ニセコの大自然に囲まれた名旅館「坐忘林」の魅力とは?
ウィンタースポーツなどで賑わうアンヌプリ方面から少し離れたところに位置し、15000坪という広大な敷地に客室わずか15室。ずっと行ってみたかった宿は、期待を超える素晴らしさでした。
今回は、2回(前編・後編)に分けてその魅力をお伝えしたいと思います。1回目は「宿の館内美」、2回目(4月23日公開予定)は「この宿で過ごした朝の時間」についてです。
こんなかわいい飛行機に乗って北海道へ
新千歳空港からレンタカーで、今回の目的地ニセコまで約2時間。支笏湖の横を通る最短ルートで絶景を楽しみながら向かいました。
ニセコは羊蹄山の向こう側
途中、ちょうど中間地点にあるきのこ王国で一休憩。きのこ汁(100円+税)が有名ですが、少しアップグレードしたプレミアムきのこ汁(200〜300円)がおすすめ。贅沢なほどきのこが入っていてダイレクトに美味しさが伝わってきます。きのこを使ったバリエーション豊かなお土産コーナーもあります。
進むにつれて徐々に積雪量は増えていき、ニセコに着く頃には雪の壁のような高さになっていました。
到着
エントランスは開放的でモダンな空間
洗練されたモノトーンの館内はすっきりしていてとても心地いい。館内で使用されている部屋着・作家の方々の器やカトラリーなどはここで購入することができます。
エントランスからの清々しい雪景色
館内の美しさ
この宿は館内のどこを切り取っても美しく、余計な装飾がないので直線美が際立っていました。
バー
一枚板のバーカウンターで羊蹄山を見ながらお酒を愉しめます。バーの奥にリビングルームがあって、夜ご飯のデザートは食事処からこちらに移動していただきます。
ライブラリー
本棚で囲まれた空間。すっきりしているとそわそわして読書に集中できないので、ここは骨董品や照明が点在していて居心地がいい。写真集や小説など幅広いジャンルを取り揃えられています。
エントランスの暖炉
夜の間接照明と暖炉の火
アート
館内はぐるりと一周できる設計になっていて、至る所にアートが点在しています。昭和初期の絵画や宿のクリエイティブに携わった方のアートワークなど多彩。
外観(雪でほぼ見えませんが)
この積雪にびっくりしましたが、真冬はもっとすごいそう。「暖かくなる季節は、緑で覆われてまた全然違った景色になりますよ」と教えて下さいました。なんとも唆る。
コロナが落ち着いたらまた行きたい、そう思わせる大人の宿「坐忘林」なのです。
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