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2022.12.19

「参与」ってどんな意味? 使い方や役職における位置づけを併せてご紹介

■参与と間違えやすい役職

参与と間違いやすい役職には「参事」と「顧問」の2種類があり、以下のように区別にされるのが一般的です。

・参事:参与と同様で、会社の業務管理を行う。仕事内容は同じであるものの、参与の下に位置づけられるのが一般的。

・顧問:社外の専門家が任命され、経営に関するアドバイスを行う。一般的には弁護士や会計士などの資格を持った人が選出される。

 

つまり、参与と参事の違いは序列です。そして顧問とは社内の人材が選ばれるのではなく、社外から専門家が選出される点が異なります。

公務員の参与は非常勤公務員を指す

公務員の参与とは一般的な会社員とは異なり、非常勤公務員を指します。専門性の高い人が選ばれ、高い知識を持って助言や進言を行うのが役割です。

男女3人が幾何学模様を持ち寄っている様子のイラスト

国家公務員の場合は一般的な序列の中に参与は位置づけられておらず、上級階級になれば参与という肩書が与えられます。地方公務員は、自治体によっては参与という役職がありません。ここからは、公務員における参与について解説します。

■国家公務員の場合

国家公務員とは、外務省や文部科学省といった各省庁やその関連機関で働いている公務員のことです。国家公務員の場合は、事務次官や本部長といった上級役職に就いた場合にのみ、参与という肩書を与えられる可能性があります。

国家公務員の場合は非常勤公務員として扱われ、専門性の高い人が就く役職のことを指すのが一般的です。「内閣参与」や「顧問参与」などと呼ばれています。

■地方公務員の場合

地方公務員においても、非常勤公務員として扱われることが一般的です。しかし人事権を持っていないことも多く、自治体によっては参与という役職はありません。

例えば東京都においての参与には、都政の課題について専門的な立場から知事に助言や進言を行う役割があります。選任方法は、都政について高い知見を持つ人の中から知事が選びます。

参与の意味や使い方を覚えよう

男女3人が歯車をそれぞれ運んでいる様子のイラスト

参与とは事業や計画などにかかわることという意味で、動詞として使われることが一般的です。動詞として活用する参与には、関与や参画といった類義語があるため、併せて覚えておきましょう。

また会社員や公務員といった組織内では、役職名としても利用されます。組織によって使い方が異なるため、意味や位置づけを理解することが大切です。

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