかりした色味の中に透明感があり、軽やかな仕上がりに。
スタイリング
ハチラインで髪を上下に分け、下の髪は毛先を外ハネのワンカールに。上の髪は内巻きのワンカールにして、バームをなじませつつ形を整える。前髪は軽く流し、束感を出す。
遊び心たっぷりのぱっつん前髪×ボブレイヤー
ぱっつん前髪は隙間を作って軽さを出すこと、裾のカットラインをぼかすことで、品のよさや抜け感のあるかわいらしさを表現できます。前髪の直線と毛先の曲線のコントラストが、ちょうどいいバランスに。
カット
全体は、肩下の長さでやや前上がりのラインにカット。前髪は薄めに作り、眉下でぱつんとカット。トップにレイヤーを入れる。
カラー
7トーンのヌーディベージュのワンカラー。ベタっとせず透け感を狙う色味。
パーマ
毛先をメインに、動きの出るランダムなパーマをかける。
スタイリング
パーマをかけているため、髪を根元だけ乾かし他は半乾きの状態のときにオイルをもみ込んで自然乾燥。ノンパーマの場合は、カールアイロンを使って裾は外巻き、表面は内巻きにしてクシャッとさせてからオイルで束感を作る。
大人カジュアルなワンレンロブ
肩に当たる長さなので乾かすだけで外ハネになる特長を生かし、カジュアルな雰囲気に仕上げます。ハイライトカラーを内側に忍ばせ、ONのシーンでは髪を下ろして落ち着いて見せつつ、OFFではアレンジでハイライト部分をアピールしたりと、二面性を楽しむことができそう!
カット
鎖骨下5cmのワンレングスベース。毛先のラインを残し、表面にレイヤーを入れる。前髪は目の上に設定し、流しやすくサイドにつなげて。
カラー
8レベルのカーキブラウンベースに、インに14レベルのカーキベージュのハイライトをブレンド。サイドを耳にかけたり顔周りを巻いた時、ハーフアップにした時にハイライトがしっかり見える。
パーマ
基本的にはなし。自分で巻くのが苦手な人や時短したい人は、毛先に外ハネのワンカールパーマをかける。
スタイリング
32mmのカールアイロンで毛先全体を外ハネにワンカール。その後、表面の髪だけ内巻きにワンカールし、オイルを手に広げてカールをほぐしながらなじませる。