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2021.09.30

定期検診は何歳から?断乳後はいつからOK?アラサー&アラフォー女性が知っておきたい【乳がんの基礎知識】

 

Domani世代が気になる「乳がん検診」のこと。弊誌読者集団であるDomanistの女性医師・杉山迪子さんから学んだ乳がんの基礎知識について、Domaniオンラインサロンのイベント模様も交えてご紹介!

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定期検診の頻度や検査方法など、30〜40代女性が知っておきたい乳がん検診のこと

Domaniオンラインサロンで6月から月イチで実施している、Domanistであり現役医師・杉山迪子さんを講師に迎え、乳がんについて学ぶ「今、知っておきたい乳がんのこと」。

先日お届けした乳がんの基礎知識に続き、第2回目では「乳がん検診」についてレクチャーしてもらいました。産後はいつから検診に行ける?定期検診はどのくらいの頻度で行くべき?オンラインサロンのコミュニティマネージャーを務める村井が、イベントで学んだ検診の大切さについてお届けします。

40歳になったら定期的に検診へ

みなさん、「ブレストアウェアネス」という言葉を知っていますか?これは、乳房を意識する生活習慣のことで、ぜひ身につけて頂きたい習慣。セルフチェックをしたり乳房の変化を積極的に知ろうとすること、変化を感じたらすぐに医療機関を受診するなど、日頃から自分の乳房の状態に関心を持ち、意識して生活することを言います。40歳以降、定期的に乳がん検診を受診することもブレストアウェアネスのひとつ。まずは「関心を持つ」ことが予防や早期発見には必要です。

セルフチェックをすべきタイミングはいつ?

日頃からできる予防策としてセルフチェックがありますが、実は適したタイミングがあります。乳房の状態は月経周期によって変化するため、一番柔らかくなる月経終了後1週間から10日あたりが触りやすく、ベストな時期。このタイミングで定期的にチェックすることをおすすめします。閉経している場合は、覚えやすい日を選んで毎月行うことが大事。

セルフチェックでは判断がつかないことも。定期的な検診が何より大切

日常的に乳房の状態をチェックすることも大切ですが、触って認識できない小さいサイズの乳がんもあるとのこと。ミリ単位ほどの小さな乳がんを手で探すことは不可能です。症状がなくても定期的に検診を受けることが早期発見には何より大切。症状がある場合も自分で判断しようとせず、迷ったら受診!を心がけましょう。

どの検診でもOK!まずは定期検診を習慣に

国際的にみると日本は乳がん検診の受診率が低く、アメリカと比較すると約半数ほど。乳がん検診の受診率を上げることは、今の日本の課題でもあるそうです。

乳がん検診をざっくり分類すると、住民検診、職域検診、個人検診の3種類。住民検診は対策型検診、職域検診、個人検診は任意型検診ともいいます。住民検診は各自治体が実施しているもので、40歳以上を対象とし、2年に1回マンモグラフィを受ける、というのがほとんど。無料もしくは低価格で受診できます。職域検診は健康保険組合または事業所(会社)で行っているもの。費用も一部補助してくれます。個人受診はいわゆる人間ドック。全額自己負担ですが、施設や検診内容などを自分で選ぶことができます。

検査方法はマンモグラフィと超音波の2種類

一般的な乳房の検査方法は2種類。マンモグラフィは経験済みの女性も多いと思いますが、乳房を2枚の板に挟んで圧迫し、乳房のX線撮影を行う検査です。現在の乳がん検診の画像診断はマンモグラフィが基本。検査時間は10~15分程度です。

超音波検査は乳腺用の超音波診断装置を使い、超音波を乳房にあててはね返ってきた反射波であるエコーを画像化したものです。こちらも検査時間は10~15分程度。

30〜40代女性が受けるべき検査の種類と定期検診の頻度は?

30代から乳がんに罹る人が増え始め、ピークは40~60代。そのため日本では40歳以上の女性に対して、2年に1度マンモグラフィを行うことが推奨されています。

30代は、40代以上ほど乳がんの頻度が高くないこと、乳腺組織が発達していてマンモグラフィでの判断が難しい「高濃度乳腺」という所見が多い年代であることから、超音波検査を選択することが多いそう。ただし、家族歴がある場合などはマンモグラフィを追加する必要もあるそうで、自分がどの検査が適しているかについては医師に相談することをおすすめします。

マンモグラフィが痛い…問題。その痛みには理由があった!

マンモグラフィでかなり痛い思いをした、という経験がある方、いませんか?もう、検査したくない!と思ったことがある方、実はその痛みには理由が…。

マンモグラフィでは、乳房を圧迫すると乳腺組織の重なりを減らすことができ、病変を発見しやすくなります。つまり身体にとって悪い痛みではなく、正しい判断するためにも必要な痛みというわけです。また、乳房を圧迫して薄くすることによって被ばく量を減らすこともできます。これは知らなかった!理由がわかっていればがんばれるかも!?しれないですよね。

授乳中はOK?断乳後はいつから検査できる?

授乳中は母乳をつくる乳腺組織が発達した状態。この状態でマンモグラフィ検査を行うと、さきほど説明した「高濃度乳腺」という状態で、判断が困難に。マンモグラフィを受ける場合は、断乳6ヶ月後を目安にするといいそうです。超音波検査の方が判断がしやすいそうですが、通常より精度が落ちる可能性も。とはいえ、授乳期に見つかる乳がんもあるので、気になる症状があったら早めに受診しましょう!

Domaniオンラインサロンはあらゆる「学び」ができる女性限定のコミュニティ

アラフォー女性が身につけておきたい「乳がん」について学ぶなど、さまざまなことをレクチャーしているDomaniオンラインサロン。忙しい毎日を過ごしながらも、もう少しだけ自分の時間を無理なく楽しめたら…。そんな大人女性が様々なことを楽しめる〝居場所〟です。

何か新しいことをスタートしたい、クリエイティブを勉強したい、もっとファッションを楽しみたい、友だちが欲しい、とにかくDomaniの世界観が好き!などなど、新たな第一歩を踏み出したい女性やDomani好きに全力おすすめできるコミュニティ。興味のある方は、ぜひDomaniオンラインサロンを覗いてみてくださいね。

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Domanist

杉山迪子

乳腺外科医、病理医として働く女性医師。現在は乳腺専門クリニック「マンマリアツキジ」でドクターを務める。1児(女児)の母。仕事と育児はもちろん、ファッション、人柄もバランス感覚を大切にしている。趣味は娘と旅行に行くこと。おいしい肉と日本酒が大好き。
IG:https://www.instagram.com/michiko_612/

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