前髪なしの長めボブスタイル
ストレートヘアのたおやかなワンカールボブ
柔らかで優しい雰囲気が作れるワンカールボブは、コンサバ好きな大人女子にもってこい。巻きすぎると古く見えてしまうので、ゆるくクセづく程度のカールがベスト。ギリギリ肩につく長さがなのでハネにくく、結ぶこともできるため活用度は大。
カット
肩ラインのワンレンボブベース。顔周りと全体にローレイヤーを入れ、ふわっとした動きを底上げ。毛先もまとまりやすくなる。
カラー
9トーンのアッシュ系カラーをセレクト。透明感の出る人気のカラーは、肌を色白に見せてくれる効果も。
パーマ
毛先にワンカールのデジタルパーマをかけておくと、乾かすだけで自然な内巻きが作れる。
スタイリング
パーマをかけていない場合や、もっとしっかりカールをつけたい場合は、ストレートアイロンかカールアイロンで毛先をワンカールの内巻きに。まとまらないようにほぐしてから、少量のミディアムワックスを手のひらにしっかり広げて、毛先から全体になじませていく。
似合う顔型や髪質
頑張りすぎないのが今っぽいナチュラルロブ
こなれ感のある大人のゆるふわオーラが漂うミディアムボブ。張り切りすぎない感じが、今の気分にぴったりです。Aラインシルエットなので、毛量が多い人や広がりやすい人でも作りやすいのが特徴。逆に、髪が細くてボリュームを出したい人にもハマります。
カット
鎖骨下4〜5cmのゆるやかな前上がりボブ。グラデーションカットを施してまとまりをよくし、レイヤーでふわっとした毛流れをアシスト。前髪はリップラインに設定してレイヤーでつなげ、かき上げる。
カラー
9トーンのカーキベージュ。赤みを抑え、透け感のあるカラー。透明感のある肌に見せてくれる効果もあり。
パーマ
基本的にはなし。直毛でピンとしている人、自分で巻くのが苦手な人はゆるくクセづくパーマをかけておくと、スタイリングが楽。
スタイリング
全体を上下で分け、32mmのカールアイロンで下側は外ハネに、上側はミックス巻きに。ソフトなトリートメントワックスを手に広げ、毛先から軽く揉み込む。
似合う顔型や髪質
切りっぱなしですいていないのが特徴の長めボブ
「実は直毛でニュアンスの出にくい髪質。最近はタイトにスタイリングすることも多いです。今のロブは切りっぱなしですいていないのが特徴。前髪ものびて微妙な長さになったので、いちばん扱いやすい状態かも。」(〝Lily’s Handmade〟デザイナー・小林有里さん)
HAIR DATA
量:普通
質感:やわらかい
太さ:細い
こだわりは、月に一度のヘアカラー。「赤みを抑えて、退色しても目立ちにくいマットやグレーなど」にしているのだそう。暗くても透明感のある色で、あか抜け度アップ!
ぺたんこ髪も解消できる外ハネレイヤー
変に広がってしまったり、逆に重みでペタンとしてしまったりと、のばしかけの髪は扱いにくい。そんな時は思い切ってレイヤーを入れ、ふわっとした空気感をまとわせます。長さはちゃんとキープできるから、無理なく結べて安心。顔周りのレイヤーで顔型カバーもできていいことづくめ!
カット
全体は鎖骨下あたりの長さに設定。頬ラインでカットした長め前髪と顔周りをつなげるようにレイヤーを入れ、動きが出るように毛量を調節。
カラー
落ち着いたトーンのウォームブラウンでワンメイク。色もちがよく、ツヤ感もアップ。
パーマ
毛先にワンカールのパーマをかけておくと、動きが出やすい。
スタイリング
アイロンで毛先をワンカールの外巻きにし、表面はリバース&フォワードのランダムなミックス巻きにして動きを出す。ウエット感の出るミルクを1円玉量手に広げ、毛先からもみ込むようになじませて完成。
似合う顔型や髪質
前髪ありの長めボブスタイル
ふんわりパーマのボブスタイル
パーマをかけておくとスタイリングが簡単で、忙しいワーママにはうれしいかぎり!
オーダー方法
長さは鎖骨あたりに。やや前下がりのボブにして、表面に軽くレイヤーを入れます。前髪は目の上で薄めにつくり、流せるようにする。傷みの少ない低温デジタルパーマでパーマをかける。耳下の髪は26mmロッドで平巻き、表面の髪はミックス巻きにして崩れたようなカールに。カラーはアッシュベージュをセレクト。根元から1/3まで5.5トーン、中間部分を7トーン、毛先はベージュを足して少し明るくなるようにしてグラデーションに見せる。
スタイリング
根元がしっかり立ち上がるように、髪を持ち上げながら乾かす。毛先が少し湿っている程度に乾いたら、少量のシアバターを手のひらでなめらかに溶かし、毛先から手を入れて髪を持ち上げながらもみ込む。さらに指先にほんの少しシアバターを取って、前髪を流しながら隙間をつくるようにつまんで仕上げる。
Hair Data
外ハネで開放的に! 大人カジュアルなワンレンロブ
肩に当たる長さなので乾かすだけで外ハネになる特長を生かし、カジュアルな雰囲気に仕上げます。ハイライトカラーを内側に忍ばせ、ONのシーンでは髪を下ろして落ち着いて見せつつ、OFFではアレンジでハイライト部分をアピールしたりと、二面性を楽しむことができそう!
カット
鎖骨下5cmのワンレングスベース。毛先のラインを残し、表面にレイヤーを入れる。前髪は目の上に設定し、流しやすくサイドにつなげて。
カラー
8レベルのカーキブラウンベースに、インに14レベルのカーキベージュのハイライトをブレンド。サイドを耳にかけたり顔周りを巻いた時、ハーフアップにした時にハイライトがしっかり見える。
パーマ
基本的にはなし。自分で巻くのが苦手な人や時短したい人は、毛先に外ハネのワンカールパーマをかける。
スタイリング
32mmのカールアイロンで毛先全体を外ハネにワンカール。その後、表面の髪だけ内巻きにワンカールし、オイルを手に広げてカールをほぐしながらなじませる。
似合う顔型や髪質
ゆるさとリッジさが共存するハンサムロブ
ゆるいけど束っぽさのある毛流れとプツッとした毛先の組み合わせが、粋な雰囲気を演出。清潔感とファッション性をあわせ持ち、おしゃれな大人女性にマッチするスタイル。
カット
肩下の長さで切りそろえたロブに、前下がりのローグラデーションを入れる。レイヤーも前下がりに入れ、顔周りに柔らかさをプラス。前髪は目元ラインで薄めにし、前髪の端(サイドバング)は長めに残してサイドにつなげる。
カラー
9レベルのシナモンベージュ。ほんのりパープルが入っているのでツヤがあり、褪色して黄色っぽくなる人でも色持ちがいい。
パーマ
基本的にはノンパーマ。髪が細い人やつぶれやすい人は、低温デジタルパーマで髪の中間から動きをつけておく。
スタイリング
26mmのカールアイロンで毛先全体をワンカールの外巻きに。表面の髪は、部分的に毛束を取りながらリバース(後ろ向きの縦カール)巻きにしてほぐす。シアバターを手の熱で溶かしながら広げ、髪の内側からかきあげるようになじませて、最後に表面と前髪の毛束をつまんで整える。
似合う顔型や髪質
くびれを生かした外ハネで浮遊感のあるスペードシルエットに
あごラインでくびれさせるレイヤースタイルは、毛先の浮遊感や動きのある毛流れでこなれた雰囲気に。ボブに飽きてしまった人や、ボブがのびてきて重くなっている人におすすめ。前髪は全て下ろさず、おでこにかけながら流すことで柔らかい印象になり、顔の出る面積が小さくなるため小顔効果も期待できます。肩先でハネてしまってもそれを生かしたスタイリングがキマるので、とても簡単。結んだ時には顔周りのレイヤーが後れ毛になり、おしゃれなアクセントになります。
カット
ベースは鎖骨ラインのボブ。ハチ上に前下がりのレイヤーを入れ、どこからみてもキレイなシルエットを作る。重めに残した前髪は目の下に設定し、少し隙間ができるようにカット。
カラー
落ち着いたトーンのアッシュブラウンをセレクト。柔らかさと、光に当たった時の透け感がとてもキレイなカラー。
パーマ
カットラインが重めなので、全体にワンカールのボディパーマをかけておくと扱いやすくなる。
スタイリング
油分の少ないドライワックをほんの少し、手のひらによく広げる。髪の長さや質感によるが、まずはパール粒量のワックスを使うといい。毛先から空気を含ませるようにしながらなじませて、最後に前髪を整える。
似合う顔型や髪質
長めボブのおすすめヘアアレンジ
髪にさりげないカールを!長めボブの巻き方
今っぽいゆるカールが1日中いい感じに見えるスタイリングのやり方
【1】カールキープができるベース剤をなじませる
乾いた髪をいきなり巻くのではなく、熱を味方につけて髪のカールがつきやすくなり長持ちもできるカールキープ剤を全体になじませる。少し湿りを感じる程度につけてから、自然乾燥するかドライヤーを使ってまた完全に乾かす。髪が濡れている状態で高温のアイロンを通すとダメージの原因になるため、必ずキープ剤の水分を飛ばすこと。
【2】カールアイロンで毛先→表面→トップの順に巻く
髪の長さにより、使うカールアイロンの太さを変える。ロングの場合は32mmなど中太のもの、ミディアムやボブの場合は26mmくらいのやや細めのものがおすすめ。表面の髪を分け取っておいて、まずは毛先を外巻きワンカール。巻いたら2〜3秒おいてクセをつけ、そのまま毛先まですべらせて、外す。前髪以外の全部の毛先を巻いておく。この外巻きをしておくと、表面のミックスカールがダレてしまった場合でも全部が崩れることなく、だらしなく見えない。
中間はリバース&フォワードのミックス巻きに
分け取っておいた表面の髪は、顔のすぐ横の毛束は髪の中間部分からアイロンを挟んで後ろ向きに巻くリバース巻きにする。ゆっくりと巻きながらクセをつけて、アイロンを引き抜いて。その後ろの毛束は前向きに巻くフォワード巻きに。これを繰り返してミックス巻きにする。注意点として、顔の両側の横の毛束は必ずリバース巻きにすること。また、髪の中間部分に一番クセがつくように意識すること。そうすると抜け感が出て、古くならない。
トップは太めの毛束を取って後ろ向きに巻く
頭のてっぺんの髪をひとまとめに取り、根元を立ち上げながら後ろ向きに巻いてすぐにアイロンをスルーさせる。トップをふんわりさせて、後頭部にも丸みを出すため。このカールが強いとわざとらしい盛り髪みたいになってしまうので、あくまでもやりすぎないように。
【3】カールをほぐしてから油分の少ないワックスをもみ込む
髪は熱が冷める時にクセづくため、しっかりクセをつけたい場合は巻いた後の熱をそのまま冷ましてからほぐすのがおすすめ。カールは水分や油分でダレるので、スタイリング剤はクレイ系などのマットなワックスを。一気にたっぷりつけるのではなく、小指の先ほどの量を指の間にまでしっかり広げ、毛先の内側→中間の内側→髪の表面の順で下からクシャッと握るようにつけていく。ワックスの量が足りないなと思ったら、ほんの少しずつ足すように。最後はワックスを足さず、その手のまま前髪の毛束をつまむようにつけて完成。もっとしっかりキープしたいときは、髪をほぐしながらキープスプレーを下から吹きつける。1か所につけすぎるとバリバリになるので、つけ方に注意を。
完成!
クールでタイトのひとつ結び
髪にツヤと潤いを与えるしっとり系スタイリング剤を使い、表面をなめらかに整えながらタイトなフォルムにしたひとつ結び。
How to
【1】髪がしっとりするヘアクリームなどを全体になじませる
油分があってのびのいいヘアクリームなどを髪全体によくなじませる。髪が広がる人や、剛毛で扱いにく人には特におすすめ。髪が細くて少ない場合、ヘアクリームをつけすぎるとベタッと見えるため、つける量を調節して。
【2】コームで髪の表面を整えながらタイトに結ぶ
コームを使って根元からとかし、毛流れをタイトに整える。前髪ともみあげの後れ毛を残し、下めの位置でキュッと結ぶ。
完成!
タイトなひとつ結びは一歩間違うと手抜きっぽく見えるけれど、セミウエットな質感やシースルー前髪などでアクセントを足してグンと今っぽく。きちんと見せしたいお仕事シーンにもマッチします。
スカーフシニヨン
洒落見えもかなうヘアアレンジ
How to
①直毛の人は最初に軽く巻いておくといい。巻かなくてももちろん大丈夫だけれど、ヘアクリームやワックスなどをやや多めになじませておき、髪全体をしっとりさせておく。耳前の後れ毛を残し、手ぐしで下位置でひとつ結びに。
②ひとつ結びにした毛束をぐるぐるとねじりながらおだんご状にして、ピンで固定。ピンは、おだんごと地の毛がしっかりつくように、その境目を狙って挿す。長さの足りない髪がおだんごからピンピン出てくることもあるが、結ぶ前につけておいたスタイリング剤のおかげで束感がついてだらしなく見えない。
③スカーフを細長く折り、結び目が前位置になるように頭に巻きつける。耳の上部にほんの少しかかるくらいの位置で巻きつけると、こなれた仕上がりに。結び目は前位置で固結びに。スカーフの端が長く出てしまう場合は、巻きつけたスカーフの下に入れ込んでコンパクトに。
④オイル、ワックス、ヘアクリーム、バームなど、なんでもいいので、束感のでるスタイリング剤をほんの少しだけ指先に取って後れ毛をつまみながらつける。多すぎるとベタっとするので注意。
完成!