話が長い人に共通する3つの心理
話が長いと言われる人には、共通するいくつかの心理があります。
会話をしていて「話が長いな」と感じるとき、相手はこれから紹介するいずれかの心理状態である可能性が高いです。話が長い人とうまく付き合うために、まずは話が長くなってしまう理由を理解しておきましょう。
自分をよく見せたい
自分をよく見せようとする心理が働き、つい話が長くなることがあります。「他人に認められたい」という意識が強い人や、承認欲求が強い人にありがちな傾向です。いい印象を与えたいという気持ちから、自分の話が多くなったり、自慢話でマウントを取ったりすることも。相手に評価されていると感じると、優越感によってさらに話が止まらなくなるケースもあります。
自分の話し方に自信がない
自分の話し方に自信がもてず、不安な気持ちが影響して話が長くなる人もいます。とくに、下調べが不十分な内容を話すときや、トラブルについて説明するときに起きやすい傾向です。これは、「相手にきちんと伝えられているか」「自分の説明に問題はないか」といった部分が気になり、不要な情報を詰め込みすぎてしまうことが原因です。たとえ本題から逸れた内容であっても、「伝えなければ」という意識が強すぎるあまり、ありとあらゆることを話そうとします。
起こった出来事を全て話したい
起こった出来事を全て話そうとするのも、話が長い人によくある心理です。要点にたどり着くまでに時間がかかり、つい回りくどい話し方をしてしまうケースです。例えば、電車の遅延によって遅刻し、遅れた理由を伝える場面を想像してみてください。「電車が遅延した」と言えば、ひと言で簡潔に説明できるでしょう。しかし話が長い人は、「起きてから〇〇をして、〇〇したから遅刻した」と、遅刻に至るまでに起こった出来事を事細かに話してしまいがちです。
話が長い人の特徴4つ
話が長いといわれる人の主な特徴を紹介します。いずれかに当てはまる場合には、高確率で会話が長引く傾向があります。
話が長い人と円滑にやりとりするためには、特徴を理解しておくことが大切です。周囲にいる人を思い浮かべながら、話が長い人の特徴を確認してみましょう。
緊張すると頭が真っ白になる
話が長いといわれる人は、緊張すると頭が真っ白になりがちです。緊張によって考えていたことが吹っ飛び、自分が何を話しているのかわからなくなる傾向があります。特に、会議やプレゼンなどで自分の意見を発表する際は、大勢の人に注目されるため緊張状態に陥りやすいでしょう。事前に資料を準備していても、自分の発言に頭が追いつかず、無意識のうちに話が長引くことがあります。
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内容がまとまっていないまま話す
内容がまとまっていない状態で話すことも、話が長い人に多い特徴です。何を話すか整理できておらず、結論を探りながら会話するため、おのずと話が長くなってしまいます。要点を伝えるのが苦手で、「結局何が言いたいの?」と聞き手を混乱させてしまうことも。あるいは伝えたいことは明確にあるのに、うまく言語化できないまま話してしまうケースもあります。
聞き手への配慮が欠けている
話が長い人に共通する特徴として、聞き手に対する配慮の欠如が挙げられます。相手が理解できるかどうかよりも、話すことによって自分がどう思われるかを優先してしまい、説明が過剰になりがちです。また、話すことに夢中で相手への返答が雑になったり、一方的に話し続けたりすることも。相手の気持ちを考えないことから、「空気が読めない」「会話のキャッチボールができない」と言われることが多いです。
言い訳を並べる
話す際に言い訳をたくさん並べるのも、話が長い人によくある特徴です。望まない結果について報告する場面において、「自分の責任ではない」と主張しようとするあまり、言い訳がましくなる傾向があります。例えば、「〇〇が原因で〜」「自分は頑張ったのですが」など、結論を避ける発言が多くなりがちです。話がどんどん逸れてしまい、結果として話が長引くことがあります。
話が長い人の話を切り上げる3つのコツ
話が長い人と簡潔にコミュニケーションを取るためには、話を切り上げるコツを押さえておくことが肝要です。上手な話の切り上げ方を紹介します。
相手の話が長いからといって、あからさまに冷たい態度で接するわけにはいきません。角を立てずに対処できるように、3つのコツを学んでおきましょう。