気持ちを書き出し自分自身と向き合う
2つ目の対処法は、自分の気持ちを書き出すことです。気持ちの書き出しは、自分自身と向き合うことにつながります。嫌なことが重なった場合などは、何が辛いのかさえわからず、自分を見失いがち。自分を理解するためにも、書き出すことを試してみてください。
「どうして辛いと感じるのか」「自分は何が嫌なのか」「今、優先すべきことは」「自分が本当にやりたいことは何か」などを自問自答し、思い浮かんだことをそのまま書きましょう。そうすれば、おのずと気持ちが整理され、解決策を見出せるかもしれません。
無理し続けずに諦める
3つ目の対処法は、無理し続けるのを止め、諦めること。辛いと思っているのに、無理をしてそのまま過ごすのは、自分に大きな負荷をかけることになります。ストレスもたまる一方でしょう。「自分は大丈夫」と思うのを止め、「今、自分は辛いんだ」と認めましょう。
辛い状況にいるときは、自分のことを第一に考えることが重要です。周りに迷惑をかけないようにするのも大切ですが、自分がつぶれてしまっては本末転倒ですよね。「今日の自分はダメだ」「辛い」と感じたら、しっかり休むなどして、自分を大切にしましょう。
辛いときにやってはいけない3つのこと
ただでさえ辛いのに、余計に負荷をかけるようなことをしていませんか? 辛いと感じたら、次のことをするのはNG。意識して避けるようにしてください。
自分を責める
辛いときにやってはいけない1つ目のことは、必要以上に自分を責めてしまうことです。人は、精神的に余裕がない辛いときほど、自分を責めてしまいがち。
自分を責めると、よりネガティブな状態になるだけです。そんなことをしてしまうよりも、自分を励ます、心身を休ませる方が有効だと考え、そちらに意識を向けましょう。
「大した失敗じゃないよ」「あなたなら大丈夫」「ゆっくり休んでまた笑顔になってね」など、思いつく言葉を自分にかけてあげましょう。これらの言葉を口に出し、自分に言い聞かせてみてください。きっと、心身の緊張が和らぎますよ。
八つ当たりをする
辛いときにやってはいけない2つ目のことは、周りの人たちに八つ当たりをしてしまうことです。心に余裕がなく辛いときは、他人が敵のように感じてしまうことがあります。しかし、そんなことをしては人間関係がこじれ、新たなトラブルを背負い込むことになるかもしれません。
辛いとイライラしやすくなりますが、そんなときは「イライラしてしまう」と言葉にするといいですね。その言葉を自分が聞くことで、少し冷静さを取り戻せることがあります。
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自暴自棄になる
辛いときにやってはいけない3つ目のことは、自暴自棄になってしまうこと。八つ当たり同様、自暴自棄になることで、今まで築いてきたものが壊れてしまうかもしれません。
自暴自棄になりやってしまいがちなことの例は、以下のとおりです。
・不倫や浮気をする
・ギャンブルなどにハマる
・暴飲暴食をする
・人付き合いをバッサリとすべて切る
いずれも、いいものは生み出さないことばかり。自分にも周囲の人間にもマイナスです。ストレスが溜まっても自暴自棄にならないよう、注意しましょう。
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最後に
恋人とすれ違ってしまったとき、仕事で大きなミスをしてしまったとき、友達とケンカをしてしまったときなど、辛いと感じる瞬間は誰にでもありますよね。そんなときは、この記事で紹介した対処法をぜひ試してみてください。
自分は大丈夫だと言い聞かせるのではなく、対処に意識を向けましょう。辛いのは、頑張りすぎている証拠かもしれません。自分を責めず、ゆっくりと労るようにして過ごしてくださいね。
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