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イヤホンが汚れる原因
通勤途中に音楽を聴いたり、仕事の休憩時間に動画を見たりと、イヤホンを毎日のように使っている人もいるのではないでしょうか?
毎日使っていればイヤホンは当然汚れます。その汚れはダニや病気の温床になって、持ち主であるあなたに害をなすかもしれません。
そうならない対策を知るためにも、まずはイヤホンはどうして汚れるのか、汚れの原因を知るところから始めてみましょう。
耳垢や手垢
イヤホンにずっと接している耳垢や触れたときに付く手垢は、イヤホンの汚れの原因になります。
とはいっても、垢自体はそれほどの問題ではありません。問題となるのは、垢を栄養として育つカビ・バクテリア・雑菌などです。
こうした不衛生な状態のまま放置しておくと病原菌やばい菌の温床となり、 外耳炎などの病気やダニの発生、吹き出物や肌荒れの原因となります。
ゴミやほこり
イヤホンを使っているとき以外にも汚れが付着する可能性があります。
持ち歩く際にカバンやポケットに入れているとき、ほこりやチリがイヤホンに付着することがあるのです。こうした汚れは少しずつたまっていけば雑菌などの繁殖を招き、不衛生になります。
また、小さなゴミやほこりは、イヤホンの故障や音質低下の原因になるので、注意が必要です。
イヤホンの掃除方法
ここからは、イヤホンの掃除方法について具体的に説明します。イヤホンのタイプごとに、 掃除方法を見ていきましょう。
カナル型イヤホン
カナル型のイヤホンとは、耳栓型のイヤーピースを耳の中に入れて着用するものです。外れにくく音漏れも少ない、立体的な音響が楽しめるといった特徴があります。
カナル型イヤホンの清掃方法ですが、まずはイヤーピース(耳に入れる耳栓型のパーツ)を取り外します。一般的に、カナル型イヤホンはこのイヤーピースが着脱可能です。
イヤーピースとイヤホン本体の部分をそれぞれ、除菌シートなどでキレイに拭きます。細かいくぼみなどは、歯間ブラシを使うとよいでしょう。傷つけないよう丁寧に洗います。
また、シリコン製のイヤーピースであれば、水洗い可能な場合がほとんどです。このとき、水滴が残らないように裏返すなどしてまんべんなく乾かすのがポイントです。
インナーイヤー型イヤホン
インナーイヤー型イヤホンとは、イヤホンのパーツを耳の穴のふちに引っ掛けて装着するタイプのものです。
臨場感と空間を表現できる点や、外部の音が聞こえるために防犯や事故の予防につながる特徴があります。反面、音漏れをしたり外れやすかったりするのが難点です。
インナーイヤー型イヤホンはパーツを外すことができません。そこで、細めの歯ブラシなどを使って、まずは表面の汚れを落とします。隅々までブラッシングしていきましょう。
終わったら、除菌シートなどで丁寧に拭きます。このとき、スポンジカバーも交換することで清潔さを保てます。
ワイヤレスイヤホン
ワイヤレスイヤホンもパーツの着脱ができないため、掃除方法はインナーイヤー型のイヤホンと同じです。
歯ブラシや綿棒を使って、傷つけないように優しく表面部分を丹念に掃除しましょう。終わったら 除菌シートなどで汚れを拭き取ります。
ワイヤレスイヤホンは、充電ケースにも汚れがたまっている可能性が高いので、こちらも一緒に掃除しましょう。まず、綿棒でケース内の汚れを拭き取ります。このとき、無水エタノールを綿棒に染み込ませてから掃除するのがおすすめです。
最後に、水分が残っているとカビや雑菌が繁殖するため、しっかり乾かすか、乾いた綿棒などで水分を拭き取ります。
イヤホンの汚れを防ぐ方法
掃除方法も重要ですが、普段から汚さないように保管しておくことも重要です。汚れを防ぐ方法についても知っておきましょう。
使用しないときはケースに入れる
イヤホンが汚れる主な原因として、カバンやポケットの中に無造作に入れておくということが挙げられます。
こうした問題を防ぐために、普段からイヤホンをイヤホンケースに入れて持ち歩く習慣を付けておきましょう。このとき、ケースが汚れているとイヤホンの汚れにつながってしまいます。ケースもこまめに掃除することがポイントです。
耳垢ガードや耳垢フィルターを利用する
インナーイヤー型やワイヤレスのイヤホンは、奥まで汚れが入り込んでしまうと素人が掃除することは難しく、業者に頼むことになってしまいます。
そうならないためには、あらかじめ耳垢の侵入を防ぐことが大切です。市販されている耳垢ガードなどのアイテムを、イヤホンに装着して使うと汚れ対策になります。
また、フィルター用シールも、簡単に貼り付けられて値段も安価なのでおすすめです。
長時間の使用は避ける
イヤホンを長時間使用すると汗で内側が湿ってしまい、カビや雑菌が発生しやすくなる環境ができてしまいます。イヤホンがくたびれてしまったり、熱を持ってしまったりして故障の原因にも。
また、耳に負担をかけやすいのも問題です。家などで音楽を長時間聴く場合は、ヘッドフォンを使う、定期的に休憩時間を作るといったことも取り入れましょう。
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