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LIFESTYLE 挨拶・マナー

2021.06.10

「謹んでお詫び申し上げます」正しく使えてる? ビジネスでの使い方もご紹介

 

心からの謝罪を示すときに「謹んでお詫び申し上げます」という表現を用いることができます。どのようなシチュエーションで使うことができるのか、また、ビジネスの場面やメールでの使い方について見ていきましょう。例文もご紹介しますので、ぜひ活用してください。

「謹んでお詫び申し上げます」は謝罪を強調した言葉

心からの謝罪を示すときに「謹んでお詫び申し上げます」という表現を用いることができます。どのようなシチュエーションで使うことができるのか、また、ビジネスの場面やメールでの使い方について見ていきましょう。例文もご紹介しますので、ぜひ活用してください。

んでお詫び申し上げます

「謹んでお詫び申し上げます」という表現は、「お詫び申し上げます」という謝罪の言葉を「謹んで」という言葉で強調した表現です。「謹んで」という言葉は相手を畏れ敬うという意味の「謹む」に、接続助詞の「て」がついた表現で、文章の前に添えることで表現全体に相手への尊敬の気持ちを示すことができます。

■「慎んで」ではないので注意

「つつしむ」という言葉には、「謹む」以外にも「慎む」の漢字を当てることができます。しかし、「慎む」という言葉には「出過ぎたことをしないように言葉や行動を控える」という意味があるため、謝罪する際に付け加える言葉としては不適切です。文章として書くときには「謹んでお詫び申し上げます」と正しい漢字を用いるようにしてください。

■目上の人相手やビジネスでも使える

「謹んで」は「相手を畏れ敬う気持ちを持って」という意味です。また、「お詫び」は「詫び」という言葉に丁寧なニュアンスをプラスする接頭語の「お」をつけたもの。また、「申し上げます」は「言う」という言葉の謙譲語である「申し上げる」をさらに丁寧にしています。

そのため、これらすべてをつなげる「謹んでお詫び申し上げます」は相手を畏れ敬いつつ自分を低め、悪かったという気持ちを表現している言葉です。非常に丁寧かつ尊敬の意が込められている表現のため、相手が目上の人や取引先の人であっても、申し訳ないことをしたときには「謹んでお詫び申し上げます」という表現を用いることができます。

「謹んでお詫び申し上げます」と類似する表現

相手を敬いつつ謝罪の気持ちを表現する際には「謹んでお詫び申し上げます」は適した表現です。しかし、いつでも「謹んでお詫び申し上げます」と言っていると、表現自体が軽々しい印象になり、口先だけで謝っているかのような印象を与えかねません。また、語彙が少ないと受け取られる恐れもあるため、いくつか類似する表現を覚えておくようにしましょう。相手を尊敬しつつ謝罪する際に使える表現と例文を5つご紹介します。

んでお詫び申し上げます

■深くお詫び申し上げます

シンプルに謝るならば「深くお詫び申し上げます」が適しています。「深く」は「謹んで」とは異なり相手を尊敬する意味はありませんが、お詫びする気持ちの深さを表現できるため、「本当に申し訳ないことをした」という気持ちをストレートに示せるでしょう。

・今回は不手際のため、ご迷惑をおかけしました。深くお詫び申し上げます。
・深くお詫び申し上げます。ご容赦くださいませ。

■心よりお詫び申し上げます

心の底から謝罪したいというニュアンスを伝えたいときは「心よりお詫び申し上げます」という表現が適しているでしょう。心を痛めるほど申し訳ないと思っていることを伝えることができます。文章ではなく話し言葉として使用する場合には、口先だけで謝っているのではないことが分かるように神妙な表情や行動をすることも大切です。

・ご期待に沿えず申し訳ございません。心よりお詫び申し上げます。
・納期に遅れ、ご迷惑をおかけしました。心よりお詫び申し上げます。

■重ねてお詫び申し上げます

一度だけの謝罪では足りないと感じるときは、「重ねてお詫び申し上げます」という表現が適しているでしょう。ただし、すでに謝罪をしてその上に謝罪を重ねるという意味のため、「重ねてお詫び申し上げます」というよりも前に、「申し訳ありませんでした」「申し訳なく存じます」などの謝りの言葉を伝えておく必要があります。例えば以下のように使うことができるでしょう。

・昨日はご迷惑をおかけしました。このようなことが二度と起こらないようチェック体制を強化します。重ねてお詫び申し上げます。
・せっかくご購入いただいたのにご期待に沿えず、情けなく、また、申し訳ない気持ちでいっぱいです。なぜこんなことが起こったのか原因究明に努めつつ、重ねてお詫び申し上げます。

■大変申し訳ございませんでした

深い謝罪の言葉として「大変申し訳ございませんでした」は、頻繁に用いられる表現です。相手に対して済まなく思う気持ちを示す「申し訳ない」に「ございませんでした」と丁寧な表現を付け加えます。

・この度は大変申し訳ございませんでした。
・大変申し訳ございませんでした。以後気を付けます。

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